Binance LabsがZircuitに投資、L2を進化させるAI対応シーケンサーレベルのセキュリティ

2024年6月11日 – Binanceのベンチャーキャピタルおよびインキュベーション部門であるBinance Labsは、AI対応シーケンサーレベルのセキュリティを備えたゼロ知識ロールアップであるZircuitへの投資を発表した。

Zircuitのセキュリティ技術

Zircuitは、オンチェーンセキュリティに革新的なアプローチを導入する新しいレイヤー2(L2)ネットワークである。ネットワークは、シーケンサーレベルのセキュリティと、スマートコントラクトの悪用や悪意のある行為者から保護する組み込み型自動AIメカニズムによってユーザーを保護する。

いくたの本番環境で実証されたロールアップインフラストラクチャとゼロ知識証明を組み合わせたネットワークのハイブリッドアーキテクチャにより、高速かつ低コスト、EVM完全互換のZKロールアップが実現し、速度や互換性を犠牲にすることなく、ユーザーに比類のないセキュリティを提供する。具体的には、Zircuitのパフォーマンスは、回路を特殊なパーツに分解し、プルーフ(証明)を集約することで、より高い効率と低い運用コストを実現している。

Binanceの共同創設者であり、Binance Labsの責任者であるYi He(イ・ヘ)氏は次のように語る。

「Binance Labsでは、Web3の分野でイノベーションを起こし、ブロックチェーン業界を加速させるプロジェクトを支援している。シーケンサーレベルのセキュリティを統合することで、Zircuitはより安全なL2ソリューションを提供しており、その成長と発展を楽しみにしています。」

Zircuitは今夏にメインネットのデビューを控える。そのエコシステムは、現時点で目覚ましい成長を遂げた。

ネットワークは現在、35億ドル以上のステーク資産をホストしており、「Build to Earn」プログラムは1,100以上の申し込みを集めている。ローンチパートナーには、Ethena、Renzo、Ether.fi、KelpDAO、Elixir、Ambient、Pendle、LayerZeroが名を連ねる。

「Zircuitは、最先端のスケーリングとセキュリティの研究から生まれた。我われは深い技術基盤の上にイノベーションを起こし、来たるべきWeb3ユーザー10億人時代を迎えるべく、Ethereumをより安全にすることに全力をあげている。Binance Labsがこの冒険の旅に加わってくれることを嬉しく思う」

と、Zircuitの共同創設者であるマーティン・デルカ(Martin Derka)博士は語った。

Zircuitについて

Zircuitは、AI対応シーケンサーレベルのセキュリティと並列化回路を備えたZKロールアップである。Web3セキュリティのエキスパート達と、コンピュータサイエンス、アルゴリズム、暗号学の博士号を持つチームによって構築されたZircuitのユニークなアーキテクチャは、パフォーマンスとセキュリティの両方の長所を兼ね備えている。

詳細については、zircuit.comを参照するか、Twitter/X @ZircuitL2をフォローしてください。

Binance Labsについて

Binanceのベンチャーキャピタル部門およびアクセラレーターとして、Binance Labsは現在100億ドル以上の価値を持つまでに成長した。そのポートフォリオは、六大陸の25ヵ国250プロジェクトをカバーし、投資収益率は14倍を超える。Binance Labsのポートフォリオ企業のうち50社は、同社のインキュベーションプログラム出身のプロジェクトである。

詳細は、XでBinance Labsをフォローしてください。