はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨初の格付けが発表/裏ではサイトにサイバーアタックも

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

注目された仮想通貨初の格付けがWeiss Ratings社から発表
今回格付けを行なったWeiss Ratings社は1971年から、55,000の機関と投資商品について格付けを行なっています。
74種類の仮想通貨が格付けされ、その大部分は有料の情報
公開された内容の中で注目されたのはETHがBTCの評価を超えたことでしょう。

格付けについて

格付けの基準

  1. 価格リスク指数
  2. 投資リターンのポテンシャル
  3. ブロックチェーン技術
  4. 通貨の採用状況
  5. セキュリティ
  6. その他の要因

格付けの評価

A = excellent B = good C = fair D = weak E = very weak

ここでの注意点は、他の格付けと違いWeiss Ratingsの格付けはBランクでもGOODに属し、いい評価であるということです。

格付けの内容

BTC ビットコイン:(評価C+)

セキュリティと幅広く使われていることに対して素晴らしいスコアを獲得しています。しかし、一方で取引の遅延や高い手数料などの大きなネットワーク上の問題にも直面しています。

現在も継続されている向上させるための取り組みで多少の発展はあったものの、短期的に見てソフトウェアコードを変えるようなアップグレードは期待できないでしょう。

ETH イーサリアム:(評価B)

2番目に幅広く使用されている仮想通貨で、いくつかの課題はあるものの、より迅速にアップグレード可能な技術及び、ビットコインに比べて速いスピードを有しています。

Novacoin(評価D)及び、SaluS(評価D)

技術的革新と採用率の両面から見てまだ脆弱と言えます。

Steem(評価B-)

SNSでの特性に加え、重要とされるほとんどの要素において比較的良いバランスを持ち合わせています。

その他の格付け

他に注目された通貨としてXRPやXEMなどが挙げられるが、ユーザーの調査ではXRPがC評価、XEMがC+評価を受けたとされており、日本ユーザーからはこれらの通貨だけでなく、全体的に盛り上がらない残念な結果だという意見が多く見られました。

これには評価された全通貨の中にA評価がなかったことも大きな要因と言えるでしょう。

格付けの裏で韓国からのサイバーアタックも

日本では、初の格付けに対しての期待感も伺えましたが、世界の仮想通貨投資家の中では悪い評価が下され価格がさらなる下落方向への勢いがつくことが懸念されていたようです。

特に韓国でこの評価制度が不安視されており、韓国のソーシャルメディアが格付けサイトをダウンさせる攻撃を行うように呼びかけていたと公式が明かしました。

ハッカーが格付けサイトにハッキングを仕掛け、情報を抜き取り、実際の格付けとは違う情報を流していたとされています。

この一連の流れに対し、Weiss Ratings創業者のMartin D氏は、彼らの推している通貨に悪い評価がついてしまうことを恐れ、当日の公開を阻止しようとしたのだろう、と非難しました。

なぜBitcoinはAではないのか?

この問いに関して格付けを行なったWeiss Ratings社が回答しています。

―Q:Bitcoinは仮想通貨市場の中で圧倒的な地位を確立する仮想通貨です。なぜAを獲得できないのですか?

A: ビットコインのかなり高い採用率とそのブランド力で評価基準の1つにAを付けることができる通貨です。

しかし他に重要視されるリスク指数と技術面では現段階では、評価できません。

これらのどちらか、もしくは両方が改善されれば、Bitcoinの評価を上げることも可能になります。

今まで公開した内容でも述べたように、Weiss Cryptocurrency Ratingsの最初の目的は、投資者をリスクから守ることにあります。

最近の価格下落のパターンだけでなく、価格を再度上昇に導くための技術的な側面にも近くことが必要となります。

Korean Cyberattack Fails to Foil Crypto-Ratings Release

参考記事はこちらから

Why Bitcoin is Not an A

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧