- デジタル資産とAIインフラが事業の焦点
- 最大2億ドルの自社株買いを発表
投資評価益が牽引、データセンター事業拡大
米ナスダック上場のギャラクシーデジタル(Galaxy Digital、GLXY)は27日、2026年7~9月期の決算を発表した。純利益は3億2,300万ドル(約510億円)となり、前四半期の8,500万ドルの赤字から黒字転換している。
取引高は4~6月比で12%増加し、平均融資残高は18億ドル(約2,840億円)に達した。また、同社は最大2億ドル(約316億円)の追加自社株買いも発表した。
今期の利益の大半は、財務・コーポレート部門の投資評価益によるもので、同部門の調整後EBITDA(利息・税金・減価償却費を引く前の利益)は3億9,500万ドル(約620億円)と、全体(4億5,500万ドル)の約87%を占めた。同社ポートフォリオにはAIチップ企業Etchedや、ソラナ(SOL)トレジャリー企業Forward Industriesも含まれる。
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米ギャラクシー・デジタルの2026年4-6月期決算を解説。純損失は約134億円だったが、データセンター事業がコアウィーブへの電力供給開始で収益化した。電力パイプラインはテキサス新拠点の確保で5.7GW超に拡大した。
同社のマイク・ノヴォグラッツ創業者・CEOは好調な業績には「確立されたデジタル資産事業の強さ、投資ポートフォリオの大幅な評価額上昇、データセンター事業の貢献拡大」が背景にあると述べた。また、次のように続けた。
当社の戦略は、世界経済における2つの重要な機会、すなわちデジタル資産を通じた金融市場の近代化と、AI(人工知能)インフラの拡大に焦点を当てている。
これら両事業における進展は、当社の収益構造を強化・多様化させると同時に、大きな成長機会を捉えるための態勢を整えるものでもある。
7~9月期、ギャラクシーデジタルのデータセンター事業における調整後売上総利益は7,900万ドル(約125億円)となり、前四半期の2,000万ドルから約4倍に増加した。西テキサスのヘリオス(Helios)データセンター拠点のフェーズIリース契約から得られる収益が初めて四半期を通して計上されている。
ギャラクシーデジタルは6月末までに、133MW(メガワット)の重要IT負荷容量すべてをコアウィーブに提供開始した。また、データセンターの総電力パイプライン容量を5.7GW(ギガワット)以上にまで拡大した。
同拠点のフェーズIIは、資金調達を終えて建設中で、データホール(サーバーを設置する区画)の引き渡しは2027年4~6月期に始まる予定。決算資料によると、工事は予定通り、予算内で進んでいる。
融資事業拡大、新たな自社株買い
ギャラクシーデジタルによると、同社のデジタル資産取引高は前四半期比で12%増加した。融資事業も拡大し、平均融資残高は27%増の18億ドル(約2,840億円)に達している。
デジタル資産部門の調整後売上総利益は、前四半期の6,600万ドルから7,100万ドル(約112億円)に増加したものの、調整後EBITDAベースでは900万ドル(約14億円)の赤字となった。経営陣は、当四半期に実施された一時的な会計調整がなければ同部門は黒字だったと述べたが、その調整額の規模については明らかにしていない。
ギャラクシーデジタルは、取締役会が10月26日付で、新たに最大2億ドル(約316億円)規模のクラスA普通株式の自社株買いを承認したことも発表。同社は、2月に発表した2億ドル規模の自社株買いプログラムを10月15日に完了している。これに関しては約980万株を取得している。
今回発表された新たなプログラムに終了期限は設けられておらず、同社は2億ドル全額を買い戻す義務はないとしている。
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