はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

アンソロピックの破壊的AI「Claude Mythos」資料流出、サイバーセキュリティ・仮想通貨セクターで警戒感強まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • Anthropicの未公開モデル流出報道
  • サイバーセキュリティセクター急落

破壊的AI「Claude Mythos」が影響及ぼす

AIスタートアップのAnthropic(アンソロピック)が開発中の次世代AIモデル「Claude Mythos」に関する機密資料が外部へ流出した可能性が26日に報じられた。

Fortune誌などの報道によれば、設定不備により約3,000件の内部ドキュメントが一時的に公開状態となっていたとされ、AI技術がもたらす広範な影響への懸念が株式・仮想通貨市場で高まっている。

流出したとされる資料からは、Claude Mythosが現行モデルを大幅に凌駕する性能を備え、特にコーディングやサイバーセキュリティ分野で突出した能力を示す可能性が指摘されている。アーカイブ化された開発用ページによれば、「Mythos」という名称の他に「Capybara(カピバラ)」という呼称も検討されている模様であり、これらは現行のOpusを超える新たな最上位モデルとして位置付けられているとの声も上がっている。

投資家が特に注目しているのは、流出資料に記されていたとされる「脆弱性特定・悪用能力」に関する記述である。

特に注視されているのは、公開資料に「脆弱性特定・攻撃の自動化」に関する具体的な記述がある点だ。当該ページでは、本モデルがソフトウェアの欠陥を迅速に発見し、攻撃を自動化し得る潜在的な「破壊的技術(destructive technology)」として記載されており、サイバーセキュリティ業界に対する重大なリスク要因として浮上している。

また、当該モデルは極めて高い計算リソースを必要とする「高コストなモデル(compute-intensive model)」であるとも記されており、一般公開に向けて効率化が進められる方針も示されている。

市場への打撃

一連の報道を受け、米国の株式市場ではサイバーセキュリティ関連銘柄の先行きを警戒する売りが先行した。Palo Alto Networks(PANW)やCrowdStrike(CRWD)などの主要銘柄が4〜7%程度の下落を見せたほか、ソフトウェアETF(IGV)も軟調な推移となり、AIの負の側面を懸念する投資心理が相場に反映される格好となった。

仮想通貨市場にもIT・ソフトウェア売りの余波が及び、ビットコイン(BTC)価格は一時70,000ドル手前から65,000ドル台へと急落していた。

AIによるサイバー攻撃の高度化がブロックチェーンの安全性に及ぼす影響を懸念する見方もある一方、原油高を主因としたナスダック市場のリスクオフ姿勢が、仮想通貨価格に反映されているとの観測も出ている。

なお、Anthropicの広報担当者は一部メディアに対し、強力な能力を持つモデルを開発中であることを示唆しつつ、そのリリースについては極めて慎重に進める方針であると伝えたとされている。将来的には、防御側のセキュリティ組織に限定した早期アクセスを提供することで、悪用リスクの軽減を図る可能性が検討されているとの意向も示された模様だ。

関連:JPモルガン分析——有事下でビットコインが金・銀を上回る相対的底堅さ

関連:グーグル、量子コンピュータの脅威は「見かけより近い可能性」 移行目標を2029年に設定

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/19 火曜日
18:06
SBIネオメディアサミット開催、「感情経済圏」とメディア融合戦略が明らかに
SBIホールディングスが「SBIネオメディアサミット2026」を開催。北尾会長が感情経済圏構想を解説し、ライブドアのグループ参画、信託型円建てステーブルコイン「JPYSC」の6月末発行、スーパーアプリへのメディア機能統合を発表した。
17:27
金融庁、外国発行ステーブルコインを電子決済手段に正式認定 内閣府令改正を公布
金融庁は2026年5月19日、外国の信託型ステーブルコインを電子決済手段として位置づける内閣府令改正を公布。6月1日から施行される。
17:00
LINE NEXTのウォレット「Unifi」、JPYCを5月22日より正式対応
LINE NEXTのウォレット「Unifi」が円建て仮想通貨JPYCを5月22日より正式対応。Kaiaネットワーク上での決済・送金・リワード機能が順次展開される。
16:05
自民党デジタル社会推進本部、AIとブロックチェーン活用の次世代金融構想を提言
自民党デジタル社会推進本部が、AIとブロックチェーンを活用した次世代金融インフラ整備に向けた提言を公表。トークン化預金・ステーブルコインの拡大や官民連携による成長投資促進を打ち出した。
14:43
米国人の仮想通貨利用率、2025年に10%へ回復 FRB調査で3年ぶり高水準
FRBの2025年家計調査で、仮想通貨を利用・投資した米国成人の割合が約10%となり、2022年以来の最高水準を記録した。
14:30
ソラナ、RWA市場が20億ドル規模へ拡大 決済・トークン化金融インフラとしての役割強化=Messariレポート
Messariの2026年Q1レポートによると、ソラナのRWA市場は前四半期比43%増の20億ドルを突破した。ブラックロックのBUIDLが106%増と急拡大したことが貢献した。オンチェーントランザクションも過去最高を更新し、AI決済基盤としての役割も強化されている。
13:56
ビットコイン運用プロトコル「エコ」がハッキング被害、約1億3000万円詐取
BTCFiプロトコルのエコがモナド上のブリッジエクスプロイトにより約81.6万ドルの被害。攻撃者は1,000 eBTCを不正発行し、トルネードキャッシュで資金を隠蔽した。
13:10
ビットコイン、次回半減期まで10万ブロック未満に
仮想通貨ビットコインの次回半減期まで残り10万ブロックを切った。2028年4月頃に到来する半減期によりマイニング報酬は1.5625BTCへ半減見込みだ。過去の価格パターンも解説する。
11:40
ビットコイン売り圧力が解消局面か、バイナンスリサーチが示す4つのオンチェーン指標の意味
バイナンスリサーチが5月18日に公開したレポートは、供給不動率・SLRV・取引所残高・STH-MVRVの4指標が同時に底値圏を示していると分析。長期保有者の供給動態が需給引き締まりを裏付けている。
10:42
DeFiプロトコル「Verus」のブリッジに攻撃、18億円不正流出の可能性
DeFiプロトコルVerusのイーサリアムブリッジが攻撃を受け、ETH・USDC・tBTCなど推計約1,158万ドルが流出した。2026年に入ってからもクロスチェーンブリッジへの攻撃が相次いでいる。
09:50
ビットコインマイニング企業HIVEの子会社、カナダ最大級のAIギガファクトリーをトロントで建設へ
HIVEデジタル・テクノロジーズの子会社BUZZ HPCは、トロント大都市圏に320MWのAIギガファクトリーを建設すると発表。総投資額は約4050億円規模で、2027年下半期の稼働を目標に約25エーカーの土地を取得済み。
08:40
米SEC、今週にも企業同意不要の株式トークン取引枠組みを発表する見通し=報道
米証券取引委員会(SEC)は、発行企業の同意を得ずに第三者が発行する米国株のトークン化資産について、DeFiなどでの取引を許可する「イノベーション免除」制度を間もなく発表する見通しだ。
07:50
仮想通貨ETFなど、先週は約1700億円が純流出
コインシェアーズは、仮想通貨投資商品全体の先週の資金フローは約1,700億円の純流出だったと報告。ビットコインとイーサリアムの商品からは純流出、XRPとソラナなどの商品には純流入した。
07:25
米政府のビットコイン準備金法整備に進展、新規購入の可能性は低いか
米トランプ政権のデジタル資産諮問委員会は、戦略的ビットコイン準備金の設立に向けた法的ハードルをクリアしたと表明した。市場では政府による新規購入への期待があるものの、関連法案の成立可能性は低く、既存資産の保全が中心となる見込みだ。
07:00
ストラテジーの先週のビットコイン購入状況、STRCから調達した3100億円で2.4万BTCを追加取得
マイケル・セイラー会長が率いるストラテジーは先週、約20億ドルで2.4万BTCを取得し、累計保有を84.3万BTCに拡大した。優先株STRCの配当権利落ち日前後に約20億ドル相当の新株を発行し購入資金に充てた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧