TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ最前線 DEX『ジュピター』の魅力とJUPトークンのステーキング方法

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

ソラナのDEX「ジュピター」の利点

この記事では、ソラナ・エコシステム内で代表的なスワップアグリゲーター「ジュピター」についてご紹介します。

ジュピターはスワップ機能だけでなく、トークンセール(ローンチパッド)への参加権やエアドロップの機会も提供しています。また、ベンチャーキャピタルからの投資を受けず、コミュニティ主導で運営されている点も人気の理由の一つです。

2024年5月時点で、全体のDEX取引出来高の6割以上がソラナブロックチェーン上で発生しており、その中でジュピターは最適なスワップルート(トークン交換の経路)を提供し、ユーザーが迅速かつ効率的にトークンを交換できる場所として利用されます。

2024年6月4日時点で、ジュピターの総取引量は2,000億ドル(約32兆円)を突破。ジュピターは一般的な現物スワップ(成り行き)に加え、指値スワップ、DCA(積立)、無期限先物取引、WormholeやdeBridge基盤のトークンブリッジサービスも提供しています。

この記事でわかること

  1. JUPトークンの概要
  2. アクティブ・ステーキング報酬の特典
  3. ローンチパッド「LFG」の魅力
  4. ジュピター(JUP)の注目点まとめ
  5. JUPのステーキング方法

JUPトークン

ジュピターは今年1月末にガバナンストークン「JUP」を発行しました。総供給量は100億のうち50%がコミュニティに配分され、4回に分けてエアドロップされる計画です。1月31日の第1ラウンドでは約100万件のウォレットが対象となり、初期流通供給量として13.5億が配布されました。

これは仮想通貨エアドロップの中でも大規模なもので、JUPはバイナンス、Bybit、OKXなどの主要取引所に上場しています。

アクティブ・ステーキング報酬

ジュピター(JUP)は、「Active Staking Rewards(アクティブ・ステーキング報酬/ASR)」を導入しており、ステーキングして行動(投票)を起こすことで報酬が強化されます。

ASRのメリットには、ローンチパッド「LFG」の手数料収益の分配や、LFGで発売されたプロジェクトトークンのエアドロップ(無償配布)の機会などがあります。

    アクティブ・ステーキング報酬の内容:

  • ベースとなるステーキング報酬
  • DAOへの参加権(発言・決議権)
  • LFG審査投票権
  • LFG審査投票参加者向けのトークンエアドロップ
  • (LFG)ローンチフィーの一部報酬の分配

JUPは「Jupiter DAO(分散型自律組織)」の投票権として機能します。保有者はJUPをJupiter DAOにステーキングし、1JUP=1票の投票権を得て、個別のワーキンググループやローンチパッド(優良トークンセール)のプロジェクト審査に参加し、報酬を得ることができます。

今年7月には、3月〜6月分として5,000万JUP(約62億円)が配布される予定です。さらに、ジュピターがLFG参加プロジェクトから徴収したローンチ費用の75%も同時に投票者たちに分配されます。

なお、アクティブ・ステーキング報酬は当初、最初の6ヶ月間で実施される取り決めであり、今後も継続するかどうかはDAOにおける投票で判断される点は抑えておきましょう。

ジュピター(JUP)投資目的でソラナを購入するなら

ローンチパッド「LFG」

ジュピターは今年3月からローンチパッド「LFG」の提供を開始しました。LFGはインターネットスラング「Let’s F*cking Go(価格を上げていこう)」に由来しています。LFGはKYC(本人確認)なしで自由に参加できるパーミッションレス型です。

一般ユーザーの参加方法は、預け入れたUSDCに比例してトークンが分配されます。なお、DeFiプロトコルMeteoraとの提携により、一部の大口投資家による買い占めを防ぐ、より予測可能で公正な発売価格の設定メカニズムが導入されています。

ジュピターのローンチパッド「LFG」では、1つのラウンド(4日の投票期間)で、複数の候補プロジェクトがリストアップされ、JUPホルダーの投票によって上位2つのプロジェクトがローンチ権を獲得する。

これまでに、計5つのプロジェクトが選出され、3つがトークンセールを完了し、2つがローンチを控えています。これらのプロジェクトは注目度が高く、期待されています。

    LFGでトークンセールを完了した主なプロジェクト:

  • Zeus Network(ZEUS):ソラナ・ビットコインの通信プロトコル。ソラナ上でのビットコイン流動性ステーキングプロトコル「Apollo」が稼働。
  • UpRock(UPT):モバイル対応のネット通信DePIN(分散型インフラ)プロジェクト。アプリインストール数は100万を超え、1日1万人ペースでユーザーを獲得中。
  • LFGでトークンセールを予定する主なプロジェクト:

  • deBridge:EVMチェーンとソラナ間のトークンブリッジとして2.7億ドルの総取引実績(2024年5月時点)。4月から利用者向けのポイント制を導入。
  • Sanctum:ソラナ(SOL)のリキッド・ステーキング関連プロジェクト。複数のステーキングトークン(MSOLやJITOSOLなど)のバスケット型を発行。預かり総額(TVL)はソラナの同分野でJito、Marinadeに次ぐ3位。

リキッド・ステーキング

ユーザーが自身の資産を預け入れてステーキング報酬を受け取りながら、代替資産を受け取り、同時に流動性を維持できるソリューション。これにより、資産を別の場所で運用し、金銭的な収益を得ることが可能。

ジュピター(JUP)の注目点まとめ

以前は、バイナンスが主要なローンチパッドとして利用されてきましたが、昨年、日本市場から撤退しました。これに代わるトークンセールの手段としてLFGが注目されています。LFGを含む利点から、JUPのステーキングには5万以上のアドレスが参加しており、総量は2.87億JUPに上ります。

出典:ジュピター

現在、ジュピターでのトークン交換はUniswapなどの他のDEXと異なり、手数料が不要です。そのため、取引手数料による収益はありませんが、将来的にはJupiter DAOで手数料を徴収する提案が可決される可能性があります。この手数料は、JUPトークン保有者に分配される予定です。(ただし、手数料徴収の提案が提出され、可決される保証はありません)

また、ジュピターは継続的なユーザーに対し、2025年から2027年の1月にJUPの年度エアドロップを行う予定です。

さらに、創設者@weremeow氏は6月20日に、長期投資の観点からJUP総供給量の30%を減らす提案を発表しました。この提案が実現すれば、市場に流通するJUP総量のさらなる減少により、需要が高まることが期待されています。

ジュピター(JUP)投資目的でソラナを購入するなら

Jupiter DAOのステーキング参加方法

1.JUPトークンを調達

Jupiter DAOのステーキングをするためには、まずJUPトークンを調達する必要があります。

最もシンプルな方法としては、SBI VCトレードなどの暗号資産(仮想通貨)取引所でソラナ(SOL)トークンを購入し、自身の仮想通貨ウォレット(Phantomなど)に移し、ジュピター上で購入する方法です。

関連Phantomウォレット使い方、取引所からソラナを出庫する方法・セキュリティ対策

出典:ジュピターでSOLを使ってJUPを購入

2.ジュピターのガバナンスページに接続

ジュピターのvote.jup.agのガバナンスページを開き、Phantomウォレットを接続すれば、ステーキングできます。1 JUP=1 票の投票権を得ます。

出典:ジュピター

注意点として、ステーキングしたあと、引き出すには、30日間のクールダウン期間が設けられています。

まとめ

ジュピターは、ソラナエコシステム内で最も利用されているスワップアグリゲーターであり、その公平な運営と豊富な機能で高い信頼性を持っています。特に、JUPトークンのステーキングやローンチパッド「LFG」の活用は、投資家に多くのメリットを提供しています。

ジュピター(JUP)投資目的でソラナを購入するなら

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧