- XRPの底値を見極めるには
- CoinPost所属テクニカルアナリストが、XRP(リップル)のチャートを分析。XRPの買いを入れるにあたり、狙い目のタイミングはいつなのか。ボリンジャーバンドとRSIという2つのテクニカル手法を使って考察しています。
5/24テクニカル分析(XRP編)
本日は、XRPのテクニカルチャート(15分足/中期)のチャート分析を行います。
分析手法は、ボリンジャーバンド(上段)とRSI(下段)。
ボリンジャーバンドとは
価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の一つ。
95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。
チャートを分析する際にはトレンドを見極めるトレンド系分析と、現在の過熱感や変化の兆しなどを見極めるオシレーター系分析の分析を組み合わせています。
今回は、トレンド系分析の基本である、ボリンジャーバンド(±2α)とオシレーター系の分析であるRSIの二つの手法を用いて行います。
中期の分析として15分足でチャートを取っておりますが、ボリンジャーバンド上では-2α上にあり、逆張りのタイミングとしては非常に良いタイミングとなっています。
一方で、RSIは今まで切り返しのタイミングの一つの節目として機能しており、その30の節目はまだ下回っていない事から、ややまだ下限余地がありそうですが、RSIが30を下回ったタイミングで、ロング(買い)を入れる事がタイミングとしては適切かもしれません。
RSIとは
投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では、一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われてる。
初心者向けにより丁寧に説明すると、上段の価格チャートで青く囲まれている部分を下回るといわゆる売られ過ぎ、逆張りの買いを入れる一つの基準になりますが、テクニカルの分析をする際は一つの指標だけみる事は、投資判断のミスに繋がります。
そのため、数字が高ければ買われ過ぎ、数字が低ければ売られ過ぎである指標のRSIでも確認をすると、こちらもRSIチャートの動きから売られ過ぎかなといったような確認はできる一方で、過去のRSIの動きからすると、まだ下がる余地がありそうだという事がわかります。
つまり総合的に判断すると、もう少し様子を見つつ、タイミングを見計らってから買いを入れた方がいいのではないかと考えることができます。
免責事項
当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。
また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。
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