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コインベース1~3月期決算報告 収益は事前予想下回る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

3月までの市場停滞で取引量減少

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは8日、1~3月期の業績を報告した。収益は20億ドル、1株当たり利益は0.24ドルで、いずれも予想を下回っている。ただ、ビットコイン(BTC)などの上昇にともない、株価は過去5日間で0.7%上昇した。

10~12月期は、トランプ氏が米国大統領に再選したことから市場が好調だったが、その後は市場が冷え込んでいたことの影響を受けた格好だ。

1株当たり利益は0.24ドルで、アナリストの事前予想1.93ドルを下回った。また、総収益は20億ドル(約2,900億円)で、予想の21億2,000万ドルをわずかに下回っている。取引収益は、前四半期比で取引量が10%減少したことにともない、19%減少して12億ドル(約1,750億円)となった。

ステーブルコインUSDCが好調

コインベースは、99億ドル(約1.4兆円)の米ドル資金を保有することで、さらなるイノベーションと長期的な成長を推進する態勢が整ったと述べている。また、次のように説明した。

当社は、世界の現物およびデリバティブ取引の両方で市場シェアを拡大し続けた。

世界第2位のドル建てステーブルコインであるUSDCは、時価総額が600億ドル(約8.8兆円)を超え、過去最高値を更新するなど、勢いを維持した。これは、個人および機関投資家の双方における残高増加によっても支えられている。

コインベースは、サークル社と共同でUSDCを立ち上げた経緯がある。

しばらく両社が共同で創設した「Centre Consortium」という企業体がUSDCを運営していたものの、2023年にサークル社が単独で運営し、コインベースがサークル社に出資してサポートをしていく体制となった。

コインベースは、1~3月期に、USDCより約3億ドル(約438億円)のサブスクリプションおよびサービス収益を得ている。

関連:ステーブルコイン「USDC」の買い方、DeFi運用・使い方を徹底解説

また、2025年4~6月期の業績見通しについても発表した。4月には、約2億4,000万ドル(約350億円)の総取引収益を計上したと報告している。

サブスクリプションおよびサービス収益は、ステーブルコイン収益の前四半期比成長率が、資産価格の下落によるブロックチェーン報酬収益の減少によって相殺され、6億ドルから6億8,000万ドル(約876~990億円)の範囲になると予想した。

現在の状況については、貿易政策などマクロ経済の不確実性が消費者心理に影響を与えており不確実なものだとの認識を示している。その中、コインベースは長期的な製品ロードマップを維持し、財務規律を維持していく見通しだと続けた。

関連:米GENIUS法案が否決、ステーブルコイン規制の先行き不透明に

コインベースは8日、仮想通貨大手デリバティブ取引所デリビット(Deribit)を29億ドル(約4,230億円)で買収することに合意したと発表したところだ。

これにより、コインベースは仮想通貨デリバティブのグローバルプラットフォームとしての地位を確立し、収益性を向上させ、取引収益の多様性と持続性を高めることができる見込みだとしている。

関連:コインベース、デリビット買収合意 時価総額1兆ドルへ成長の可能性

デリバティブとは

仮想通貨や株式といった元になる資産から派生した金融商品のこと。代表的なデリバティブに先物取引、オプション取引などがある。

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