表具師の井上雅博氏が人気NFTシリーズ「Azuki」のNFTホルダーのPFPを軸装

Proof of Japan株式会社（東京都港区、代表取締役：伊澤諒太、以下「POJ」）は、表具師の井上雅博氏と世界的に人気のNFTシリーズである「Azuki」※のNFTホルダーとのコラボレーションを企画しました。

表具は仏教の経典を保存する技術として中国から伝来した後、装飾性を加えた日本独特の形式に発展し、主に和室の床間にかける掛け軸や屏風、襖に活用されてきた伝統工芸です。

京都の井上光雅堂3代目井上雅博氏は伝統的な内装も手がける一方、「表具の伝統材料×ART」をテーマに現代の建築様式に合う表装を模索し、新たな和の設えを目指しています。

NFTを活用した表具とPFPの共創

POJは日本の文化・芸能の将来を担う若い世代と連携して、AIやNFTの技術も駆使しながら、デジタルとフィジカルの両方の空間において特別な体験価値を創出することを目指しており、昨年10月から井上雅博氏の協力のもと、海外のWeb3プラットフォームと連携して写真やデジタルアートをAIで表装してNFT化するという新しい体験価値をつくるワークショップの提供を開始しています。

POJでは現実のモノに装飾的な付加価値をつけて保存する表具の技術とデジタルのモノに資産的価値を与えるNFTの技術に共通するエッセンスに着目しており、今回はグローバルでも有名なNFTコミュニティである「Azuki」のNFTホルダーとコラボレーションし、PFPを本格的に軸装するという新しい取り組みを企画することで、グローバルの次世代に向けて表具を通じてデジタルとリアルの繋ぎ目を可視化する体験価値を提供し、”Hyougu “を身近に感じて頂くことを企図しています。

表具の素材には伝統的な製法により漉かれた和紙を用い、数多くの表装修復に携わってきた井上雅博氏の技術でAzukiのNFTホルダーのPFPを表装することで、日本に古くから伝わる表具の奥深さや表現の豊かさがその魅力をより引き立たせています。

井上雅博氏

神社・仏閣の表装をはじめ、日本画・書に関わる軸装・額装・屏風等、表装の新調と修復を手掛ける。日本画家・書家の表装作品をはじめ、現代アートと京表具を融合させた作品の制作など、現代建築様式へのアプローチとして京表具で使用する伝統的な材料と技法を活かし、新しいアート・デザインを取り入れた表装作品も数多く制作。京表具を通して、伝統技術の継承、普及に務める。