スイスへ事業進出を計画する日本の若手起業家をサポート
スイスと日本のテクノロジーにおける産学連携活動を行う アカデミックシンクタンク SEYMOUR INSTITUTE 株式会社(本社:東京都渋谷区広尾、代表:太田真)は、スイスへ事業進出を計画する日本の若手起業家と、ブロックチェーン技術に取り組むスイスの大学と世界中からブロックチェーン企業が集まるツーク州を訪問しました。金融産業で世界をリードするスイスには、良質な投資家がスタートアップ企業を支え、ブロックチェーン技術を促進する規制環境が整っています。
2022年6月に実施した『スイスWeb3産学旅程2022春』では、スイスの2つの高等教育機関とWeb3事業でスイスに移住した日本人起業家を訪問、そして在日スイス大使館企業誘致局*1のサポートによりツーク州政府事業誘致担当者と面談、ツークでの事業環境と街を案内していただきました。
世界最高峰のホスピタリティ経営学 (2019年世界ランク3位*2)を行うLes Roches大学内にあるイノベーションセンター「SPARK」で、起業家志向の学生たちとWeb3教育ワークショップを実施しました。グローバルで活躍する、あらゆる業界の管理職を養成するレロッシュの卒業生の3割は起業しています。
チューリッヒ大学 (UZH) ブロックチェーンセンターのTessone教授と2年ぶりの再会をしました。今回の産学旅程に参加した若手起業家は、UZHブロックチェーンセンターが開講する3週間のサマースクールプログラム『Deep Dive into Blockchain』*3の2020年の第1期生(当時は学生起業家)です。
ツーク州経済振興担当者と面談しました。担当者にツークに拠点を置く主要なブロックチェーン企業と特徴の説明、事業拠点としてのツークの街を案内していただきました。ブロックチェーン事業での会社設立に関するコンサルテーションを行うCodex Executionとも打ち合わせを行いました。
スイスのツークに拠点を置く、ブロックチェーン・プロトコルを開発するConcordium財団のリサーチャーを訪問しました。同行した起業家チームは、Concordium財団からブロックチェーンを活用した電子投票アプリケーションで開発者助成金*4を獲得しています。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校 (EPFL) のキャンパス内にあるホテル、SWISS TECH HOTELに泊まりました。EPFLはスイス 国内第2位 (第1位はETH) 、世界ランキングでは15位内に入っています。
スイスとフランスにまたがるレマン湖沿にあり、1850年代に民間の研究施設として開校し、60年代に公立化されました。
今回の産学旅程は、チューリッヒを拠点にローザンヌ、クランモンタナ、ルツェルン、ツークを車で約1,000kmを走破しました。鉄道での旅も快適です。
九州より小さいスイスの国ですが、鉄道の長さは九州の約2倍です。路線密度では世界一、定刻運行の正確さも政府機関がタスクフォースチームで検証する努力をしています。
- *1 https://www.s-ge.com/ja/sbh
- *2 https://lesroches.edu/blog/top-ranking-universities-hospitality-2019/
- *3 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000056649.html
- *4 https://www.neweconomy.jp/posts/192940
事業拠点としてのスイス
- スイス大使館外国企業誘致局が提供するハンドブック(日本語)
https://www.s-ge.com/sites/default/files/publication/free/handbook-for-investors-in-japanese-s-ge-ja-2019-03.pdf - クリプトバレー協会が提供するWeb3とフィンテック事業に特化したハンドブック(英語)
https://members.cryptovalley.swiss/news/756725
問い合わせ
- SEYMOUR INSTITUTE スイス+プリビレッジ https://seymour-inst.com/privilege.html
SEYMOUR INSTITUTE(シーモア インスティテュート)株式会社
スイスと日本のテクノロジーにおける産学連携活動、スイス事業進出に関連した機密性の高い活動を行います。
スイスの大学研究グループ、スイスのテクノロジー企業と提携・協力。ブロックチェーンなどの新しい革新的な技術を活用した実証実験、大学でのワークショップの企画・実施。