WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NYSE、トークン化株式で株主管理の4社と提携 計6社に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ブロードリッジ、オンチェーンの議決権行使を提供へ
  • 承認待ちで開始時期・対象銘柄は未公表

提携する名義書換代理人が6社に

ニューヨーク証券取引所(NYSE)は2日、開設を計画するトークン化証券の取引市場に、ブロードリッジ(Broadridge)、コンピューターシェア(Computershare)、エクイニティ(Equiniti)、スーパーステート(Superstate)の4社が名義書換代理人として加わると発表した。

NYSEはすでにセキュリタイズ(Securitize)とtZEROと契約を結んでおり、提携先は計6社となった。

名義書換代理人は、上場企業に代わって株主名簿を管理する専門業者で、名義変更や配当の支払い、議決権行使といった株主事務を担う。日本の株主名簿管理人に近い役割だ。NYSEによると、新市場で扱うトークン化株式はいずれも従来の株式と代替可能で、保有者は他の株主と同じ配当や議決権を得る。

NYSEによると、ブロードリッジとコンピューターシェア、エクイニティの3社は合わせて約5,000社の上場企業を顧客に持ち、S&P500構成企業の約99%の株主事務を手がける。セキュリタイズやスーパーステートは、トークン化資産の発行や管理を専門とする企業だ。

関連記事:Blockchain.comとNYSE、トークン化株式・ETFの提供に向け覚書締結

仮想通貨サービス企業Blockchain.comとニューヨーク証券取引所が、トークン化米国株・ETFの提供に向け覚書を締結した。市場データの相互配信も計画している。

ブロードリッジは議決権行使を担う

ブロードリッジは同日、NYSEの新市場にオンチェーンの株主ガバナンス機能とデジタル名義書換サービスを提供する計画を発表した。NYSEは同社のスマートコントラクトを使い、トークン化証券を株主総会の議案や議決ルール、検証可能な投票結果と結びつける。投資家は対応ウォレットや証券会社の画面、同社の議決権行使システム「ProxyVote」から投票できる。

ティム・ゴーキーCEOは、同社が「トークン化株式のガバナンス層」を築いていると説明した。株式がどのように取引され、どこで保有されていても、デジタルと従来型の名義書換・議決権行使サービスを一体で提供するという。NYSEグループのリン・マーティン社長は、トークン化によって発行企業と株主の関わり方が変わる可能性があると述べた。

開始時期と対象銘柄は未公表

NYSEの親会社インターコンチネンタル取引所(ICE)は1月、この新市場の構想を公表していた。既存のマッチングエンジン「Pillar」とブロックチェーン基盤の決済・保管システムを組み合わせる。

24時間365日の取引や即時決済、金額指定での注文、ステーブルコインによる資金拠出に対応する計画だ。対象は米国上場の株式とETFで、今回の発表では、第三者がカストディするトークンと発行体主導のトークン化証券の2種類を扱うとしている。

今回の発表でも、取引開始の時期や最初に扱う銘柄、対応するブロックチェーンやステーブルコインは明らかにされていない。新市場の開設には規制当局の承認が必要となる。

関連記事:元FTX欧州責任者率いる米上場企業、SEC特例でトークン化株式取引へ

ナスダック上場のパーペチュアルズが、米SECのイノベーション免除に基づくトークン化株式の取引施設運営を通知した。CEOはFTX欧州部門の元責任者グルーン氏。OKXICEに続く2例目で、最短11月中旬の取引開始を見込む。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 水曜日
11:00
GitBookにAI悪用の不正アクセス 仮想通貨DEXも文書を一時停止
ドキュメントサービスのGitBookが、AIエージェントを使った攻撃でインフラの認証情報に不正アクセスされたと公表した。APIトークンなどにアクセスされた可能性があり、全顧客のAPIトークンを無効化した。仮想通貨DEXのパンケーキスワップも文書を一時停止した。
10:30
韓国中銀、金融機関31社に仮想通貨リスク調査 取引所停止も想定
韓国銀行(中央銀行)が金融機関31社に仮想通貨リスクの初調査を実施。KB国民銀行など5大銀行を含む18行と証券会社13社が対象で、国内首位の取引所がハッキングなどで営業を停止した場合や、ビットコインが急落した場合を想定し、金融機関への影響を尋ねた。
10:15
バイナンスが明かす、1兆円流出の手口に偽の採用面接 6月から段階的に侵入
バイナンスは10月29日に起きた約1兆円相当のハッキングの手口を公表。攻撃者は偽の採用面接で社内に侵入したことが判明した。
10:00
NYSE、トークン化株式で株主管理の4社と提携 計6社に
ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、24時間取引を想定したトークン化株式の新市場に、株主名簿を管理するブロードリッジやコンピューターシェアなど4社が加わると発表した。提携先は計6社に。開始時期は未公表で規制当局の承認待ち。
09:20
バイナンス、ハッキング後の出金再開を拡大、入金額が出金額上回ったことも
バイナンスは3日、ハッキング被害後の出金再開を拡大し、時間あたりの入金が出金を上回ったと発表した。1日午後3時以降の純流出は52億7,600万ドルで、安全確認が済んだ銘柄から順次再開している。
08:20
テザーが1.8兆円相当ビットコインを保有、ストラテジー以外の上場企業を大幅超過
非上場企業のテザーが、1.8兆円相当の仮想通貨ビットコインを保有していると明らかにした。上場企業のランキングで比べると、首位のストラテジーを除く全社を大きく上回る水準だ。
07:55
SBIの上期決算、暗号資産事業収益は231億円 前年同期比30.1%減
SBIは、2026年4〜9月期の連結決算を発表し、仮想通貨事業の収益は230億8,300万円だったと説明。前年同期の330億2,200万円からマイナス30.1%となった。
07:20
米上場のストライブが43124BTC保有、世界2位のメタプラネットへ接近
仮想通貨ビットコインを財務資産に持つ米ストライブが10月24日から30日に124BTCのビットコインを買い増し、保有量は累計43,124BTCとなった。上場企業の保有量で4位に位置し、2位のメタプラネットとの差はわずか876BTCだ。
06:50
米CFTC、個別株の無期限先物上場を承認
米CFTCのセリグ委員長は、個別株を対象にした無期限先物の取引を、CFTC登録の取引所で初めて開始できると発表した。仮想通貨市場で普及してきた商品が米国の規制市場に上陸する。
06:20
予測市場が「青い津波」予想、仮想通貨に関わるオハイオなど4州も民主党優勢 米中間選挙
米中間選挙で予測市場のカルシとポリマーケットは、民主党の上院過半数を75%前後と予想した。仮想通貨団体が資金を多く投じたオハイオ、テキサス両州と、クラリティー法案に反対した共和党議員が出馬するメイン州でも、民主党候補の勝率は7割を超えた。
05:50
ハッキングを受けたMercado Bitcoin、顧客は被害を負担しないと説明
メルカド・ビットコインは4日、2日の不正流出事案で被害資産が3,630万ドル相当に上り、1,290万ドルをブロックしたと発表した。サービスは停止中で、段階的な再開を計画している。
11/03 火曜日
20:20
民主党が議会を制したら仮想通貨市場の法整備に逆風か、米中間選挙投票は3日夜から
米中間選挙で民主党側が大勝した場合、仮想通貨規制は法案の成立から調査・監視へ軸足が移る可能性がある。クラリティー法案が停滞し続け、トランプ大統領の家族の事業への調査が強まるとの見方が出ている。
12:15
メタプラネットが253億円の自社株買い ビットコイン購入配分を80億円戻す
メタプラネットは10月の自社株買いが約253億円に達したと報告した。社債80億円を完済し、その分仮想通貨ビットコイン購入への配分が増えた。
11:18
ビットコイン8万ドル割れ、ウィンターミュートは7.68万ドルを注視
仮想通貨トレーディング企業ウィンターミュートは2日の週次レポートで、ビットコインが8万ドルを下回ったと指摘した。バイナンスの約63億ドル流出後に15億ドル規模の清算が発生。次に維持すべき水準として約7.68万ドルの50週移動平均を挙げた。
10:38
米SEC、トークン投票だけでは「管理者」に当たらず FAQで見解
米SEC企業金融局は11月2日、仮想通貨の分類に関するFAQに3問を追加した。互いに関係がなく協調の取り決めもない広範なガバナンスの参加者は、原則としてネットワークの実質的な管理者(中央当事者)に当たらないとのスタッフ見解を示し、管理者と見なされる権限の具体例も挙げた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧