仮想通貨業界では現在、DePIN、ゲーム、ゼロ知識証明、メタバースなど、さまざまなサブカテゴリのプロジェクトでAI技術の導入が進んでいる。これは近年の投資トレンドとキャピタリズム追求の結果だ。
ブロックチェーンとAIの統合を市場は好感しており、目下、仮想通貨バブル再来のメインストーリーと目されている。Binance Research Instituteが発表したレポートによると、2023年にはAI関連のWeb3プロジェクトだけで2億9,800万ドルという莫大な資金が調達された。
これは、2016年から2022年までのAIプロジェクトの資金調達額の総額(1億4,850万ドル)を上回る数字だ。
市場の注目が高まる中、Yogapetzが発表したAI実装の分散型ヘルスエコシステム「WELL3」は、シードラウンドとNFT販売を通じ、500万ドル超の資金を調達した。今回関与した投資機関には、Animoca Brands、Newman Group、Soul Capital Partnersなどが名を連ねる。
YogapetzのWELL3は、ブロックチェーン技術とAIを通じて、ユーザー毎にパーソナライズされた健康体験とインセンティブを提供することを目指す、革新的な健康プラットフォームである。
ブロックチェーンとAIの統合が健康市場を革新
「私たちの使命は、健康とテクノロジーを統合し、ユーザー本位の体験を提供することで、心と体のバランスを促進し、トークン報酬のインセンティブによって健康的な習慣を奨励することだ」
WELL3は、AIとブロックチェーンを活用した健康プラットフォームであり、「X to Earn」モデルを人々の健康生活に導入する。ブロックチェーン技術により構築した独自の「Wellness to Earn」(W2E)モデルを通じて、WELL3は、あらゆるユーザーがヨガや瞑想をはじめとするさまざまな活動に参加することで、WELLトークンを獲得できるようにする。
WELLトークンは、WELL3エコシステム内で使用することができ、限定コンテンツにアクセスしたり、健康リトリートに参加したり、ユーザーの幸福度を高めることを目的としたさまざまなサービスを享受することができる。WELL3は、デジタルコレクションとしてNFTを発行しているが、これは単なる資産ではなく、プラットフォーム上でユーザーが健康体験を利用するためになくてはならないアイテムとなっている。
カラダの一部分だけに焦点を当てた競合プラットフォームとは異なり、WELL3は「心」「体」「感情」のすべての側面を含む、幅広い健康活動を支援する。ブロックチェーン技術を統合し、トークンベースのインセンティブを導入することで、WELL3は地理的・経済的障壁を打破し、心と体の健康へのコミットメントを高める。
それは、より多くのWeb2ユーザーをWeb3の世界に参加させ、持続的なユーザー参加を保証するものでもある。
さらにWELL3は、機械学習と自然言語処理技術を利用することでパーソナライズされた、AIスマートコンパニオンを開発中である。このAIコンパニオンは、ユーザーの好みや気分、ニーズに基づいて、オーダーメイドの健康アドバイス、ガイダンス、さらにはBGMを提供する。
ユーザーのヘルスデータをモニターするだけでなく、カスタマイズされたフィットネス計画、瞑想指導、栄養に関するアドバイスも提供する。ユーザーとの継続的な対話と学習を通じて、AIコンパニオンはユーザーの好みや有効性に関する知見を蓄積し、よりパーソナライズされた効果的な健康アドバイスを提供する。
将来的にWELL3は、Apple Vision Proのような複合VRヘッドセットへの搭載を視野に、AI Yogapetzコンパニオンをさらに開発、強化するという。AIコンパニオンが社会の多様なニーズに応えられるよう、ユーザーとの対話、健康、感情面のサポートに焦点を当て、ユーザー志向の強い個別トレーニングを提供する。
アプリケーションシナリオから地域開発まで、多角的な競争力を築く
目まぐるしく変化するWeb3の時代において、プロジェクトの中核となる競争力は、テクノロジーそのものにとどまらない。多面的な差別化を図ることが不可欠となる。
Web3が現実(IRL)と融合し続けるにつれて、ますます多くのプロジェクトが現実のアプリケーションに結実している。NFTアップグレード、タスクプラットフォーム、プロップアップグレードなどのプラットフォーム機能に使用されるだけでなく、WELL3トークンはウェルネスリゾートと統合された現実世界の施設でも使用することができ、実用的な価値を増している。現在、8ヵ国の20ヵ所のリゾートで「WELL支払い」が可能だ。
今後WELL3は、市場からのフィードバックと進化するユーザーニーズに基づいて、プラットフォーム機能とユーザーインターフェースを継続的に改善する計画である。また、利用可能な健康活動やリソースの範囲を拡大するとともに、トークンのユースケースをさらに拡大し、実世界での利用を増やすべく、健康関連企業とのコラボレーションを模索していく。
さらに、WELL3はブロックチェーン技術を簡素化することで、ユーザーの参入障壁を下げる。熟達したエキスパートであれ、初心者であれ、親しみやすい製品を体験し、参加することができる。
同時に、ブロックェーン技術の導入は、ユーザーの行動とデータに対するプライバシーとセキュリティの水準を向上させる。
WELL3はコミュニティ運営も重視し、すでに高い参加率と維持率を誇っている。強力なコミュニティ開発は、Web3プロジェクトの成長とブランド構築のサステナブルな原動力となっている。
2022年3月の設立以来、Yogapetzは活気に満ちたロイヤルティの高いコミュニティを急速に発展させてきた。
たとえば、Yogapetzは、Twitterで63万人以上のフォロワーを獲得し、Discordには20万人以上のメンバーがいる。また、NFTホルダーも約5,000人だ。
昨年末にWELL3アプリケーションのベータ版をローンチして以来、opBNBのユーザー数は急速に増加し、わずか1ヶ月余りで65万ユーザー、38万ユニークウォレットアドレスに達している。さらに、毎日アクティブなウォレットが約15万あり、プラットフォームの人気とエンゲージメントの高さを示している。
プロジェクト計画によると、WELL3は、インタラクティブな「活動」「挑戦」「報酬」を通じて、継続的なコミュニティ参加を促し、ユーザーコミュニティ内の支援的かつ協力的な環境を醸成する予定だ。そして、WELL3は、欧州最大のNFTイベントであるNFTパリなど、さまざまなイベントに参加することで、市場への浸透とブランド認知度を高めるためのブランドマーケティング活動を強化している。
さらに、Newman Group創業者のエイドリアン・ライ(Adrian Lai)氏、SOUL Capital創業者のビリー・ソウ(Billy So)氏、Animoca Brands創業者のヤット・シウ(Yat Siu)氏など、業界の著名人が参加するパネルディスカッションを開催し、ブロックチェーンと人工知能について議論を行う。
インフラからアプリケーションレイヤーに至るまで、AI技術は仮想暗号通貨市場に新たな活力とイノベーションを注入し、業界の成長曲線に新たな機会をもたらすだろう。ブロックチェーンとAIが交差する最前線にいるWELL3は、健康市場に発展とさらなる可能性をもたらすはずだ。
WELL3: https://well3.com
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