- 取扱銘柄・商品は200超、ソラナ上で展開
- オンド・ファイナンスと協力し株主権は付与されない
トークン化RWA市場をローンチ
暗号資産(仮想通貨)ウォレットプロバイダーのエクソダス・ムーブメント(Exodus Movement、以下エクソダス)は12日、トークン化した株やETF、その他のRWA(現実資産)を売買できる「エクソダス・マーケッツ」をローンチしたことを発表した。
取り扱う銘柄や商品の数は計200超。同社はエクソダス・マーケッツのローンチについて、セルフカストディアル型のウォレットを、1つのアプリで取引や支払い、送金、報酬の獲得、資金の管理ができる総合金融プラットフォームに拡張する上で、最新の取り組みであると説明している。
セルフカストディアルとは
取引所などではなく、自身で秘密鍵を管理してデジタル資産を保有する形式のこと。
エクソダスは2015年に創設された企業で、現在はNYSEアメリカンに上場。ユーザーが自身の資産に関する管理権を維持できるようになることを重要視して、事業を展開している。
関連記事:仮想通貨ウォレットExodus、2025年通期売上高が過去最高も純損失約18億円に転落
仮想通貨ウォレットExodusの2025年通期売上高は前年比5%増の約193億円と過去最高を更新したが、デジタル資産評価損や費用増加が響き、純損失約18億円に転落した。
エクソダス・マーケッツはソラナ(SOL)のブロックチェーン上で展開しており、ローンチはオンド・ファイナンスの協力で実現した。
提供は、一部の市場で条件を満たす顧客に限定されている。対象のユーザーはアプリを最新版にアップデートすることでエクソダス・マーケッツを利用することが可能だ。
なお、エクソダスは、トークン化した資産は元の有価証券と同じではなく、株主権も提供されないと説明した。
発表で、エクソダスのJP・リチャードソンCEOは以下のようにコメントしている。
株式のトークン化は、最新の金融において最重要な発展の1つ。我々の顧客は初めて、仮想通貨に求めるのと同様の直接的な管理権とグローバルなアクセス環境で、トークン化株式を取引・保有できるようになった。
エクソダスは、顧客が信頼や管理権を妥協することなく、保有する全ての資産にアクセスするための入口になりつつある。
また、オンド・ファイナンスを率いるイアン・デ・ボード氏のコメントは以下の通り。
エクソダスは、仮想通貨領域で最大級の規模のセルフカストディアルユーザーを抱えている。同社は数年かけて人々をトークン化金融に導くために信頼を築いてきた。
人々が資金を管理するためにすでに使用しているプロダクトと統合することによって、トークン化市場は拡大していく。
関連記事:シティ、トークン化資産170億ドルから5.5兆ドルへ 2030年試算
シティ・インスティテュートが6月公表のレポートで、トークン化資産市場が2030年にベースケースで5.5兆ドルに達すると試算。DTCCやNYSEなど主要インフラが本格整備に動き出した背景と、ステーブルコイン規制整備が果たす役割を読む。
株式などのRWAをブロックチェーン技術を活用してトークン化する取り組みは最近のトレンドの1つで、規制の整備も進められている。
米金融大手シティのシンクタンク部門シティ・インスティテュートは今月にレポートを公開し、2026年4月時点におけるグローバルなトークン化資産の市場規模はDeFiLlamaのデータに基づき約170億ドル(現レートで約2.7兆円)と推計し、1年前と比べて約3倍に拡大していることなどを報告した。
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