WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン暴落の理由と仮想通貨相場反発に必要な条件とは|BTC今年最安値間近に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン暴落の理由
ビットコイン暴落の理由と仮想通貨相場反発に必要な条件を考察。BTC価格下落が続く現在の状況を、仮想通貨取引所のセキュリティと規制問題や取引量の観点、今後の課題から今後の動きを読み解きます。
Bitcoinとは

2009年に運用開始された、最もメジャーかつ基盤となる仮想通貨の王様。 オープンソースプロトコルに基づく、P2P型の決済網を有している。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ビットコイン暴落の理由

ビットコイン価格は、5月上旬以降にネガティブ要因が続いたことで大幅下落を招き、70万円目前となっています。

70万円を切った場合は、2018年最安値(約65万円)が目前となるため、相場回復を望む声も多く聞こえて来ますが、軟調な相場が続いているのが実状です。

出典:TradingView

ビットコインの価格下落は、一体いつまで続くのか。

現在起きているセキュリティと規制、取引量の観点を踏まえつつ、今後の課題を紹介します。

2018年に発生した数多くのセキュリティの欠如によるハッキング事件の経緯

6/10、韓国のマイナー取引所Coinrailのハッキング被害(約4千万ドル以上)につき、再び取引所やウォレットプロバイダーの安全性と業界の規制が問われます。また最近、仮想通貨ブロックチェーン関連の攻撃が少なからず見られています。

「CryptoAware」という仮想通貨セキュリティの推進をミッションとする団体によると、2018年の第1四半期だけでハッキング被害金額はすでに6億7千万ドル以上(約740億円)に及んだそうです。

第2四半期まで範囲を広げると、被害金額は11億ドル(1216億円)に達しています。

2018年も約半年が経過する中、多くの人にとって最も印象に残った出来事は、約5億3千万ドル(580億円)相当のNEM流出被害を受けた日本大手取引所Coincheckのハッキング事件でしょう。

この事件を発端に、日本金融庁はより厳格な規制に踏み切りました。

不正流出事件が起こるまでは、Mt.Goxのハッキング被害(約4億5千万ドル以上)と、THEDAOの攻撃未遂事件(約5千万ドル)は、すでに仮想通貨業界に警鐘を鳴らしていましたが、類似事件は途絶えませんでした。

現時点では万能とは言い難い

また理論上、ブロックチェーンは変更・ハッキング不可能で、取引所のセキュリティより万全だとされますが、ブロックチェーンの不正攻撃という形で、Verge(バージ)やビットコインゴールド、Electroneumのようなブロックチェーンは、いわゆる51%攻撃を受けています。

最近、中国セキュリティソフトウェア企業Qihoo360は、ハッカーはすでにイーサリアム系アプリに繋がる安定性の低いノードを探り、しかも一つのハッカーグループは2千万ドル(22億円)に相当するETHを盗み出したと報告しました。

2011年以来、約23億ドルものハッキング被害が報告されていますが、公表されていない被害もあった可能性も指摘されています。

主流の金融資産になるためには、仮想通貨業界全体におけるセキュリティの強化や、攻撃への対応が急務となるかもしれません。

金融活動作業部会 (FATF):2019年に仮想通貨取引所の規制を強制と目論む

日本政府関係者によると6/12、FATA(国際的部会)は、今月下旬に仮想通貨取引所に対する強制的規制を討論するそうです。

今回の動きは、3月に開かれたG20サミットで喚起された仮想通貨に対するモニタリング要求を下に、既存の非強制的ガイドラインからスケールアップするものと思われます。

2015年に決められた既存のガイドラインは、取引所に登録と本人認証手続き、疑わしい取引に対する報告などを推薦するものですが、今度6/24に開かれる議会でFATFはそういったルールの適性を見直す予定です。

また、日本は世界初で仮想通貨交換業登録制度を導入した国ですが、現状では、拘束力のないガイドラインで運営を許容する国々の取り締まりはこれと一致せず、2020年のG20を主催する日本(FATAのメンバー)は国際基準となる拘束力を持つ規制への改正を主導し、2019年までに採用を見据えると思われます。

セキュリティの不健全な業界と取引量の低下の関係性

仮想通貨の取引量は、仮想通貨価格の下落と共に減少傾向にあり、流動性の観点からも不安視されている現状があります。

eToroのシニア市場アナリストであるMati Greenspan氏は、最近の相場について、下記のように述べています。

「BTCは今、『流動性の真空状態」にいる。全ての取引所における毎日のBTC取引量が50億ドルを越さず、2017年11月以来の最低水準になっている。取引アクティビティが低いため、少しの市場衝撃さえ価格を劇的に変動させられる。」

ハッキング事件・セキュリティの脆弱性、そして世界各国で温度差のある法整備の進展と規制当局の動きは、投資家にとって、特に注目すべき重大要素であると考えられ、取引アクティビティの欠如が、より悪材料を相場状況に直結させていると言えるでしょう。

仮想通貨大暴落の原因と今後の注目点を探る|BTC価格は4月初旬の水準に
仮想通貨が6月11日夜にかけて暴落し、ビットコイン相場は再度4月初旬と同水準となりました。仮想通貨暴落の原因を探ります。

USDTによる価格操作疑惑再燃

NYタイムズは13日、テキサス大学のジョン・M・グリフィン教授など2人が発表した、2017年のビットコイン価格暴騰はUSDTで購入されたビットコインによる価格操作であるという論文を紹介しました。

テザーとBitfinexの価格操作の問題は、以前より指摘されており、この疑惑は年初より続く下落相場を大きく後押しした要因となります。

確実な根拠はないものの、複数の調査が行われているものの、明確な疑惑払拭には至っていないません。

今回NYタイムズで報道されたこともあり、軟調相場に勢いを持たせる材料となった可能性があります。

相場反騰のために必要な要素は

前述のように、直近のハッキング被害や見えざる規制の行方、そして「価格操作」に関する捜査などのネガティブ要因が、仮想通貨相場に絶え間なく衝撃を与えています。

しかし、何度も挫折しながらも華麗に復活を遂げてきた、BTCなどの仮想通貨市場が有する回復力と、市場の成長性を考えれば、技術面と金融面の発展をもとに、より強い上昇相場を取り戻せる可能性も低くないと考えられます。

仮想通貨市場が底打ち反転をするためには、何が必要なのでしょうか。

1.技術面

度重なるハッキングやサイバー攻撃は、結果的に仮想通貨業界の技術革新につながると指摘する声もあります。

BlockstarのCEOを務めるFerri氏は、「技術の革新において、ハッキング被害は短期的に苦痛をもたらすが、長期的に見れば、仮想通貨のエコシステムにとって、改善と更なる進化の駆動力となり、間違いなくより安全な環境を作るように仕向けてくれる。その結果は、仮想通貨の普及だ。」と明言しました。

2.金融面

ここ2ヵ月だけで、いくつもの巨大金融機関が動き出し、仮想通貨に対する巨額投資を検討・参入しました。

伝統の証券取引所は、仮想通貨取引所Geminiと提携し、市場操作と不正取引を特定する市場監視仕組みの改善に務めているそうです。

また、NYSEの親会社であるICEは、ウォール街の大口投資家が仮想通貨を取引できるようにオンライン取引プラットフォームの構築に力を入れ、巨大投資銀行ゴールドマンサックスは、ビットコイン先物取引サービスの提供を決定しました。

以上の2点に加え、CoinbaseやBitfinexが導入したように、SegWitやLighteningNetworkが従来のトランザクションの所有時間と手数料を減らしつつあることも、BTCを含む仮想通貨全体の相場を引き上げる不可欠な要素だと考えられます。

「(BTC相場は)300回も死亡(暴落)し、そして蘇ってきた。」との見解があるように、BTCの未来は明るいと考えてもいいでしょう。

価格下落は例年通りと楽観視する向きも

2013年にBlockchain.info社に入社した事をきっかけに仮想通貨業界に入り、Okcoinなどで仕事もした後、世界最大の取引所Binanceを作り上げたCEO CZ氏は、長年仮想通貨業界に携わって来た経験から『仮想通貨市場の暴落は例年通りの光景だ』と語りました。

CZ氏は

「多くの人々は、以前までのBTC価格は、平坦であったと考えているようだ。」 「しかし業界に長く関わっていると、価格変動のパターンは、毎年似たような軌跡(暴騰→暴落の繰り返し)を辿っていることがわかる。ただ”左の目盛り”が違うだけだ。」

と語っています。

また、過去の暴落と高騰の様子(BTCチャートの推移)を動画で公開したツイッターユーザーも、投資家の間で話題となっています。

CoinPostの関連記事

ビットコイン チャート・価格・相場・最新ニュース一覧(301)
ビットコイン(Bitcoin/BTC)のチャート・価格・相場や、最新ニュース一覧を掲載しています。また、ビットコインとは何か、通貨の概要やその詳細も解説しています。
バイナンスCEO等、複数の専門家が強気相場を示唆:仮想通貨市場の暴落は例年通りの光景だ
BinanceのCEOを務めるCZ氏は、今回のようなビットコイン価格の下落も、過去何度も起きており、例年通りのパターンに過ぎないと主張。BTCテクニカルアナリストのWoo氏、インターネットセキュリティ専門家のMcAfee氏も、将来的な強気相場を示唆している。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/06 火曜日
14:25
三井住友銀など9社、STセカンダリー取引でDvP決済を実証完了
三井住友銀行・大和証券・SBI証券など9社が、ST二次流通取引でステーブルコインを活用したDvP決済の実証「Project Trinity」フェーズ2を完了。T+2のDvP決済の実現可能性を、法務・技術・業務運用の3面で一定程度確認した。
14:00
ZachXBT、ラザルス関連の中国系犯罪シンジケートに顧客を装い潜入丨Bybit事件関連の資金経路を特定
独立系アナリストのZachXBT氏が、ラザルスの盗難資金を洗浄した中国系グループに顧客を装って潜入。累計10億ドル超の洗浄に関与した組織と、Bybit事件のウォレットを特定した調査内容を解説する。
13:42
SBI証券ら9社、ステーブルコインでSTトークンの同時決済──実現性を一定程度確認
SBI証券と大和証券を含む9社は6日、ステーブルコインを使ったセキュリティトークンの同時決済の業務運用検証が完了したと発表した。証券会社間での決済の実現可能性を一定程度確認し、制度・市場の整備動向を注視しながら今後の対応を検討する。
13:15
東アジアの仮想通貨経済、日本が2位 分散型取引所の利用が盛ん=チェイナリシス
チェイナリシスが東アジアの仮想通貨市場を分析。市場規模は韓国が首位で、日本、香港、中国と続いた。韓国ではAIトークン、日本はDEX、中国はP2Pの動きが注目されている。
13:00
米上場ストライブ、266億円相当ビットコイン購入──世界5位に
ストライブは5日、2,000BTCのビットコインを1億6,900万ドルで購入し、総保有量が2万9,462BTCのビットコインになったと発表した。購入資金の61.5%は優先株の販売で調達した。
11:04
米財務省、仮想通貨と偽慈善団体でハマスに送金した資金網を制裁
米財務省外国資産管理室は2日、偽の慈善団体と仮想通貨でハマスに200万ドル超を送金していた個人・団体5者を制裁対象に指定した。対象者の米国内資産は凍結され、米国人との取引は原則禁止となる。
10:15
クラーケン親企業ペイワード、一部の機関投資家向けに24時間決済を開始
仮想通貨取引所クラーケンの基盤を担うペイワードが、シンガポール・ガルフ・バンクとの提携で24時間・週7日の即時決済を可能にした。決済は米ドル建てで一部顧客向けに始まり、対象は順次広がる計画だ。
10:00
JPYSC用いた日本初「ステーブルコイン普及債」、年利5.0%で募集開始
日本初「ステーブルコイン普及債」が10月6日から募集開始。円建てステーブルコインのJPYSCで利払いと償還を行う自己募集型デジタル社債で、年利5.0%、一口10万円。発表会と個別取材から、仕組みと制度課題、今後の展望を報じる。
09:50
欧米富裕層のデジタル資産投資実態、2月の急落で投資意欲上昇=コインシェアーズ調査
ビザの調査でアジア太平洋の消費者の46%が5年以内のステーブルコイン利用に前向きだった。コインシェアーズ調査では米欧7市場の富裕層投資家の過半数がデジタル資産を保有している。
09:10
ビットコイン、上昇上位15日を除くと3年間11%の損失に=グレースケール分析
グレースケールは5日、ビットコインの3年間の累積リターンが上昇率上位15日を除くと約225%から11%の損失に転じるとするレポートを公表した。投資を見送って価格変動の落ち着きを待つことにも機会損失が生じるとの見方を示した。
08:15
米上場DeFiデベロップメント、1株あたりのソラナ保有量が2桁増の見込み
米上場企業DeFiデベロップメント(DFDV)は5日、ソラナ保有量が8月12日以降に約11%増加したと発表した。9月末の1株あたり純資産価値は8月比で100%超増える見込みで、優先株の初回配当も支払った。
07:30
ジーキャッシュ、次期アップグレード『NU7』をテストネットで稼働
ジーキャッシュが5日、次期アップグレード「NU7」をテストネットで稼働させた。ブロック生成間隔は75秒から25秒に短縮され、取引手数料の60%を準備金に積み立てる新制度も導入される。メインネットでは11月5日前後の実行を目標としている。
07:00
ビットマイン、1.5万ETHを追加購入|供給量5%目標に99%到達
ビットマインは5日、直近1週間で1万5,112ETHのイーサリアムを購入したと発表した。保有量は602万ETHのイーサリアムとなった。
06:34
米財務省、仮想通貨ミキシング規則案を撤回 正当な活動を妨げる懸念で
米財務省傘下の金融犯罪取締ネットワークが、2023年10月提案の仮想通貨ミキシング報告義務付け規則案を撤回すると通知した。定義の広さが正当な活動を萎縮させかねないとの懸念を踏まえた判断で、金融機関の既存の義務に変更はない。
06:10
米CFTCとSEC、ビットコインやイーサリアム・XRPを原則証券でないと共同解釈
米商品先物取引委員会のセリグ委員長は5日の講演で、個人向けレバレッジ仮想通貨取引を扱う取引所に、連邦登録の新区分「仮想通貨市場」を設ける枠組みを示した。州免許か連邦登録かを選べる仕組みで、準備金証明の義務化案も含む。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧