ステラ(XLM)とは
ステラは主に決済や送金で使用されることが多いパブリックチェーン。リップル(XRP)の開発者であるJed McCaleb氏主導のもと立ち上げられ、2014年7月31日から発行を開始した。
ステラはブリッジ通貨としても運用されており、日本円⇆XLM⇆米ドルのように外貨交換の際に両通貨間の橋渡し的な機能を果たし、高速かつ低コストな送金を行うことができる。
独自のコンセンサスアルゴリズム「Stellar Consensus Protocol(SCP)」を採用している。このアルゴリズムではマイニングを必要とせず、ステラが迅速かつ低コストで多くの取引を処理できるよう設計されている。
価格
- 現在価格(2025年10月2日時点): 0.3725ドル(約55円)
- 年初来高値(2025年7月): 0.52ドル(約77円)
- 年初来騰落率(YTD): +20.72%)
- 過去最高値(2018年1月): 約0.94ドル(約140円相当)
価格予測
- 2025年7月:ステラ(XLM)価格、過去2週間で約2倍高騰の背景は?
- 2024年11月:ステラ(XLM)が前週比100%急騰 トランプ効果で決済系仮想通貨に注目集まる
時価総額|関連銘柄
ステラ(XLM)の時価総額は2025年10月時点で約128億ドル、「Made in USA」セクターの中では9位に位置する。同セクターで1位のXRP(XRP)の時価総額は約1,784億ドル、2位はソラナ(SOL:約1,222億ドル)、3位はUSDコイン(USDC:約742億ドル)となっている。ステラはチェーンリンク(LINK:約154億ドル)、アバランチ(AVAX:約129億ドル)に続く水準で推移している。
主な出来事
- 2022年12月:国連UNHCR、ウクライナ難民支援でステーブルコインUSDC給付へ
- 2023年1月:ウクライナ銀行、ステラのブロックチェーンで電子マネー検証
- 2023年8月:ステラ開発財団、米送金大手マネーグラムの少数株主に
エコシステム支援組織
ステラ開発財団: ステラの開発・運営を行う非営利団体でアメリカのカリフォルニア州に拠点を置く。2023年の8月に米大手送金企業のマネーグラムに戦略的投資を行っている。この提携でマネーブラムがデジタル事業拡大、ブロックチェーン技術の探求など世界中で送金や資金管理に関するサービスの提供をサポートできるようになった。
関連記事:ステラ開発財団、米送金大手マネーグラムの少数株主に
トークンアロケーション

出典: cryptorank
ステラの初期トークン配分は、ダイレクトサインアッププログラムに50%、パートナーシッププログラムに25%、ビットコインプログラムに20%、ステラ開発に3%、その他に2%の比率となっている。
発行当初は総供給量は1000億トークンだったが、2019年にステラ開発財団が供給量の約50%をバーン(焼却)し、合計が500億トークンとなった。新しい供給量のうち約270億トークンが流通しており、残りは開発やエコシステム成長プログラムに資金を提供するためにステラ開発財団が保有している。
バーン(焼却)されたトークンの内訳は運営ファンドから50億トークン、エアドロップの利用目的で確保されていたトークン数から500億トークン。このトークンバーンによって1トークンの価値が向上し、価格が急騰した。
トークンの発行量は毎年1%ずつ増加しており、発行上限の1兆トークンに達するまで徐々に発行量が増加している。徐々に増えることで価格安定化の機能を果たす。
関連記事:日本の新規上場仮想通貨ステラ(XLM)、総供給量の約半数をバーン(焼却) 価格が急騰
Total Value Locked(TVL)
Total Value Locked(TVL)は、DeFi(分散型金融)プラットフォームやプロトコルの価値を評価するための重要な指標の一つ。2024年11月時点、ステラのTVLは、2200万ドル。プロトコル別のTVLトップ3は以下の通り。
- Lido(300億ドル):リキッドステーキング。ETHを預けてステーキング報酬を受け取りながら、stETHを運用できる。
- EigenLayer(150億ドル):stETHを預け入れ、その価値に裏打ちされたセキュリティを提携プロトコルに提供。ガバナンス上のリスクを軽減する。
- AAVE(100億ドル):融資プロトコル。ERC20トークンを担保として預け入れることで、保証金の一定割合を借り入れできる。または保有資産を貸し出すことで金利を稼げる。
出資している主なVC
- 資金調達総額:約500万ドル
- 大規模な投資ラウンド:(2014年8月、300万ドルの私募トークンセール)
- リードインベスター:Stripe



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