「仮想通貨には夢がある」藤巻議員が語る魅力、そして政治家としての展望|藤巻議員コラム(3)

今回の記事では、私がなぜ仮想通貨やブロックチェーンに魅力を感じているのか。またそれらの役割として、注目している部分についてお話ししていきます。

そして政治家としてどのように業界に関わっていくべきか、その考えを共有できたらと思います。

前回の記事紹介

経済の活性化には、税制の改革が不可欠です。なぜ私が国会での答弁を続けるのか、仮想通貨に対する国税当局の認識の遅れなどを前回記事ではお話ししました。 仮想通貨減税で民間に活力を、日本経済復活のための改革|藤巻議員コラム(2)

初回記事はこちら 日本復活に必要な変革、「官主導」から「民」の経済へ|藤巻議員コラム(1)

仮想通貨がもつ「非難通貨」としての機能

私が仮想通貨を始めた理由は、非難通貨としての役割に注目したからです。

1923年のドイツのハイパーインフレを幸運にも逃れることができた人は、中立国にお金を逃していた人、農業や実業をやっていた人と本に書いてあります。一方で最もあおりを受けた人は、年金生活者、政治家でした。

そういったインフレになってしまった時に、対応するために日本円をドルや仮想通貨にしておくわけです。

そして、もし本当に悪性インフレが起こったり、中央銀行の財務内容が悪化したりすると、その沈静策・解決策として考えられることは基本的に3つあります。

1つ目の可能性としては、ベネズエラのように自国通貨をやめて、ドルを法定通貨にするという道です。ただしこれは、日本では尊厳の問題があるためやらないと思います。

2つ目の可能性としては、昭和21年に行った預金封鎖と新券発行をやることです。

そして3つ目には、第二次大戦後ドイツがやったように今の中央銀行を潰して、そのときに発行していた通貨を廃止し、新しい中央銀行を作り、新しい通貨を発行することだと思います。

どのような選択肢をするかわかりませんが、もし預金封鎖のような形を取ってしまうなら、円で持っていることは危険です。

新しい中央銀行にするのであれば、ドル預金等は大丈夫だと思います。古い中央銀行である日銀が潰れると、価値がなくなるのは日銀の負債、すなわち円のみだからです。

ドルはFRBの負債であり、日銀が潰れても価値は残るからです。

しかし預金封鎖、新券発行になってしまうと、日本にあるドル資産も封鎖でしょう。そういう気配があれば、みんな海外にお金を逃がそうとします。

しかし、海外送金が禁止されそう、もしくは預金封鎖されるようなことになれば、キプロス危機のように、仮想通貨へお金を逃す手段しかありません。金融知識があり、英語もできれば、海外にお金を逃すようなこともできるかもしれませんが、一般の方にはなかなかそれは難しいです。

そういう意味でも、仮想通貨を購入できる口座を持っていて、いざという時にすぐ対処できるようにいくつか口座を持っていてもいいのではないかと思います。というのが、私が仮想通貨を最初に始めた理由です。

実際に持ってわかった仮想通貨の魅力

仮想通貨を自分でやることによって勉強するわけで、その中でブロックチェーンの将来性に気づきました。よく言われるようにITに次ぐ革命はブロックチェーンであると。

ブロックチェーンの裏と表にある仮想通貨に夢があるなと思ったことが1つです。

もう1つは、仮想通貨自体の魅力です。その魅力とは、決済システムです。

今の法定通貨を使った国際間の決済は高いです。日本では不思議に思うかもしれませんが、フィリピンでは7割くらいの人は銀行口座を持っていません。

銀行口座を持っていなければ、取引はできません。日経新聞に銀行口座を持っていない人口は17億人いると書いてありました。17億人の銀行口座を持っていない人は、現金決済できないので、世界の経済から除外されています。

しかし、仮想通貨はスマホさえあればできます。そうすれば17億人の銀行口座を持っていない人が世界経済に取り込まれるようになり、世界経済、貿易は大発展します。

法定通貨と仮想通貨を競争させて、人類にとってエフィシェントで安上がりな方法を見つけるべきです。仮想通貨というのは、将来的にエフィシェントで安上がりの決済手段(どの通貨になるかはわかりませんが)になると思います。

どの通貨が将来、圧倒的になるかはわかりませんが、競争してもらわないといけないですし、競争は良いものを生み出すので、競争できる環境をつくってあげて、より良いものを作っていってほしいと思っています。

業界における政治家の役割

我々、政治家がやるべきことは環境作りであり、出しゃばらず税金は安くということです。

そう意味でも、今回の選挙では勝たないといけません。勝つということと同時に、多くの人が投票してくれることは、署名活動と同じと思っています。

藤巻が勝つということは、仮想通貨に対する思いがみなさん強いんだなとわかりますから。特に国税局は私が高得票を取れば、皆さんの思いを強く感じるでしょう。

私は前回3万3千でしたが、もちろんそれでは今回落ちると思いますが、上積みされる部分は、仮想通貨まわりの人たちばかりだと思います。

その上積み分が大きければ大きいほど、熱気が強いんだろうと国税局や麻生大臣はわかるわけで、それから政治家も仮想通貨をやっていないと取り遅れるなとわかるわけで、そういう面ではたくさんの票が欲しいなと思っています。

みんなが税制改革が必要であると思っている熱意を示すことができるような得票をしたいなと思っています。

税率が高いからと文句だけを言ってもだめで、国税局ときちんと議論してロジカルに攻めないといけません。

その裏側に熱意があれば、変わってくると思っています。今季の選挙では、私は仮想通貨税制を変えたいと思っている人達の熱意に期待しています。

藤巻 健史(Takeshi Fujimaki) 参議院議員

日本維新の会政調会長代行。元モルガン銀行(現JPモルガン・チェース)日本代表・東京支店長。元ジョージソロス氏アドバイザー。一橋大学卒、ケロッグ経営大学院修了MBA取得。米News week 誌「世界が尊敬する日本人100人」に選出。 朝日新聞で「藤巻兄弟」を共に連載していた元伊勢丹バイヤーの故藤巻幸夫の実兄

藤巻 健史Twitter( @fujimaki_takesi)

「お金を儲ける活力を再び」、経済再生にはモチベーションが必要|藤巻議員コラム(4)

日本経済の復活には、民間の「お金を儲ける活力」が重要となります。再びその活力を取り戻すのに必要なこととは。次回記事でお話しします。

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