スペイン通信大手Telefónica、仮想通貨決済を導入=報道

仮想通貨を決済に利用

スペインの大手通信企業Telefónica(テレフォニカ)は、スマートフォンなどが購入できるショッピングサイトに、暗号資産(仮想通貨)決済を導入することがわかった。情報を入手した海外メディアが報じた。

一部メディアはすでに導入済みだと報道している。仮想通貨決済の導入は、同国で仮想通貨のサービスプロバイダー(VASP)の認可を保有しているBit2Meとの協業で実現。TelefónicaはBit2Meに約42億円(3,000万ユーロ)の出資も行い、同社の株主になったという。

関連スペイン初、仮想通貨事業者ライセンスを認可

今回の内容について、文書での公式発表はこれから行われるとみられるが、両社が協業することは、Bit2Meがツイッターで示唆している。

すでに仮想通貨決済を導入済みであることは、Bit2Meから情報を入手したというCoinDeskが報じた。一方で、仮想通貨決済導入は実験であると伝えているメディアもある。実験と報じているメディアによれば、仮想通貨決済の利用は、約2.8万円(200ユーロ)〜約7万円(500ユーロ)に限定する模様だ。

支払いに利用された仮想通貨は即座にユーロに両替される仕組み。何の銘柄が利用できるかは明らかにされていない。

TelefónicaのWeb3事業

TelefónicaがWeb3技術を活用するのは今回が初めてではない。今年3月には、NFT(非代替性トークン)のコレクションをローンチ。6月にはNFTの解説記事も公開している。

関連Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性

また3月には、ブロックチェーン技術などに関連したDX部門「Telefónica Tech」が、イーサリアム(ETH)のスケーリングソリューションを開発する「ポリゴン(MATIC)」とパートナーシップを締結したことを発表。Web3ソリューションの開発で協業するとした。

ポリゴンとは

イーサリアムのスケーラビリティソリューションを開発しているプロジェクト。「Polygon PoS」や「Polygon zkEVM」など複数のプロダクトを手がけている。

▶️仮想通貨用語集

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

コメントしてBTCを貰おう

合わせて読みたい注目記事

新着ニュースをチェック

速報

新着記事

人気記事ランキング