WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

セキュリタイズの債券ファンド、ソラナへ拡張 エセナが400億円出資計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • CLOファンド、ソラナブロックチェーンへ拡張
  • エセナが2.5億ドルの出資計画を表明

STACがソラナへ拡張

リアルワールドアセット(RWA)のトークン化プラットフォームを運営するセキュリタイズは12日、AAA格付けのCLO(ローン担保証券)ファンド「セキュリタイズ・トークナイズドAAA CLOファンド(STAC)」をソラナブロックチェーンに拡張したと発表した。

同時に、DeFi金融インフラを手がけるエセナラボがSTACへの2億5,000万ドル(400億円)の出資計画を明らかにした。

STACはBNYと共同開発したトークン化ファンドで、BNYが原資産のカストディアンを務め、BNYインベストメンツがサブアドバイザーとして参画する。運用戦略はレバレッジを用いない実質運用で、米ドル建てAAA格CLOトランシェへの投資を通じて変動金利型ストラクチャードクレジットへの分散エクスポージャーを提供する。

CLOは世界市場での発行残高が1.3兆ドルを超える固定収益市場の主要セグメントだ。セキュリタイズの資産運用額は2026年4月時点で40億ドル超に達しており、アポロ、ブラックロック、BNY、ハミルトン・レーン、KKR、バンエックなど大手資産運用会社との提携でトークン化ファンドを展開している。

関連記事:セキュリタイズのSPAC合併、米SECが有効認定 NYSE上場へ

RWAトークン化インフラ企業のセキュリタイズが、カンター・フィッツジェラルド系SPACとの合併に向けSECの登録届出書承認を取得。6月29日の株主総会で承認されれば、米NYSE上場を果たす見通しだ。

ジャナス・ヘンダーソン連携

エセナは2026年初頭からUSDe(同社の米ドル建て仮想通貨資産)の準備資産構成の多様化を進めており、今回のSTACへの出資計画もその一環だ。エセナの創業者であるガイ・ヤング氏は公式発表で「機関投資家グレードの信用商品はオンチェーン経済の基盤コンポーネントになり得るという確信から、STACへの出資を決定した」と述べた。

また、エセナは今月9日、資産運用会社のジャナス・ヘンダーソンと提携し、ジャナス・ヘンダーソンがセントリフュージと共同でオンチェーン化したAAA格CLOファンド「JAAA」をUSDe準備資産ポートフォリオに組み入れると発表した。

トークン化インフラにはセントリフュージが採用され、競争入札型のRWAインフラ選定プロセスを経て選定されたという。ジャナス・ヘンダーソンはエセナのガバナンストークンENAを取得し、同社のステーキングUSDe(sUSDe)をキャッシュマネジメントに活用する計画も示している。

USDe担保構成の転換

エセナはもともとデルタニュートラル戦略(ETHやBTCを担保に取り、中央集権型取引所の無期限先物でショートポジションを建てて価格変動をヘッジする仕組み)によってUSDe発行残高を急増させた。

しかし2025年10月の市場下落時にUSDe時価総額が約60%蒸発したことを受け、無期限先物比率を大幅に縮小し、ステーブルコイン準備、DeFiレンディング、CLO、投資適格社債ファンド等をUSDe担保に組み込む方針へ転換した。

ソラナ財団の機関投資家成長担当責任者であるニック・デュコフ氏は「ソラナは機関資本がオンチェーンに移行する際の主要な目的地だ」と述べ、STACのソラナ上での展開を歓迎した。

また、セキュリタイズのカルロス・ドミンゴCEOは「ソラナへの拡張により、世界最大規模の固定収益市場の一つを最もアクティブなブロックチェーンエコシステムの一つに乗せることができる」と評価した。

解説記事:RWA(リアルワールドアセット)とは?【2026年版】仕組みと市場規模を完全解説

RWA(リアルワールドアセット)とは現実資産をブロックチェーンでトークン化する仕組み。2025年市場270億ドル超・前年比223%増。国債・不動産・トレカの仕組みと機関投資家の参入状況をCoinPostが解説。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/13 土曜日
10:20
ビットコインの底打ち価格、基本シナリオは? ギャラクシーデジタル予想
ギャラクシーデジタルが仮想通貨ビットコインの今サイクルにおける底値シナリオを3つ提示した。4年周期は有効だが価格の振れ幅が小さくなっているとも指摘する。
09:45
セキュリタイズの債券ファンド、ソラナへ拡張 エセナが400億円出資計画
現実資産トークン化プラットフォーム、セキュリタイズがAAA格CLOファンド「STAC」をソラナへ拡張。エセナラボは2億5,000万ドルの出資計画を発表し、ソラナ上で最大規模のトークン化ストラクチャードクレジット案件となる。
07:50
エクソダス、ソラナ上でトークン化RWA市場をローンチ
仮想通貨ウォレットのエクソダスは、トークン化した株やETF、RWAを売買できるエクソダス・マーケッツをソラナ上でローンチ。取り扱う銘柄や商品の数は計200超である。
07:30
ゲンスラー前委員長が予測市場カルシ提訴でオハイオ州支持、スポーツ賭博はCFTC管轄外と主張
ゲンスラー前SEC・CFTC委員長が6月11日、予測市場プラットフォームのカルシを相手取ったオハイオ州側の主張を支持する法廷意見書を控訴裁判所に提出した。ドッド・フランク法はスポーツ賭博を米CFTC管轄とする根拠を与えておらず、各州の規制が有効と訴えている。
06:55
米クラリティー法案のボトルネックである『倫理条項』、暫定合意が白紙に 再協議へ
米クラリティー法案の本会議採決に向けた倫理条項交渉が11日の超党派会合で暗礁に乗り上げた。共和党が暫定合意の主要条件を撤回し民主党が反発。ホワイトハウスは7月4日成立の目標を依然として維持。
06:25
需要殺到でスペースXのIPO申込金を返金、バイナンス等仮想通貨取引所3社
バイナンス、バイビット、ビットゲットウォレットの3社が、スペースXのトークン化IPO申込金を全額返金。xStocksが裏付け株式を確保できず、割当がゼロとなった。SPCX現物株は上場後に176ドルまで上昇した。
05:00
米SEC、株式取引保護規定の廃止を提案 DeFiでのトークン化株売買に道筋
米SECが2005年以来の米株式市場構造を規定するルールの廃止を提案した。ギャラクシー・デジタルのリサーチ責任者は、自動マーケットメーカーを用いたトークン化米国株のDeFi取引における最大の構造的障壁が取り除かれる可能性があると考察。
06/12 金曜日
17:58
メタプラネット、Siiibo証券を21億円で買収 証券子会社化へ
メタプラネットが社債プラットフォームのSiiibo証券を21億円で完全子会社化。BTC連動型金融商品の組成・販売を一体運営する「Project Nova」の第一弾M&A。クロージングは7月13日予定。
16:27
ハンガリー、仮想通貨取引の非犯罪化へ EU圧力を受け規制を撤回
この記事のポイント 無認可取引に最大8年の禁固刑を科した2025年規制を全面撤回へ EUがMiCAとの抵触を問題視、違反手続きが政策転換の直接の契機に 規制撤回の発表と背景 ブ…
15:17
仮想通貨の金商法移管、衆院で可決 参院審議へ
仮想通貨の規制を資金決済法から金融商品取引法へ移管する改正法案が6月11日、衆議院本会議で可決。インサイダー取引規制の新設や発行者への情報開示義務、分離課税20%の導入を盛り込む。参院審議を経て成立すれば2027年度の施行を見込む。
14:30
利用禁止の米国ユーザー、国際版ポリマーケット取引高の約3割占める可能性=レポート
予測市場分析会社Crane&Zengは最新レポートで、規制をかいくぐる米国ユーザーのオフショア予測市場利用を初めて定量化した。中でもポリマーケットでは全体の約30%が米国からの利用だった可能性がある。
13:47
セイラー氏「ビットコインを売らないことは個人向け」、会社は必要時に売却と説明
ストラテジー共同創業者マイケル・セイラー氏がBTCプラハで声明。「BTCを売るな」は個人投資家向けのメッセージで、同社が必要時にBTCを売却することは5年間の開示文書で明示済みだと説明。5月の32BTC売却をめぐる議論の背景を読む。
13:45
イーサリアム開発者、プライバシー送金機能の次期アップグレード「ヘゴタ」搭載を提案
仮想通貨イーサリアム開発者レーマン氏がプライバシー送金機能の次期アップグレード「ヘゴタ」組み込みを提案した。利便性の高い匿名送金を実現し、プライバシー強化を目指す。
13:15
韓国大手LG、アービトラム上で独自ブロックチェーンの展開を模索
仮想通貨イーサリアムのL2アービトラムは、韓国大手LGがアービトラム上で試験的に広告ネットワークを開発していることをXで公表。独自ブロックチェーンを開発している模様だ。
11:04
米大手スタートアップ支援YCがクラリティー法支持 「全社が仮想通貨を使う」
米スタートアップ支援のYコンビネーター(YC)が、米クラリティー法の上院本会議通過を強く支持。仮想通貨・ステーブルコイン技術はやがて全企業が活用すると訴えた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧