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金融資産トークン化企業セキュリタイズ、NYSE上場予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • NYSE上場は7月2日、ティッカーは「SECZ」
  • SPAC合併で約4億ドルの資金調達を見込む

NYSE上場へ前進

リアルワールドアセット(RWA)のトークン化インフラ企業セキュリタイズは26日、カンター・フィッツジェラルドの関連会社が設立したSPAC(特別目的買収会社)のカンター・エクイティ・パートナーズIIとの企業結合について、最終的な株式償還結果をもとに、約4億ドルの資金調達を見込むと発表した。

CEPTのクラスA普通株式のうち、30%未満の株主が償還を選択した。企業結合および関連PIPEファイナンスは6月29日開催予定のCEPT株主総会での承認を経て、7月1日のクローズを予定しており、存続会社はセキュリタイズ・コープとしてニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、7月2日よりティッカーシンボル「SECZ」での取引開始を見込んでいる。

SPACとは、事業会社と合併することを目的として設立された上場の特別目的会社だ。対象企業にとっては、通常のIPOを経ずに上場を達成できる手段として、近年米国市場で活用が広がっている。

セキュリタイズのCEO(最高経営責任者)カルロス・ドミンゴ氏は「8年以上前に創業した当初、主要機関がトークン化証券を受け入れる可能性はほぼ理論上の話だった。今日、トークン化は主流になりつつあり、上場によって次の成長段階を牽引するための可視性・信頼性・資本が得られると考えている」と述べた。

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AUM40億ドル超、大手との提携基盤

セキュリタイズは2025年10月にCEPTとの企業結合協定を締結し、合併発表以降も事業拡張を続けてきた。2026年6月時点でのAUM(運用資産残高)は40億ドル超で、ブラックロック、アポロ・グローバル・マネジメント、ハミルトン・レーン、KKR、バンエックなどの大手資産運用会社と提携している。

直近の動きとしては、NYSEとのトークン証券インフラ開発での協業、株主名簿管理大手コンピューターシェアとの発行体主導型トークン株式の共同展開、ジャンプ・トレーディングおよびジュピターとのトークン証券取引インフラ統合が相次いだ。ブラックロックとの提携では、同社を通じて組成する2本目のトークンファンド「ブラックロック・デイリー・リインベストメント・ステーブルコイン・リザーブ・ビークル」の立ち上げも計画している。

ドミンゴ氏は「多くの世界有数の金融機関との連携のもと、資本市場をオンチェーンに移行するための規制対応インフラを構築してきた。上場によりトークン化が主流金融市場の一部となる中、このインフラをグローバルに拡大し続けられる立場になる」と述べた。

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