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マスターカードとボーダーレス、ステーブルコイン決済の信頼性検証へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • マスターカードが決済実証を開始
  • 3社が単一監査モデルに参加

決済実証で連携

決済大手マスターカードは5日、ステーブルコインの決済基盤を持つボーダーレス(Borderless.xyz)との新たな実証実験を発表した。両社は、マスターカードの認証枠組み「Mastercard Crypto Credential」が国境を越えたステーブルコイン決済の取引参加者間で信頼性を確保できるかを検証する。

Mastercard Crypto Credentialは、ブロックチェーン取引の参加者を標準化された保証シグナルによって検証する枠組みだ。コンプライアンスやリスク管理の業務プロセスに組み込むことができる設計となっている。

実証実験では、ボーダーレスのステーブルコイン決済網においてこの枠組みがどのように機能するかを評価する。参加企業は保証シグナルを自社の承認・コンプライアンス・リスク管理の業務フローに組み込む。

CryptoBriefingによると、この取り組みは新規事業者がネットワークに参加するたびに求められるコンプライアンス確認の重複を減らすことを目的としている。標準化された本人確認・ガバナンスのシグナルにより、ブロックチェーン基盤の金融エコシステム全体での信頼性と透明性を高める狙いがあるという。

マスターカードのブロックチェーン・デジタル資産部門を統括するラージ・ダモダラン氏は「ボーダーレスとの関係はスタートパスを通じて始まり、仮想通貨業界の成熟にあわせて拡大してきた」と述べた。その上で、「参加企業が拡大するネットワーク全体で、ステーブルコイン決済フローへの信頼と確信をより高められるよう、Mastercard Crypto Credentialの活用可能性を探っていく」と語った。

関連記事:マスターカード、ステーブルコイン対応で決済機能拡張 USDC、PYUSD、RLUSDなどに対応

決済大手マスターカードが、USDCやRLUSDなど規制対象ステーブルコインを用いた決済・清算機能の拡張を発表した。米国・中南米を皮切りにグローバル展開を目指す。

3社が初期参加

ボーダーレスは、ステーブルコインの流動性を統合するネットワークを運営しており、100カ国以上で15社以上のライセンス取得済みステーブルコイン取扱事業者とウォレット基盤を接続しているという。

この実証実験には、インフィニア・ワラペイ・コイウェの3社が参加する。3社は、単一の監査でネットワーク規模のコンプライアンス対応を可能にする仕組みのもとで、Mastercard Crypto Credentialを利用する最初期のステーブルコイン決済事業者の一つになるという。

今回の実証実験は、マスターカードのステーブルコイン事業拡大の一環でもある。同社は今週、ステーブルコイン基盤企業BVNKの買収を完了したほか、6月にはUSDC・PYUSD・RLUSDを含むステーブルコインの決済対応を自社の決済網全体に導入している。

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