はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

LitePayリリースとソフトフォーク構想がライトコインの価格上昇を後押しか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

LitePayが近日中にリリースか
ライトコインの独自トランザクションプロセッサーであるLitePayが今週中にリリースされる予定です。LitePayは、決済時に即座に銀行口座に法定通貨建ての取引額が反映されるため、仮想通貨決済におけるボラティリティリスクを抑えることができます。
ソフトフォークによるライトコインのアップグレードが優良な「取引手数料市場」を作る
1月には、ライトコイン開発者のリー氏がライトコインのアップグレードのアイディアを提案しています。彼は、マイナーに手数料設定の自由を与えて競争を作り出すことで、ライトコインの取引ボリュームの変動によって調整する構想を公表しています。

2月4日現在、ライトコイン価格は多くの仮想通貨が下落からの反発で上昇する中、ひと際大きな上昇を記録しています。

ライトコインは、近日中にLitePayのリリースを予定していることに加え、ソフトフォークも予定しており、これらが今回の価格上昇の要因ではないかと考えられます。

LitePayのリリース

ライトコイン専用トランザクションプロセッサーであるLitePayは、2月のリリースを予定しており、今週は消費者向けにリリースされる予定です。

仮想通貨によるトランザクションプロセッサーとしては、ビットコイン及びビットコインキャッシュで決済が可能なBitPayが既にリリースされています。

通常の仮想通貨決済には、販売者が仮想通貨から法定通貨に交換するまでの時間に仮想通貨価格が下落するリスクがあります。

一方、LitePayなどの仮想通貨トランザクションプロセッサーは、決済と同時に、法定通貨建てでの決済額が銀行口座に反映されるため、決済のボラティリティリスクを緩和できます。

また、LitePayでは、BitPayでビットコイン支払いをする場合に比べ、安い取引手数料でより速い決済が可能です。

Litecoinのソフトフォーク

ライトコイン創設者のCharlie Lee氏(以下、リー氏)は1月、Twitterの一連のつぶやきの中で、ソフトフォークによるライトコインのアップグレードの構想を説明しました。

リー氏のアイディアは、マイナー各自にトランザクション手数料の設定の自由を与えることで、優良な「手数料市場」を創設することを目指すものです。

ブロックヘッダーへマイナーが最低手数料率を記録することで、より最適な手数料の把握がよりしやすくなる利点も想定されます。

現在では、取引の生成者(送金者)がトランザクション手数料を決め、マイナーが選ぶ形でマイニングを行っています。

しかし、マイナー各自に手数料設定の自由を与えることで、より競争的な状況を作り出せます。

送金が詰まっている時、マイナーは高い料金を設定し、送金のボリュームが小さい時には低い料金で競争が発生するため、送金詰まりが緩和されることが期待できます。

価格を高騰させるカルテルの結成が不安視されるが、所有できるマイニングハードウェアの数に限界があることや、仮想通貨の日中央集権制(マイニングでは常に他者より価格が下回るマイナーがいる状況)と考えると、結果としてフェアになることが予想され、手数料が下落し、よりライトコインが決済通貨として魅力的になることが期待される。

Litecoin’s Payment Processor Is Almost Ready to Launch

February 3, 2018 by Trevor Hill

参考記事はこちらから

Litecoin’s Soft Fork – Charlie Lee’s Plan for a ‘Fee Market’

January 9, 2018 by Matt Breen

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/20 木曜日
10:36
米大手仮想通貨取引所コインベース、予測市場・株式取引機能を導入か
米コインベースが12月17日に「新時代」を発表予定。リーク情報から予測市場・株式取引機能の実装が示唆され、カルシとの提携深化やブロックチェーン株式取引の展開が期待される。
10:14
仮想通貨XRP、ステーキングを導入する案が浮上
RippleXのエンジニアリング部門のトップは、仮想通貨XRPへのステーキング機能導入を考察していると説明。ステーキングは報酬が発生する仕組みであり、投資家からも注目を集めている。
09:41
「銀行の仮想通貨保有について、基準見直す必要性がある」バーゼル委員会議長
バーゼル委員会議長がステーブルコインの台頭を背景に、銀行の仮想通貨保有規制の見直しが必要だと発言した。現行の厳格な資本要件の緩和が焦点となっている。
06:48
「ビットコインとはサービスである」Bitwiseが価値の本質を指摘
仮想通貨運用企業Bitwiseの最高投資責任者は、ビットコインはサービスであるとの見方を示した。マイクロソフトと比較しながら、価値の本質を説明している。
11/19 水曜日
18:44
ストラテジーのセイラー会長、ウォール街参入による「ビットコイン弱体化」論を否定 
ストラテジーのセイラー会長がフォックス・ビジネスで、機関投資家の参入によりビットコインのボラティリティが大幅に低下していると発言した。2020年の約80%から現在50%まで縮小し、今後はS&P500の1.5倍程度に収束すると予測している。
18:25
アーク・インベスト、コインベースとサークル株を買い増し
ARK投資のキャシー・ウッド氏、コインベースとサークル株を計720万ドル購入。ステーブルコイン市場の成長を見据え、仮想通貨関連株への投資を拡大。
13:55
ブラジル、仮想通貨のクロスボーダー決済に課税検討 規制強化で抜け穴封じ=報道
ブラジル政府が仮想通貨を利用したクロスボーダー決済への課税を検討している。中央銀行は2026年2月から新規制を施行し、ステーブルコインを含む国際送金を外為取引として扱う方針だが、税収漏れ対策として金融取引税(IOF)の対象とする案が浮上している。
13:35
サークルが「xリザーブ」発表、USDC担保型ステーブルコインを展開可能に
サークルがブロックチェーン間でUSDC担保型ステーブルコインを展開可能にする相互運用インフラ「xリザーブ」を発表した。
13:15
米SEC、2026年度検査で仮想通貨監視を重点項目から削除 規制緩和加速
米SECが2026年度の検査優先事項から仮想通貨監視を除外。トランプ政権下で規制姿勢が執行重視から対話重視に転換。コインベースやリップルとの訴訟解決など、業界への軟化姿勢が鮮明に。
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧