- 両社が協業を始めたのは1983年
- 次世代の投資家のために革新を継続
トークン化模索の可能性
デリバティブ取引所などを運営するシーボー・グローバル・マーケッツ(Cboe Global Markets、以下Cboe)とインデックス(指数)プロバイダーのS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(以下S&P)は29日、ライセンス契約を25年間延長することを発表した。
今回の契約によって協業が2051年まで続くことになり、その間Cboeは主力商品のS&P500(SPX)オプションを提供する独占的な権利を保持すると説明。また、今後は従来の指数デリバティブ以外にも、トークン化したオプション契約などの新たな金融商品の提供も両社で模索する可能性があると述べている。
オプションとは
仮想通貨以外の資産でも行われるデリバティブ取引の一種。将来のあらかじめ定められた期日に特定の資産を、現時点で取り決めた価格で売買する「権利」を取引する。先物取引が売買の契約であるのに対し、オプション取引は権利を取引するという違いがある。
両社が協業を始めたのは1983年で、最初にローンチしたのがSPXオプション。発表では、今回の契約は40年超に及ぶ協業に基づいて締結されたと説明した。
SPXオプションについては、世界の投資家が米株式市場へのエクスポージャーを獲得・管理するためのグローバルスタンダードになっていると説明。非常に流動性が高く、積極的に取引されるオプション商品であると述べている。
具体的には、2025年に9億7,060万契約の年間取引高を記録して過去最高になったと説明。1日の平均取引高は390万契約で前年比25%増加し、4年連続で取引活動の最高記録を更新したと述べた。
関連記事:米Cboe、ビットコインなど3倍レバレッジETFを申請
米Cboe BZXが仮想通貨や貴金属を対象とした3倍レバレッジ型ETF6本の上場をSECに申請し、投資家はより大きなリスクとリターンを伴う先物型商品への関心を強めている。
契約延長への見解
今回の発表で、Cboeのクレイグ・ドノヒューCEOは今後について以下のようにコメントした。
今回の契約延長は、次世代の最先端領域を追求し、発展する投資家のニーズや新興技術の先を進むための充分な時間も我々に与えてくれる。
これから先の機会は、43年前に両社が協業を始めた時と同じぐらい魅力的だ。我々は、今後数十年間で何を成し遂げることができるのか楽しみにしている。
また、S&Pのキャサリン・クレイCEOのコメントは以下の通り。
米国株へのエクスポージャーに対する投資家の需要は加速しており、我々は、全ての投資家があらゆる場所で、それぞれのニーズに最適な形式でS&P500というベンチマークにアクセスできる未来を見据えている。
Cboeは、流動性のあるデリバティブ市場の開発・上場・運営における深い専門知識をもたらし、我々の指数に関する専門性を補完してくれる。
今回の契約で我々は、次世代の投資家のために革新を続けることができる。
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米CFTCのセリグ委員長は22日、ニューヨーク連銀主催の会議で講演し、市場を大規模なトークン化やオンチェーン金融に備える必要性を強調した。ステーブルコインの担保活用を後押しする方針のほか、仮想通貨は24時間取引に適しうるとの認識も示した。
発表で言及された資産のトークン化は、暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン領域における最近のトレンドの1つ。例えば、米商品先物取引委員会(CFTC)のマイケル・セリグ委員長は今月22日に行った基調講演で、市場は大規模なトークン化に備える必要があると訴えた。



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