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香港ステーブルコインHKDAPがローンチを開始、まずは国際決済やRWAトークン化などで利用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • スタンダードチャータードやアニモカなどの共同事業
  • 最初は機関やプロの投資家向けに提供

HKDAPがローンチ

英大手銀行スタンダードチャータードの香港法人やアニモカ・ブランズ、香港電訊(HKT)の共同事業として創設されたアンカーポイント・ファイナンシャル(Anchorpoint Financial、以下アンカーポイント)は12日、香港ドル連動のステーブルコイン「HKDAP」のローンチを開始したと発表した。

まずはローンチの第一段階として、機関やプロの投資家向けに提供すると説明。最初に特化するユースケースは、国際決済やRWA(現実資産)のトークン化などの実体経済での利用だとしている。

アンカーポイントを巡ってはこれまで、ステーブルコインの規制に基づいた発行者ライセンスを取得したことや、実際の発行が近づいていることが明らかになっていた。HKDAPは、香港金融管理局(HKMA)の現行制度に基づいてローンチされた初めての香港ドルステーブルコインとされている。

関連記事:香港ステーブルコインHKDAP、月内発行へ=報道

スタンダードチャータード系のアンカーポイントが、香港ドル型ステーブルコイン「HKDAP」を月内に発行すると香港メディアが報道。OSLとHashKey Exchangeが取扱事業者を担う見通しで、規制下での展開となる。

グローバルサウスでの普及へ

今回の発表では、HKDAPはパブリックブロックチェーン上で運営し、エコシステムの利用や成長を最大化するために「B2B2C(企業対企業対消費者)」モデルを採用すると説明。このビジョンを実現するために、流通企業や利用パートナーとのパートナーシップを増やしているとした。

12日には、ステーブルコイン決済企業のOSLグループとデジタル資産取引所のHashKey Exchangeが、HKDAPの流通パートナーになったことも発表している。

また、24時間7日間の送金・決済機能で、取引の予測可能性、流動性、運用の効率性の向上と同時に、取引の時間短縮やコスト低減を目指すと説明。プログラム可能性と相互運用性も兼ね備え、今後は香港以外にも普及させて、グローバルサウスのデジタル資産エコシステムの発展を支えたいと述べている。

今後については、まずは第一段階が進むにつれて、準備ができた流通企業や利用パートナーがHKDAPの利用を発表していくと説明。また、市況にもよるが、2026年の終わりにも個人による使用を広げる予定だとした。

アンカーポイントの取締役会長とスタンダードチャータードの香港・大中華圏・北アジア部門の最高財務責任者を務めるガウラフ・バッガ氏は発表で以下のようにコメントしている。

スタンダードチャータードは、デジタル資産とトークン化が未来の金融市場で重要な役割を果たすことになると長期にわたって考えてきた。HKDAPの第一段階のローンチは、規制下のトークン化されたマネーを現実世界で利用することにおいて重要な節目である。

我々は、香港がデジタル資産の計画を推進する中で、銀行の伝統や国際ネットワーク、デジタル資産の専門性を結集し、信頼性の高い市場インフラの構築を支援することを嬉しく思っている。

これから、新たな国際送金の機会、摩擦のない価値の移転と決済を可能にし、香港の主要国際金融センターとしての地位をさらに強化していきたい。

関連記事:ローソンでJPYC決済を実体験 コンビニのレジで払う円建てステーブルコイン

ローソンが国内初となるPOSレジ連動のステーブルコイン決済を実証。CoinPost編集部がHashPort WalletとJPYCで実際に会計を体験した。

ステーブルコインは、香港や米国や日本などで規制整備が進み、流通に向けた動きが活発化している。日本では最近、コンビニ大手ローソンがステーブルコインの実証実験を発表して注目を集めた。

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