仮想通貨取引所FTX、NFL大スター起用の新CM公開
FTX、米国で新CM公開
大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXは8日、米国で放映するCMにNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の有名クォーターバックのトム・ブレイディ選手と妻のジゼル・ブンチェン氏を起用したことがわかった。両氏は6月、FTXの運営企業Trading Ltd.の株主となったばかりだ。
ブレイディ選手は8日、SNS上でFTXを知人や友人に紹介するCMを投稿した。
米国でバスケと並び最も人気の高いプロスポーツ界において、ブレイディ選手の知名度は群を抜いている。
2020年もキャリア通算7回目となるスーパーボウル優勝へチームを導いた。5月には大型仮想通貨カンファレンス「コンセンサス2021」にてFTXのサム・バンクマン・フリード(通称、SBF)CEOと対談を行い、仮想通貨保有を明かし、注目を集めた経緯がある。
その後、6月にはFTXの株主になったと同時にFTXのブランドアンバサダーへの就任も発表。株式のほか、ボーナスとして仮想通貨を受け取ることが明らかになっていた。
また、先日NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)の大スターであるステフェン・カリー選手が仮想通貨・ブロックチェーン領域におけるアドバイスを求めた際には、「レーザー・アイはやめた方がいい」とコメントしている。
FTXの最近の主な動向は以下の通り。
- 米大リーグ(MLB)と提携(6月23日)
- 名門校カリフォルニア大学の競技場の命名権を獲得(8月24日)
- ハッキング被害受けたLiquid Globalに130億円の融資を提供(8月26日)
- 米国拠点のFTX USが先物プラットフォーム「LedgerX」を買収(9月1日)
- NBAのステフェン・カリー選手とブランド・アンバサダー契約(9月7日)
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独自のNFTプラットフォーム
ブレイディ選手は21年4月、スポーツやエンタメ界のデジタル収集品をファンに提供するNFTプラットフォーム「Autograph」を設立。アドバイザーメンバーには大坂なおみ選手やタイガー・ウッズ氏、アイスホッケーの元プロ選手ウェイン・グレツキー氏などの著名アスリートが名を連ねる。
同プラットフォームからはプロテニス選手の大坂なおみ選手も8月に独自のNFTをリリースしていた。
また、今週米大リーグ(MLB)の殿堂入りを果たした元ヤンキースのデレク・ジーター氏もAutographからNFTを公開している。
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