今週の仮想通貨市場 個別銘柄の注目材料まとめ|ビットコイン・アスター・ネムや7月の大規模なアンロックなど

今週の銘柄材料情報

前週比騰落率(6/28〜7/5)

  • ビットコイン(BTC):55,303ドル -10.7%
  • イーサリアム(ETH):2,926ドル -9.7%
  • ソラナ(SOL):124.1ドル -9.2%

時価総額上位の銘柄を中心に過去1週間の材料をまとめた。

ビットコイン(BTC)

ドイツ当局は今週も保有するビットコインを継続的に売り捌き、相場に多大な影響を及ぼした。

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7月1日から合計1,700 BTCを取引所へ送金し売却したと見られている。まだ、最初の送金日となる6月19日から合計4,400 BTC(390億円)を清算してきたが、保有ウォレットには、まだ42,274 BTCが残っている。

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公開市場における売圧を軽減するために、トロン(TRX)・ブロックチェーンの創設者ジャスティン・サン氏はSNS上で、残りのビットコインをOTC取引で全額購入する意思を示した。

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また、ドイツにおいては同国のジョアナ・コタル連邦議員が市場への影響を懸念し売却に反対しており、ビットコインを「国家戦略準備金」として保有すべきと主張した。

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アスター(ASTR)

仮想通貨ASTRについては、今週3日に3.5億トークンに相当する供給量の5%をバーン(焼却)することが決まった。

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対象となるASTRはポルカドットネットワークに接続するためのオークション用に割り当てられていたものだが、ポルカドットのアップグレードにより不要となった。

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ネム(XEM)

国際版バイナンスに続き、バイナンス・ジャパン(Binance Japan)もネム(XEM)の取り扱いを2024年9月18日をもって廃止する予定だ。

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国際版バイナンスは6月17日に、ネムの上場廃止を実施した。

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バイナンスでは、定期的に上場(リスト)されたデジタル資産を見直し、取引量と流動性やネットワークの安定性と安全性をはじめ、開発活動のレベルと質、健全で持続可能なエコシステムへの貢献、規制要件、プロジェクトチームのコミットメントなどの基準や業界要件を満たしていることを確認し、基準を満たさない場合や業界の状況が変化した場合、詳細なレビューを行い、必要に応じて上場廃止の判断に至るという。

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イーサリアム(ETH)

米国でのイーサリアム現物ETF申請をめぐり、予想されていた米独立記念日(7/4)までに承認されていなかった。

最短期間が過ぎて、7月最初の二週間で承認される観測は後退。一方、米The ETF Storeのネイト・ジェラチCEOは、修正版S-1登録書類は7月8日に提出される見込みで、最終版S-1は7月12日前後に提出される可能性があり、理論上は7月15日の週に正式にローンチされることになると予想している。

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7月の大型トークンアンロック予定

投資家・トレーダーが注目するマンスリー・トークンアンロックイベントでは、7月におよそ30億ドル分の仮想通貨が数多くのプロジェクトから解除され、市場へ流通する見込みだ。アンロックは、一般的に売り材料となるケースが多い。

主に注目されるのは、アービトラーム、ワールドコイン、アプトスといった大型銘柄で、日程や規模・流通量比の解除割合が判明している。

  • アービトラーム(ARB):7月16日 7200万ドル 3.2%
  • ワールドコイン(WLD):7月22日より、730日間毎日約1700万ドル
  • アプトス(APT):7月12日 7800万ドル 2.58%
  • スタークネット(STRK):7月15日 4200万ドル 4.92%

出典:CryptoRank

それらのアンロックは新たに決まったものではなく、ロードマップなどに事前に書かれたものだが、それぞれの相場へ影響を及ぼす可能性が高いと見られる。

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エアドロップ情報:ジュピター(JUP)

ジュピターは今週、DAO参加報酬の分配や、トークン販売イベントの詳細を発表した。まずは今週中にアクティブ・ステーキング報酬(JUPトークン+複数のローンチパッド銘柄の配布)は今週中に付与される。

5,000万JUP、75億WEN、750万ZEUS、750万UPT、75万SHARKが投票量に応じて配布されるが、ただし、5,000万JUPトークンはユーザーのステーキング数に入る形で配布される。ステーキングの解除スパンは30日間かかる。

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時価総額トップ銘柄の買い方

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