はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国と中国政府間で新仮想通貨協定へ|韓政府が大規模な組織改革を計画

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国政府の大規模組織改革
韓国政府の金融監督官が大規模な組織改革を計画していることが明らかになった。仮想通貨を始めとする金融革新の規制を担当する事務局を設立する予定。
韓国政府と中国政府間の協定
韓国と中国政府間で、仮想通貨に関する金融監督協力協定(Financial Supervisory Cooperation Agreement)の統合に合意したことが明らかになった。今後は国際金融規制などで、協力して対応していく方針。

韓国金融委員会で組織改革

先週、韓国金融委員会の金融監督官は、組織改革を計画していることを発表しました。

計画内容については、”韓国における仮想通貨ブロックチェーンに関する規制を担当する事務局を設立する“と現地メディアに語っていました。

その新たな事務局は、”金融革新局”(Financial Innovation Bureau)と呼ばれており、活動期間は2年間と定められています。

金融革新局は、金融委員会の一部として動き、”この組織改革は金融革新を先導し、代用産業革命へと繋げていくことを意図としている。“とニュースで報道されました。

さらに、”韓国のフィンテック業界の成長にも繋がる“とも発表しました。

金融委員会の委員長Choi氏は、

組織改革により、金融消費者の保護をより改善することを考えて行動している。

また、新たな金融革新局は、仮想通貨ブロックチェーンの規制以外にフィンテック、ビックデータ、これらを使用する団体など、他の金融革新に関する規制の取り決めの主導権についても課せられる。

と述べています。

中国との協定

また先週の朝鮮日報で、韓国大韓民国金融監督院の副知事Yoo Kwang-Yeol氏は、中国銀行保険監督管理委員会の理事長と会談を行ったことを公表、金融監督協力協定(Financial Supervisory Cooperation Agreement)の統合に合意したことを明らかにしました。

同国の交渉は、大韓民国金融監督院が中国で韓国保険会社の在外支店を立ち上げようとした際、そのプロセスを見直した時です。

この2つの組織は金融機関内部の規制に関して、情報交換の拡大と対マネーロンダリングのモニタリング経験の向上を決定を発表し、さらに”中国証券監督管理委員会との協力経路が建てられ、さらに事務レベルのホットラインが設けられました。

今後は協力しながら国際金融規制、仮想通貨、ICO、フィンテックなどの新たな技術に対応していく。

と述べています。

このように、複数の政府が共同で仮想通貨ブロックチェーン対策を行おうとするのは、初めてではありません。

今年始め、韓国規定者が中国と日本と共同を望んでいることや、今年2月、韓国企画財政局の大臣と中国銀行の知事が経済問題や仮想通貨規制についての話し合いで面談をしていることも明らかになりました。

ブロッックチェーン企業の税制優遇

経済政策の大臣会議では、政府は国の投資報奨制度を活性化するための策を考えていると、Korea Timesが今週発表しました。

ブロックチェーンは、税制優遇の資格がある将来性豊かな技術のリストに加えられ、新たなテクノロジーを採用している企業の投資負担を減らすため、政府が税制優遇の対象にしたとのことです。

他にも、”ブロックチェーンベースの情報管理技術、量子コンピューター(次世代コンピューターで複雑な量子計算が可能)、さらなる成長が期待できる商業化施設は、すべて税額控除規制に従って法免税の対象になる。“と発表しています。

実名アカウントの期限切れ

韓国政府は今年1月、「実名アカウントシステム」を採用しました。

Money Todayによると、仮想通貨取引所と商業銀行の契約は半年に一度更新しなければなりませんが、取引所サイトなどの対マネーロンダリングの意識を上げるために必要不可欠とのことです。

現在では、韓国トップ4の取引所が実名アカウントを使用しています。

Upbit, Bithumb, Coinone, and Korbitなどは実名アカウント作成を可能にしているものの強制はせず、他社は未認証の匿名アカウントなどを未だに使っているのが現状なようです。

さらに、実名アカウントが採用可能な銀行が6つある中、実際に使える銀行は3つのみとのことですが、契約申請時には、Coinplugが実名アカウント採用の第6社目になる可能性があります。

現地メディアによると、今年始めからShinhan銀行と交渉を始めているとのことです。

CoinPostの関連記事

なぜ韓国では熱狂的な仮想通貨ブームが起こるのか、そのルーツに迫る
韓国の人口は世界人口の1%にも満たないものの、ある推算によると世界の仮想通貨トレードの30%が韓国で行われているとのことです。韓国での流行の理由として、テクノロジーに対する関心・好奇心の高さ、およびオンライン少額決済への抵抗感が少ないことが挙げられます。
韓国政府がブロックチェーン(仮想通貨含む)を公式産業として法的に認める
韓国の仮想通貨メディアであるBChainは、韓国政府が国内ブロックチェーン業界において公式な産業分類基準を定め、その仮分類表を公開したことを明らかにしました。そして、その公式な分類表は、7月末に公開されると記述されました。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHK報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
11:47
テザー社CEO、S&PによるステーブルコインUSDT格下げに反論 余剰資本を強調
テザー社CEOがS&PによるステーブルコインUSDTのドルペッグ機能評価の格下げに反論した。余剰資本や米国債利回りを考慮していないと指摘している。
11:07
ヤーン・ファイナンスのyETH製品に攻撃、約4億5000万円相当が流出
イールド・ファイナンスのyETH製品が攻撃を受け、約4億5000万円相当のETHが流出。攻撃者は無限ミントの脆弱性を悪用し、約1,000ETHをTornado Cashに送金。V2・V3ボールトは影響を受けず、yETH保有者は安全に引き出し可能に。
09:15
中国人民銀行、仮想通貨取引の厳格取締を改めて要請、ステーブルコインも警戒対象
中国人民銀行が仮想通貨取引の取締強化を改めて各当局に要請した。仮想通貨関連活動の再活発化が背景にあるとみられ、ステーブルコインも警戒対象としている。
09:03
コインシェアーズ、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げ
欧州大手のコインシェアーズが、XRP・ソラナ・ライトコインのETF申請を取り下げた。米国市場での大手運用会社への集中により、差別化や利益率確保が困難になるとの懸念を示し、ナスダック上場を控え、仮想通貨関連株式やアクティブ運用戦略など新商品の投入を計画している。
11/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、金持ち父さん著者キヨサキのBTC売却やソラナとXRPのETFの好調など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:00
DeFiで株式市場はどう変わる? Progmat齊藤達哉氏が語るオンチェーン金融の未来|独占インタビュー【後編】
Progmat齊藤達哉氏インタビュー後編。議決権付きトークン化株式で日本が世界初となる理由、2028年施行を目指すトークン化法のロードマップ、DeFi・AIエージェントを見据えた将来ビジョンを聞いた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧