はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムETFの上場承認書類が再提出求められる 7月上旬の専門家予想は後退

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

承認は早くても7月8日以降か

米証券取引委員会(SEC)は、イーサリアム現物ETFを申請している企業に、S1様式を軽いコメントとともに返送した。企業は、7月8日までにコメントの内容に対応した上で再提出するよう求められている。ザ・ブロックが関係筋の情報として29日に報じた。

また、関係筋によると、次回が最終提出ではなく、SECがETFの取引を承認するまでには、複数回S1様式についてのやり取りがある見込みだ。

これまでの経緯から、最短で7月2日にはイーサリアム現物ETFの上場承認が行われるのではないかとの予測もあったが、これは難しいという観測が高まっている。

ブルームバーグのETFアナリストを務めるエリック・バルチュナス氏も、6月29日に次のようにコメントした。

残念ながら、承認日の予測は休日の後まで延期しなければならないと思う。SECは今週、非常に軽い調整とはいえ、申請書の返答に以前より時間をかけたようだ。

私が聞いたところによると、来週は休日となるため、審査プロセスが再開されるのは7月8日になる。

ブルームバーグのもう一人のアナリスト、ジェームズ・セイファート氏も28日、SECにあまり動きが見られないため、以前の予想よりも遅くなり7月8日の週に承認される可能性が高まったと述べた

セイファート氏は、承認時期については保証できないとしつつ、7月中にSECがS1様式の審査を完了しなかったとすれば意外であると意見している。

各社は、イーサリアム現物ETF承認後の、資金流入量を予測しているところだ。例えばビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は最初の18か月で150億ドル(約2.4兆円)、K33リサーチは最初の5か月で最大48億ドル(約7,700億円)と見積もった。

関連「イーサリアム現物ETFに最初の18か月で2.4兆円の純流入」Bitwise予測

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

ゲンスラー委員長は「夏の終わり頃」と発言

米SECは各社の19b-4様式を5月に承認し、現在はそれぞれのETF商品の詳細に関する申請書類S1様式を審査しているところだ。

ゲーリー・ゲンスラーSEC委員長は6月、イーサリアム現物ETFの最終的な上場承認は、今年の夏の終わり頃になる可能性があると話していた。

各社はイーサリアム現物ETFの上場準備を開始しており、フィデリティとビットワイズは流動性を向上させるための初期資金を調達している。また、ビットワイズはイーサリアムに関するテレビCM向けの動画を公開した。

関連米フィデリティ、イーサリアム現物ETF申請で7.5億円の初期資金調達

関連イーサリアム現物ETFの宣伝競争開始か BitwiseがNFT動画広告を公開

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧