WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米下院議員、仮想通貨取引所クラーケンへのFRB口座承認に懸念 連銀に書簡

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 
この記事のポイント
  • クラーケン、連邦準備制度の限定目的口座を取得
  • ウォーターズ議員、連銀に4月10日までの回答を要求

「限定目的口座」承認を問題視

米国のマキシン・ウォーターズ下院議員(民主党)は26日、カンザスシティ連邦準備銀行が、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンに、連邦準備制度の決済サービスへのアクセスを許可したことについて懸念し、同行に書簡を提出した。

これは、カンザスシティ連銀が最近、クラーケンに対して「限定目的口座」を承認したことを受けたものだ。

「限定目的口座」は、簡易版のFRBマスターアカウントのこと。これにより、クラーケンは高額のドル決済に用いられる決済インフラを利用できるようになり、同取引所の顧客である機関投資家は、より迅速な入出金ができるようになる可能性がある。

ただ、クラーケンは預けた預金に対する利息は受け取れないなど、いくつかの制限付きだ。

ウォーターズ氏は、現在は金融イノベーションが、安全性を維持するための規制を設定するよりも先に発達している状況だと指摘。そうした中で、仮想通貨企業に初めて連邦準備制度の決済システムへのアクセスを許可することは、政策、規制、消費者保護上の懸念を引き起こすと意見した。

国の基幹決済インフラへのアクセスは「重大な公共責任」をともなうものであり、完全な透明性や、明確な法的根拠、リスクが適切に管理されているという確信なしには、新たな分野の企業へと拡大されるべきではないとしている。

「金融イノベーション」の中身としては、決済、デジタル資産、現実資産(RWA)トークン化の他、人工知能(AI)も挙げた。

関連:アンソロピックの破壊的AI「Claude Mythos」資料流出、サイバーセキュリティ・仮想通貨セクターで警戒感強まる

クラーケンに関する条件などで回答要求

ウォーターズ氏は、カンザスシティ連銀に対して、クラーケンが今後利用できるFRBのサービスや、その際の条件や制限などを説明するよう求めた。

承認前に、健全性、マネーロンダリング対策、消費者保護などに関してどのように検討したのかも問い合わせている。

具体的には、クラーケンの口座が連銀の決済処理ネットワーク「FedACH」、高額・即時決済システム「Fedwire」などの主要な決済インフラを利用できるのか、また、当座貸越制限、残高上限、監督要件の強化などの対象となるのかについて、明確な説明を求める格好だ。

以上のことに関して、4月10日までに書面での回答を要求している。

すでに、米国の銀行業界からは、クラーケンの口座を承認したことに対して反発する声が上がっている。大手銀行を多く代表する銀行政策研究所は、枠組みの策定が完了する前に、今回の決定が下されたとして懸念を表明した。

FRBは現在、「限定目的口座」に関する政策枠組みを策定しているところだ。FRBのクリストファー・ウォーラー理事は先月、年内にこの件に関する提案を発表することを目指していると述べた。

なお、銀行業界はステーブルコインへの利回り付与についても、従来型銀行からの預金流出を懸念して反対している。今回の件でも、仮想通貨業界とは対立する姿勢を示している状況である。

関連:ステーブルコイン報酬制限条文に『重大な懸念』、コインベースがクラリティー法支持を再度撤回

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/26 土曜日
11:30
米司法省、テザー準備金の一部を扱った決済業者から8400万ドル押収
米司法省はテザー系決済業者キャプストーンの口座から8400万ドルを差し押さえた。テザーは関連銀行EQIバンクへの資産エクスポージャー比率を0.034%にとどまるとしている。
11:05
米ブロック社、AIエージェント決済規格「x402」にビットコイン・ライトニングを導入
米ブロック社がAI決済のオープン規格を運営する「x402財団」に加入した。仮想通貨ビットコインのライトニング・ネットワークによる決済機能をx402に導入している。
10:12
ハイパーリキッド・ストラテジーズが70億円相当HYPE追加購入、大口ステーキング解除も観測
ハイパーリキッド・ストラテジーズに関連するウォレットが49.4万HYPEトークンを追加購入し、月間の購入量は551万HYPEに達した。一方で大口5件が合計98万HYPEのステーキング解除を開始した。
09:30
ビットゲット、流出経緯を一部説明|被害額は上方修正
ビットゲットCEOのグレイシー・チェン氏は25日、不正流出の調査進展を説明した。攻撃者はバックエンドシステムを侵害し資金移動を実行したが、秘密鍵漏えいはなく追加被害の恐れもないとした。
08:13
米証券決済大手DTCC、114兆ドル規模の資産トークン化開始へ=報道
米証券決済大手のDTCCが、自社インフラが扱う114兆ドル規模の資産を対象にブロックチェーン基盤のトークン化サービスを始動すると発表した。証券決済インフラのオンチェーン化が進めば、機関投資家の取引環境にも影響が及ぶとみられる。
07:40
米上場シークアンスがビットコイン財務戦略を終了、残りの314BTCを売却
シークアンスは、仮想通貨ビットコインの財務戦略を完全に終了したことを発表。残りの314BTCを売却したと説明し、今後は半導体事業の成長戦略に注力していくとした。
07:35
仮想通貨タスクフォースを主導したクリプトママ、米SECを10月2日退任
米証券取引委員会のパース委員が10月2日付で退任する意向を辞表で示した。仮想通貨業界で「クリプトママ」の愛称で知られ、トークン規制の枠組み整備などを主導してきた同氏は、11月からリージェント大学ロースクールで教壇に立つ。
06:35
ストライブ、ビットコイン保有企業のMSCI除外基準に明確性要求
米ナスダック上場のストライブは、MSCI指数の非事業会社除外案に書簡を送り、「事業資産」の定義の透明化を求めた。仮想通貨ビットコイン関連事業は事業活動に当たると主張。
06:02
金融庁、オンチェーン金融フォーラム初会合を9月30日に開催予定
金融庁は9月30日、「AI時代を見据えたオンチェーン金融フォーラム」の第1回会合を開催する予定。関係省庁等と連携し、オンチェーン金融の社会実装に向けた検討を始動させる。
05:45
米SEC、トークン買戻しや実用性宣伝は投資契約非該当と新FAQ公表
米SECの企業金融局は9月25日、仮想通貨資産の証券該当性に関する新FAQを公表した。機能中システムでのトークン買戻しや通常アップデートは投資契約に該当しないとの見解を示し、発行体の実務判断に影響する内容となっている。
05:00
ストラテジー、優先株の日次配当化を提案|ビットコイン調達強化狙い
ストラテジーは25日、優先株STRF・STRC・STRK・STRDの配当頻度を四半期・半月ごとから毎日払いへ変更する議案を示した。年間配当額は変わらないが、株価変動の縮小や資金調達力の向上が見込まれる。
09/25 金曜日
19:00
トークン化預金推進の新機構が10月に始動 黒田前日銀総裁らも参画
黒田前日銀総裁らが参画するデジタル通貨イノベーション機構が9月25日に設立会見。トークン化預金を中核に決済インフラの標準化や政策提言を進め、10月から本格始動する。
17:10
円建てステーブルコインEJPY、東芝など26社が実証参加を表明
日本ブロックチェーン基盤が、発行準備中の円建てステーブルコイン「EJPY」を軸とする実証プログラムを開始した。東芝やSCSKなど26社・団体が参加を表明。参加費は無料で、2027年2月までの約半年間(予定)、送金・決済やRWA決済での活用を検討する。
15:57
バイナンスの1日のビットコイン純流出、2023年以来最大=アナリスト
クリプトクアントのDarkfost氏によると、バイナンスからのビットコイン純流出が1日で1万3800BTCを超え、2023年以来の最大規模に達した。準備金は4日間で約2万BTC減少。出遅れた投資家のFOMOが背景にあるとの見方を示した。
14:51
ビットゲット、5500ビットコインの保護基金で損失負担へ 北朝鮮系集団関与か
仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget)は、約3億5,160万ドルの不正流出による損失を、5,500BTCを保有するユーザー保護基金で負担すると表明した。秘密鍵の流出は否定し、CEOは北朝鮮系集団の関与の可能性にも言及した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧