英大手決済企業Checkout.comが1,000億円以上調達、Web3.0にも注力
約4.6兆円の企業価値評価
イギリスの大手決済プロセッサーCheckout.comは13日、大型資金調達ラウンドを完了させたことがわかった。
シリーズDラウンドで約4.6兆円の企業価値評価として1,100億円を調達した。出資に参加したのは、Altimeter Capital、Dragoneer Investment Group、Franklin Templeton、Tiger Globalといった著名投資企業だ。
Checkout.comは2012年にローンチされ、現在多くの企業にクラウド基盤の決済サービスを提供。顧客にはネットフリックスやピザハット、ソニーのほか、仮想通貨界隈では取引所コインベースやFTX、Crypto.com、仮想通貨ペイメントのMoonPayなども名を連ねる。
新たに調達した資金については、同社のCFOを務めるCéline Dufétel氏が発表で「米国での需要が高まっているため、今後は米国でプラットフォーム、パートナーシップ、商品の規模を拡大していく」、「我々のフォーカスは、フィンテック、仮想通貨マーチャント、ソフトウェア、フードデリバリー、トラベル、eコマースといった領域にあり、Web3.0(分散型ウェブ)セクターにも注力していく」と話した。
なお、Checkout.comは現在、企業間デジタル通貨決済のベータ版システムを試運転しているところだ。
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