株式会社セプテーニ・ホールディングス(本社:東京都新宿区 代表取締役:佐藤 光紀 証券コード:4293)の連結子会社で、新規事業の開発を手がける株式会社セプテーニ・インキュベート(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:松田 忠洋、以下「セプテーニ・インキュベート」)のweb3事業部は、web3に特化したマーケティングSaaS「ocean dict.(オーシャンディクト)」のパブリックβ版をローンチいたしました。web3に特化した申し込みフォームである「web3 form」、およびマルチチェーン対応でトランザクションデータ解析が可能な「web3 analytics」の2つの機能を提供いたします。
セプテーニ・インキュベートのweb3事業部では、NFT・BCG・dApps事業者に対しweb3プロジェクトのシステム開発およびマーケティング支援を行っております。
「ocean dict.」は、web3に特化したマーケティングSaaSで、2022年の12月からクローズドα版を提供しており、利用トライアルを継続的に行いながら機能アップデートを行ってまいりました。そしてこの度パブリックβ版として「web3 form」と「web3 analytics」の機能の提供を開始いたしました。
■ ocean dict.が目指すビジョン
web3事業部のocean dict.チームでは、”デジタル公共財のデータ活用を加速させる”をテーマにプロダクト開発を進めております。企業が保有するデータベースではなく、ブロックチェーンに刻まれたトランザクション / 実績与信を基にユーザーが便益を受けられるような社会を目指し、取り組んでいます。
■ web3マーケティングにおける課題
web3マーケティングを行う中で、GiveawayやAirdrop等のトークンを原資として配布する施策においては、マーケティングオペレーション上で複数の課題がありました。
《具体的な課題》
- BOTによる機械的なお申し込みを排除することが難しい、できない
- 申込条件(Twitterでのリツイート・いいね / NFTの保有状況など)を満たしているかの確認に工数がかかる
- 応募者のウォレットアドレス誤入力により、トークンの誤送付等が発生する
- 複数のアカウントから重複して申込んでいるユーザーを見分けられず、結果として限られたユーザーにトークンを配布してしまう
- プロジェクトの利用状況に関するトランザクション履歴の確認に手間がかかる
- フォームを利用せず、ダイレクトメッセージ(DM)でやりとりを行う場合、DMが一般開放されていないなどを理由に応募者に連絡がとれず、トークンを配布できないという問題が生じる
■ ocean dict. web3 formについて
セプテーニ・インキュベートでは、web3マーケティングにおける課題を解決するべく、「ocean dict.」を開発しました。
ocean dict. の「web3 form」は、Giveaway / Airdrop / Allowlistなど、イベントの実施をサポートするための様々な機能を実装するweb3に特化した申し込みフォームです。フォーム入力の自動化や申し込み条件の自動確認をはじめ、プロジェクトの実施者と申し込みをする参加ユーザー双方がそれぞれ少ない工数で利用できる各種機能を構築しています。
《具体的な機能》
- Connect Walletによるweb3 login機能
ウォレットアドレスの誤入力を防止 - フォーム入力の自動化機能
ユーザーが一度ocean dict.に登録すると、アカウント上でユーザー情報を記録でき、その後各種のキャンペーンに申込む際、ログインするだけで必要情報が入力される - 一部申し込み条件の自動達成機能
Twitter上でのアクションが申し込み条件となっているキャンペーンにおいて、ユーザーはワンアクションで達成できる - 申し込み条件(*)の自動確認機能
*Twitterのリツイート / いいね 等のアクション
*プレセール参加のための最低トークンの所有状況
*特定のNFTの保有状況
*Discordチャンネルの参加有無
*特定のDiscordロールの有無 - 当選発表通知機能
サービスサイト上から対象者に当選を通知 - フォームの日本語 / 英語対応
■ ocean dict. web3 analyticsについて
「web3 analytics」は、web3プロジェクトの利用状況をオンチェーンアクティビティから解析できる機能です。従来、ブロックチェーンアナリティクスを行う場合、各プロジェクトのTVL(Total value locked)や取引金額などマクロ視点でデータを参照・解析することが一般的でした。
ocean dict.では、各プロジェクトにおけるホルダーのオンチェーンアクティビティ(トランザクション)をダッシュボードで見ることができ、各プロジェクトの利用状況を解析することが可能です。
このオンチェーン解析を活用することで、各情報を統合したデータドリブンなマーケティングPDCAを実現することができます。
また、web3マーケティングにおいてはプロジェクト同士のコラボレーションが活発に行われていますが、オンチェーン解析結果をもとにより効果的なコラボレーション先となるプロジェクトを選定するなど、様々なマーケティング施策に活用いただけます。
《具体的な機能》
- マルチチェーン解析機能
- NFT / Market Place / DeFi / dAppsのトランザクション解析機能
- コントラクトアドレスベースのオンチェーン解析機能
- RFM分析によるロイヤルカスタマー解析機能
- CSVインポートによるオンチェーン解析機能
今後ocean dict.では、ユーザーのオンチェーンでのトランザクション履歴を与信として活用できる機能の拡充を予定しています。
具体的にはGiveawayやAirdropに参加したという実績証明をオンチェーンに刻むことで、以前からプロジェクトに対して関心を持って応援してくれたことをトランザクションに残す機能です。また、ブロックチェーンならではの事業者・サービスを超えたコラボレーションを促していくため、web3プロジェクト同士でのコラボレーションマッチング機能などの実装も予定しています。
セプテーニ・インキュベートのweb3事業部では、「デジタル公共財のデータ活用を加速させる」というテーマのもと、今後も「ocean dict.」の提供を通じてより多くのNFT・BCG・dApps事業者のweb3マーケティングをサポートするとともに、ブロックチェーンでの活動がユーザーに便益もたらすような社会を目指し、取り組んでまいります。
・ocean dict.公式サイト
・ocean dict. web3 form
・ocean dict. 公式Twitter
・ocean dict. 公式note
■ セプテーニ・インキュベートおよびweb3事業部について
セプテーニ・インキュベートは、セプテーニグループ内における新規事業の開発・育成体制を強化し、事業の成長ステージに合わせたインキュベーションを目的として、成長性の高い事業の開発を行っています。
「100人の商人を輩出する」というビジョンを掲げており、新規事業の立ち上げという挑戦を通じ、より多くの「商人」の輩出を目指しています。セプテーニ・インキュベートの新規事業開発では、事業責任者個人の中にある課題意識や想いなど、それぞれが抱えている「gen-ten(原点)」に重きをおいており、より多様な「商人」が生まれることで、世の中へより多くの価値を生み出すことを目指しています。
セプテーニ・インキュベートのweb3事業部では、web3プロジェクトのシステム開発及びマーケティング支援を行っています。
特定の事業者やサービスに依存しないブロックチェーンのデータコンポーザビリティを活かした事業展開を目指しています。セプテーニグループにおいて「新しいインターネットの創造」をビジョンに掲げ、デジタルエンタメ領域を中心にブロックチェーン技術の社会実装を推進する株式会社3RD GEARと連携した事業運営を行っています。
株式会社3RD GEARではブロックチェーンを活用した事業創造・企画を実施しており、セプテーニ・インキュベートのweb3事業部ではシステム開発及びマーケティングパートを担当しています。
・セプテーニグループおけるweb3の取り組み事例
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社セプテーニ・インキュベート web3事業部 斉藤
E-mail:web3-contact@septeni-incubate.co.jp
【報道に関するお問い合わせ】
株式会社セプテーニ・ホールディングス 広報部 広報課 小船戸 大沼
E-mail:koho@septeni-holdings.co.jp
■株式会社セプテーニ・インキュベートの会社概要
主な事業内容 新規事業の開発/インキュベーションサポート
本社所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー27F
代表者 代表取締役社長 松田 忠洋
会社URL https://www.septeni-incubate.co.jp/
■株式会社セプテーニ・ホールディングスの会社概要
主な事業内容 インターネット事業を中心に事業展開する企業グループを統括する持株会社
本社所在地 東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー30F
代表者 代表取締役 佐藤 光紀