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グレースケール予測、FRB利上げ見送りならビットコインが株式に追いつく可能性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • イラン戦争開始後、ビットコインは1%下落、米株は9%上昇
  • FOMCドットプロットで委員9人が2026年内利上げを予測

利上げ見送りなら上昇余地

仮想通貨運用大手のグレースケールは22日公開のレポートで、FRBが利上げを見送った場合、ビットコイン価格が米株式市場に追いつく可能性があるとの見解を示した。

グレースケールによると、イラン戦争が始まった2月末以降、米国株は9%上昇した一方、ビットコインは1%下落、金は20%下落した。AIへの大規模投資が株式を下支えした一方、ビットコインと金の価格はFRBの利上げ観測が重石になったと分析している。

ビットコインと金は利息を生まない金融資産であるため、法定通貨の実質金利が上昇すると保有機会コストが高まり、需要が低下しやすい。グレースケールはこの構造を踏まえ、現在の価格水準ではビットコインが「割安に見える」としている。

Equities, gold, and Bitcoin performance since start of Iran War

出典:Bloomberg, Federal Reserve, Grayscale Investments

関連記事:ビットコイン下落、FOMC後の米金利上昇が重し クラリティー法案・原油高も逆風|仮想NISHI

仮想通貨ビットコインは6月18日未明に下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示された政策金利見通しが市場でタカ派的と受け止められ、米金利が上昇したことが主な要因である。

グレースケールの基本シナリオ

グレースケールはビットコインが投資ポートフォリオで二重の役割を担うと指摘する。長期的な価値保存手段としての希少なデジタルコモディティという側面と、仮想通貨業界の長期成長へのエクスポージャーを提供するパブリックブロックチェーンという側面だ。

同レポートはビットコインの機能が「金と成長株の中間」に位置するとし、ポートフォリオ分散資産として機能すると述べている。

グレースケールの基本シナリオは利上げなし(据え置き)であり、そのシナリオが実現した場合、ビットコイン価格が株式に追いつく可能性があるとしている。

関連記事:ビットコイン弱気相場続くも投資家の警戒感和らぐ=グラスノード

グラスノードは仮想通貨ビットコインはまだ弱気相場にあるが、指値買いの増加などから投資家の過度な警戒感は和らいでいると分析。強気前夜へと回復する条件を挙げた。

FOMC据え置き決定とドットプロット

米連邦公開市場委員会(FOMC)は17日、政策金利を3.5〜3.75%に据え置くことを12-0の全会一致で決定した。ケビン・ウォーシュ氏がFRB議長として臨んだ初めてのFOMC会合となった。

同時に公表されたドットプロット(政策金利見通し)では、18人の委員のうち9人が2026年内に少なくとも1回の利上げを予測し、そのうち6人は複数回の利上げを見込む。利下げを予測した委員は1人にとどまり、中央値の金利予測は3.75%と、3月時点の3.4%から上昇した。

BofAは3回の利上げを予測

一方、バンク・オブ・アメリカは22日、FRBが9月・10月・12月にそれぞれ25bpずつ、計0.75%の利上げを実施するとの予測を発表した。最終的な政策金利は4.25〜4.50%になるとみている。

報道によると、担当アナリストのアディティヤ・バーヴ氏は、コアPCEが5月に前年比約0.7%高い3.5%に達する可能性があるとし、「FRBが懸念するインフレ問題は明確に悪化した」と述べた。バーヴ氏はウォーシュ議長が記者会見で「物価安定の回復を繰り返し強調し、政策がさほど景気抑制的でないことを示唆した」とも指摘している。

さらに、バンク・オブ・アメリカは、急激な雇用鈍化・コアPCEの低下・株式市場の大幅下落が利上げ路線を狂わせる主なシナリオとして挙げている。

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