はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Neowave Academyが日本進出 Web3の潮流を切り拓けるか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本市場での戦略展開

2025年4月16日、CoinW傘下の投資機関であるCoinW Ventureの協賛のもと、Neowave Academy主催による「Tokyo Nexus」が東京・渋谷のランドマーク「CÉ LA VI」にて開催された。

Web3業界のリーダーたちが一堂に会したこのイベントには、日本およびアジア太平洋地域から180名を超えるKOL、プロジェクト創設者、機関投資家、取引所関係者が参加。グローバルな暗号資産市場の動向や日本におけるWeb3規制環境、情報取得のあり方、教育制度などについて、円卓形式で議論が行われた。

登壇者には、Coin Otakuの伊藤健次氏、GUILD代表の小宮滉氏、日本の人気Youtuberしゅん氏、CryptoTimes代表のArata氏、KOL兼ISC創設者のRatte氏、そしてBitcoin OGの杉田祐次郎氏など多様な顔ぶれが揃い、Neowaveの取り組みを後押しした。

本フォーラムは、Neowaveが日本市場での活動を開始する機会となり、Web3エコシステムの長期的構築に向けた議論の場ともなった。

市場トレンドの洞察:より理性的なサイクルと高度な資産配分へ

Neowave Academyが企画した円卓セッションでは、「2025年、仮想通貨市場はどう変化するか?」をテーマに、Coin Otaku主筆の伊藤健次氏、CryptoTimes代表のArata氏、投資家の杉田祐次郎氏らが議論を展開。

彼らは共通して以下の見解を示した:「現在の市場は、高いボラティリティと投機性から、安定した成長と価値の蓄積を目指すフェーズへと移行している。中でも、規制環境の整備と機関投資家の積極的な参入は、変革を加速させる主要な要因である。」

こうした動きは、投資家心理の変化を反映するとともに、今後の戦略設計において重要なインサイトを提供している。

「情報の断片化とノイズの多さ」が市場動向の把握を困難にしている現状において、信頼性ある情報ソースの構築と解釈力が一層求められると登壇者は強調した。

また、Web3初心者が抱える「入りにくさ」という課題についても、Neowave Academyと登壇者は意見を交換し、「機能の紹介にとどまらず、基礎的なロジックの理解とリスク認識の意識を高めることが不可欠」との認識で一致した。

「専門的なディスカッションを、より広範なコミュニティへどう届けるか」という問いに対しても、Neowave Academyは明確な戦略を打ち出している。

イベント当日は、登壇者との記念撮影ウォールや限定バッジなどのコンテンツを設け、来場者とローカルKOLの交流を通じて、SNSを中心に5万件以上の日本国内ユーザーとの接点を実現した。

このような「影響力のある専門家が大衆認知を牽引する」情報発信スタイルは、同社の教育アプローチの一例として紹介された。信頼性の高いインフルエンサーを起点とした情報流通により、より広い潜在ユーザー層への認知形成が可能となった。

東西エコシステムの接続点としての日本市場

多くのプラットフォームが依然として手数料やユーザー数に主眼を置く中、Neowave AcademyはTokyo Nexusを通じて、新たなアプローチを示した。コンテンツの構築と教育体制を中核とし、取引所からWeb3インフラサービスへと進化するビジョンを提示している。

本イベントは、日本市場におけるローカライズの試みであると同時に、アジア太平洋地域全体における事業展開の一環でもある。

今後、Neowave Academyは地域コミュニティ、シンクタンク、開発者との連携を深め、長期的な視点で日本およびアジアにおけるWeb3の進展を支えていくと期待されている。

Neowave Academyについて

Neowave Academyは、NeowaveとCoinWの戦略的パートナーシップによって設立された、グローバル投資家向けのWeb3専門教育機関だ。ファンダメンタル分析、オンチェーンデータの洞察、マクロ経済との連動性に基づいた体系的かつ実践的な学習体系を構築。AIによる先端リサーチメソッドも活用し、投資家の知識向上を目指している。

また、Neowave Academyは有望なプロジェクトの発掘・育成にも注力しており、投資家および起業家と共に成長を目指す。「知識の壁を取り払い、分散型取引の可能性を共有する」という使命のもと、教育プラットフォームを通じて、仮想通貨・Web3・AI分野の投資家に知識を提供し、新たな金融環境での投資判断をサポートしている。

より詳しい情報は、Neowave Academy公式サイトまたはX公式アカウントから確認できる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧