はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

コインベースCEO明かす「企業資産の80%をビットコインに投資検討も断念」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資目的で仮想通貨を保有

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは9日、ビットコイン(BTC)を財務資産として採用する戦略について過去に検討したことがあると明かした。

アームストロング氏は、過去12年間のうちで「バランスシートの80%を仮想通貨、特にビットコインに投資すべきかと考えた瞬間があった」と述べている。だが最終的には、スタートアップ企業としての資金繰りに悪影響を与えるリスクなどを考慮して断念したと続けた。

また、同社のアレシア・ハース最高財務責任者(CFO)は、仮想通貨に投資する顧客と競争しているように見られたくなかったともコメントしている。

ただ、コインベースは投資目的で仮想通貨をバランスシート上に保有しており、この大半がビットコインとされる。2025年3月末時点で、この額は約13億ドル(約1,900億円)に達している。ハース氏は、こうした投資を今後増やしていくことを示唆する発言を行った。

コインベースは8日に、1~3月期の決算を報告したところだ。また、仮想通貨大手デリバティブ取引所デリビット(Deribit)を買収することで合意したことも公表している。

関連:コインベース1~3月期決算報告 収益は事前予想下回る

関連:コインベース1~3月期決算報告 収益は事前予想下回る

ストラテジー社はビットコイン戦略にAI活用

ビットコインをバランスシート上に保有することで最も有名な企業は米ストラテジー社である。

同社は、ビットコインを購入することで、株式をBTCへの間接投資手段として株価を上げてきた。5日にも、1,895 BTCを追加購入。同社のビットコイン保有数は555,450 BTC(8兆円相当)に達している。

2日には、ビットコイン購入計画を強化するために、資金調達目標を840億ドル(約12.6兆円)に倍増すると発表していた。

関連:マイケル・セイラー率いるストラテジー社、ビットコイン投資資金を12兆円に倍増へ

創業者兼取締役会長のマイケル・セイラー氏は6日、同社主催のイベントStrategyWorldに登壇。マイクロストラテジーの資金調達構造、特に「Strife」と「Strike」という転換優先株商品は人工知能(AI)を活用して設計されたと明かしている。

ストラテジー社は転換社債を発行することにより、ビットコイン購入などに宛てる資金を調達してきた。

Strike(STRK)は、現金またはストラテジー株(MSTR)で支払われる8%の配当金を提供するものであり、普通株(MSTR)に転換可能である。また、Strife(STRF)は転換不可能で、債券投資家にとっての安定性を重視する商品だ。

セイラー氏は、新しい金融商品を開発する際には、AIを活用して情報源を分析し、意思決定を行うとも述べている。例えば、次のようにコメントした。

AIチャットをディープリサーチモードにして、50の情報源を15分ほど調査してもらったりする。すぐに行動に移せるような答えが常に得られるわけではないが、求めている情報の80%から95%は得られる。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/10 土曜日
14:30
改訂版GENIUS法案、テザーも米規制対象に DeFiへの影響も
米上院の改訂版GENIUS法案で海外ステーブルコイン発行体も米国の規制対象に。テザーなど1500億ドル市場への影響と、DeFi開発者・バリデーターまで拡大された規制範囲の懸念点
13:00
コインベースCEO明かす「企業資産の80%をビットコインに投資検討も断念」
米取引所コインベースグCEOが財務戦略としてのビットコイン保有を検討していた過去を語った。同社は投資目的で約1,900億円相当の仮想通貨を保有している。
11:45
ブラックロック、イーサリアムETFの現物償還機能を申請
ブラックロックがイーサリアムETF「ETHA」の改訂届出書を提出し、SECの承認を前提に現物による設定・償還機能を追加。最終判断は2025年10月頃の見通し。同時にビットコインETF「IBIT」には量子コンピューティングリスクに関する記載も追加。
10:30
アダム・バックが試算、メタプラネット株価1340円到達の可能性も
ビットコイン専門家アダム・バック氏が新指標「mNAV回収月数」を提案し、メタプラネットの適正株価1340円を算出。ストラテジーと比較して3.8倍速いmNAV回収速度を実現していると分析。
09:40
台湾議員、ビットコイン準備金創設を提唱
台湾立法院の葛議員が国家資産の多様化を図るため仮想通貨ビットコインを準備金に採用することを提案した。米国における準備金政策の実現例も挙げている。
08:30
4月安値から5倍高騰、AI関連銘柄VIRTUAL 長期保有促進策で再注目に
AI関連のVirtuals Protocolのトークン価格が400%超の急反発。Diamond Hand BonusとTake Profit Cooldownの導入で長期保有を奨励。AIエージェント市場で最も効果的なローンチパッドとしての地位を確立した見方も。
07:35
ドイツ当局、50億円超相当の仮想通貨をeXchから押収
独連邦刑事庁は、eXchから55億円相当の仮想通貨を押収。ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ダッシュが含まれており、同社はマネーロンダリングに関与した疑いなどが持たれている。
07:05
ブラックロックが米SECと協議、仮想通貨ETFのステーキングとオプション取引について
世界最大の資産運用会社ブラックロックがSECと仮想通貨規制について会談。ステーキング機能付きETFやオプション取引の基準を協議。アトキンス新議長の下、規制アプローチの転換が進行中。
06:30
バンス米副大統領、Bitcoin 2025カンファレンスで基調講演予定
バンス米副大統領が5月の『Bitcoin 2025』カンファレンスで基調講演を行う予定。かつてビットコイン保有を公表していたバンス氏の登壇は、トランプ政権の仮想通貨支持姿勢を鮮明に示す動きとなる。
06:10
ブラジル証券取引所B3、イーサリアム・ソラナ先物取引を6月導入
ブラジル証券取引所B3がイーサリアムとソラナの先物取引を6月16日に開始。米ドル建てで0.25ETH・5SOL単位の取引が可能に。
05:50
米上場の医療企業ウェルジスティクス、XRP財務戦略採用へ
米ナスダック上場の医療流通企業ウェルジスティクスヘルスが、XRPを準備金と実時間決済インフラとして導入する取り組みを発表。
05/09 金曜日
18:50
2025年注目の仮想通貨20選|成長銘柄とテーマを解説
Grayscaleが注目する2025年の暗号資産(仮想通貨)20銘柄を紹介。RWA・DePINなど注目テーマや投資リスクも解説。
16:57
Web3を伝えるという挑戦 メディア関係者が語る挑戦と期待|香港Web3 Festival2025
2025年4月に開催された「Hong Kong Web3 Festival」では、アジアのWeb3メディア関係者6名に取材を実施。情報の信頼性維持、広告と報道の分離、AI技術の活用、そしてアジア各国における市場ポテンシャルなど、Web3メディアが直面する課題と今後の展望を多角的に紹介する。
14:49
コインチェック、ビットコインステーキングで法人向け新サービス検討へ 
コインチェックがBabylon LabsとNext Finance Techと共同でビットコインステーキングサービスの提携を開始。事業法人・機関投資家向けに、ビットコイン保有からのインカムゲイン獲得機会を創出。世界初の信頼不要型・自己管理型プロトコルにより、BTCの新たな収益化手段を提供。Coincheck Primeを通じて日本企業の暗号資産活用を促進。
13:25
ソニー・バンダイナムコ・Gaudiy、100億円調達で日本IPの海外展開加速
ソニー、バンダイナムコHD、Gaudiyが戦略的パートナーシップを締結し100億円の資金調達を実施。CrunchyrollとMyAnimeListの連携などでグローバル展開を強化、次世代クリエイター育成やブロックチェーン・AI活用も推進。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧