WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン弱気相場続くも投資家の警戒感和らぐ=グラスノード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC価格は強気・弱気の境界線7万7,200ドルを約15%下回る
  • 実現時価総額が直近7日間で減少ほぼ停止、資本流出が鈍化

BTCからの資産流出は鈍化傾向

オンチェーン分析企業グラスノードは17日、週間市場レポートを発表。仮想通貨ビットコイン市場は依然として脆弱な状態にあるものの、忍耐強い投資家によって支えられつつあると分析した。

ビットコインが現在の水準付近を底値とできるかどうかは、流動性の向上と低い価格帯での買い集めが、投資家の収益性低迷やリスクセンチメントを相殺できるかどうかにかかっているとも述べた。

関連記事:ビットコイン長期保有者の保有比率が過去最高、弱気相場の終盤か=K33分析

仮想通貨調査会社K33は、ビットコインの流通供給量の79%を長期保有者が保有し過去最高水準に達したと報告した。旧コインの売り圧力低下が弱気相場の終盤を示すとしている。

グラスノードは、5月から6月にかけての下落は、主に地政学的リスクによるものだったが、米国・イランが和平合意に達したと発表したことで、この逆風が取り除かれたとしている。安全資産からビットコインのようなリスク資産へ資金が戻る土台が整いつつあると続けた。

出典:グラスノード

一方で、レポート発表時のビットコイン価格(約6万5,600ドル)は、オンチェーン上の強気・弱気の境界線とされる「真の市場平均(トゥルーマーケットミーン)」である7万7,200ドルを約15%下回っており、依然として弱気相場の中にあると指摘した。

トゥルーマーケットミーンとは

アクティブな投資家層の平均ビットコイン取得価格のこと。

直近155日以内に購入した短期保有者のMVRV(現在の価格の取得コストに対する比率を示す指標)は0.90であり、最近の買い手の多くが約10%の含み損を抱えている状態だ。これが回復局面での上値を重くする要因となっていると述べる。

また、実現利益・損失比率(30日移動平均)は0.53となっており、過去1か月の大半において利益確定よりも損失確定(損切り)が支配的な状況だと続けた。

流通しているすべてのコインの取得コストの合計を示す「実現時価総額(Realized Cap)」は過去90日間で1.45%減少しており、今サイクルにおける資本流出が続いていることを示唆する。ただし、直近7日間では減少がほぼ止まっており、流出の鈍化が見られるところだ。

「強気前夜」に移行する条件とは

出典:グラスノード

一方で、6万ドル付近への下落に伴い、バイナンスのスポット(現物)市場では買い注文の流動性が売り注文を大幅に上回っている。グラスノードは、買い注文の優勢が持続する局面は、市場の安定化期と重なることが多いと指摘した。

また、未決済建玉(OI)も急減後、低水準を維持しており過度なレバレッジが排除された健全な状態にあると指摘する。

オプション市場では、BTC急落時に急騰したインプライドボラティリティ(IV:オプション市場が予測する将来の価格変動の大きさを示す指標)は大幅に低下。1週間IVはピーク時の65%超から約35%まで、1か月IVは約50%から約35%まで下落した格好だ。

グラスノードは、投資家の過度な警戒感が和らいでいると評価した。

市場が本格的な「プリ・ブル(強気前夜)相場」へと移行するための条件としては、トゥルーマーケットミーンが7万7,200ドルへと回復すること、短期保有者のMVRVが1.0を超え、含み益状態になること、90日間の実現時価総額(RCT)がプラスに転じることなどを挙げている。

関連記事:ビットコイン下落、FOMC後の米金利上昇が重し クラリティー法案・原油高も逆風|仮想NISHI

仮想通貨ビットコインは6月18日未明に下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に示された政策金利見通しが市場でタカ派的と受け止められ、米金利が上昇したことが主な要因である。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/02 日曜日
11:30
ビットコインFOMC通過も上値重く、クラリティ法案とFRB政策観測が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)はFOMC通過後も1030万円台で方向感を欠き、物価指標発表後の円高急進が重石となった。クラリティ法案の休会前採決動向とFRBの追加利上げ観測が、目先の相場を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/31)|クラリティー法の動向・ETHとSOLのETP提供・XRP運用戦略のまとめ
今週は、米仮想通貨市場構造法案(クラリティー法案)の動向、イーサリアムとソラナのETPの新規提供、エバーノースCEOが語るXRP運用戦略に関する記事が関心を集めた。
08/01 土曜日
13:15
ハイパーリキッドHIP-4、パーミッションレス予測市場をテストネットで有効化
分散型取引所ハイパーリキッドは、誰でも予測市場を作成できる機能をHIP-4のテストネット上で有効化したと発表した。ポリマーケットやカルシとの建玉規模の違いも解説する。
11:12
ビットコイン中心から転換したストラテジー、みずほなど複数証券会社が評価
ストラテジーがビットコイン一辺倒の資金配分から現金積み増しへ転換したことを、TDカーウェンやベンチマークが評価。両社は優先株の額面回復が経営の最優先事項だと分析している。
10:15
イタリア中央銀行、ステーブルコイン送金にコスト優位性なしと結論
イタリア中央銀行がステーブルコイン送金の実証実験結果を公表。伝統的な送金手段と比べ体系的なコスト優位性は確認できなかったとしている。
09:45
FIFAワールドカップ、予測市場での取引が3兆円規模に 公式NFTも盛況
チェイナリシスが2026年W杯が予測市場にもたらしたインパクトを分析。取引総額200億ドル規模となった。FIFA公式NFTプラットフォームでは10万人超がチケット購入権を取得した。
08:15
米財務省がイラン企業2社に制裁措置、デジタル資産決済による制裁回避も主張
米財務省は、イラン関連の新たな制裁措置を発表。今回のホルムズ海峡における制裁の要因となった活動には、デジタル資産の決済による制裁回避も含まれるとしている。
07:15
7件のビットコイン清算連鎖事例、価格の予兆信号は事象ごとに相違=研究レポート
研究者が7件のビットコイン無期限先物清算連鎖を分析した結果、相場崩壊の予兆信号は事象ごとに異なり、共通する指標は注文フロー変動の低下のみだったことが分かった。投資家は単一事象の予兆パターンを過信すべきでない。
06:35
暗号資産取引所BTCBOX、8月3日から段階再開へ
BTCボックスが運営する暗号資産取引所BTCBOXは、長い間停止していたサービスを8月3日から段階的に再開する。ログインにはパスキー認証、日本円出金には2段階認証が必須となる。
06:15
テザー財務報告書、ビットコイン冬相場でステーブルコインの超過準備金が半減
ステーブルコイン発行大手テザーは2026年第2四半期の決算で、資産が負債を上回る超過準備金が82億ドルから41億ドルへと半減したことを開示した。ビットコインや貴金属の評価額低下が背景にある。
05:50
ビットコイン専門ウォレット『コールドカード』流出被害が110億円相当に、ギャラクシーが算出
ギャラクシー・リサーチは、コールドカードの脆弱性に関連する流出被害が1196件のアドレスから1082.65BTC、110億円相当に達したと分析。自己管理型の利用者への影響が大きいことが明らかになった。
05:00
USDC発行企業サークル、ニューヨーク州から信託免許を取得
サークルがニューヨーク州金融サービス局から限定目的信託免許を取得したと発表した。ステーブルコインUSDCの発行体制強化に向け、規制対応をさらに深める。
07/31 金曜日
17:29
レイ・ダリオ、ビットコインは1%保有継続 増刷不可も量子リスクに警戒
米著名投資家レイ・ダリオ氏が英ポッドキャストで、自身のポートフォリオにおけるBTC比率が約1%のまま変わらないことを明らかにした。増刷できない強みを認めつつ、量子コンピューターや政府による監視・課税のリスクにも言及している。
15:32
アルトコイン相場、ビットコインから切り離され値動きに=ウィンターミュート
ウィンターミュート(Wintermute)は30日、2026年上半期のOTCフロー報告書を公表した。機関投資家の現物取引比率が過去最高の72%に達し、オルトコインのオプション取引高は半期比約3.4倍に拡大。銘柄の集中と長期保有の傾向を分析した。
14:20
ビットコイン長期保有者供給、月間21万7000BTC増=アナリスト
オンチェーン分析家ダークフォスト氏によると、ビットコインの長期保有者供給は12月以降増加が続き、直近は月間平均21万7000BTCのペースまで加速。強気相場時とは逆の動きだとし、需要面の弱さも指摘した数値の意味を整理する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧