- コア・サイエンティフィックが年末にマイニング撤退へ
- 同社の設備貸出が売上の92%
マイニング撤退
米データセンター事業者のコア・サイエンティフィックは5日、第3四半期決算の説明会で、仮想通貨ビットコイン(BTC)のマイニング事業から年末までに撤退を完了する見通しを示した。ジム・ナイガード最高財務責任者(CFO)は、2027年をデータセンター設備の貸し出し(高密度コロケーション)専業で迎えると述べた。
同日に提出された決算資料によると、第3四半期の設備貸し出し収入は前四半期比で60%近く増の2億1,540万ドルとなり、総売上高2億3,290万ドルの約92%を占めた。一方、ビットコインの自社マイニング収入は1,230万ドルと、前年同期の5,740万ドルから約79%減り、粗損失は750万ドルだった。
マイニング事業の縮小は以前から進んでおり、ナイガードCFOによると、9月末に稼働していたマイナー(採掘機)は2025年末から50%近く減った。同社の資料では、デジタル資産の残高は9月末時点で270万ドルと、2025年末の2億2,200万ドルから減少している。
縮小と並行し、コア・サイエンティフィックはマイニング向けだった電力と床面積を、長期契約のもとでAIや高性能計算(HPC)の処理向けに転用している。AIクラウド事業者コアウィーブとの契約590メガワットのうち、請求対象は9月末時点で485メガワットに達し、残る約100メガワットは数カ月内に収益計上が始まる見通しだ。
コアウィーブとは別に、米半導体大手AMDとは5カ所で530メガワットを提供する契約を結んでおり、初回引き渡しは2027年上期、全量は2028年末までを目指す方針だ。
アダム・サリバン最高経営責任者(CEO)は、コアウィーブと合わせた約1.1ギガワットの全量の引き渡しと課金が始まった時点で、年間の売上高は平均18億ドル、純営業利益は16億ドルに達する見込みだと述べた。
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