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イーサリアム、価格回復の壁は? Cryptoquant分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

回復しない課題とは

Cryptoquantは今週の最新分析で、仮想通貨イーサリアム(ETH)がビットコインに対して極度の割安水準に達しているものの、複数の構造的問題が価格回復を妨げていると指摘。ETH/BTCのMVRV比率が2019年以来初めて「極度の割安」ゾーンに入り、過去の類似局面では大きく反発したが、今回は異なる市場環境に直面している状況である。(以下がCryptoquantの分析内容)

出典:Cryptoquant

最近のイーサリアム総供給量は1億2070万ETHと過去最高を記録し、価格との明確な乖離が発生している。2024年3月のDencunアップグレード後、手数料の大幅削減によりバーン量がほぼゼロまで低下し、以前投資家にとって魅力的だったデフレ的特性が失われた。これにより2023年3月以来の最安値を記録している。

出典:Cryptoquant

関連:イーサリアム、45%下落で『長期投資チャンス』到来か? フィデリティ分析

ネットワーク活動は2021年から停滞しており、取引数・取引量・アクティブアドレス数などの主要指標に持続的な成長が見られない。レイヤー2ネットワークの台頭により、メインネットからトランザクションが流出し、基盤レイヤーの活動成長が鈍化している。

投資家需要も2025年を通じて弱い状態が続いている。ステーキングされたETH量は2024年11月の3,502万ETHから3,440万ETHへと減少し、投資商品(ETPやETF)でのETH残高も2月初旬から約40万ETH減少した。これらの資金流出は投資意欲の低下を表している。

一方でビットコインは機関投資家からの堅調な需要、供給上限、ETF主導の資金流入から恩恵を受けている。対照的な需給動向から、イーサリアムは歴史的に割安に見えるものの、過去のサイクルと比較して回復経路はより複雑でゆっくりとしたものになる可能性が高い。

現在のイーサリアムが抱える供給増加、ステーキング参加率低下、投資家需要減少、平坦なネットワーク活動といった逆風は、過去の反発局面には存在しなかった要因であり、ビットコインとの価格格差解消には時間を要すると見られるという。

関連:L1強化に本腰 ヴィタリックが2025年イーサリアム開発の優先事項を発表

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