はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

市場が停滞する中でリップル(XRP)価格が上昇し続けている5つの理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

市場が調整中にも関わらずXRP価格が上昇し続ける
その価格上昇要因は、アルトコイン全般の注目度の向上、パートナーシップ、アジアからの支持、コインベース上場の噂、機能性の5つです。
目次
  1. アルトコイン時代の幕開け
  2. パートナーシップとメディア
  3. アジア
  4. コインベースの噂
  5. XRPの機能性とユーザー獲得

1.アルトコイン時代の幕開け

11月末、CboeとCMEがビットコイン先物取引を発表しました。

結果、仮想通貨界にとって前代未聞となる注目(メディアおよびメインストリーム両方から)が集まり、大勢の新参者を引き寄せました。

その新参者の多くは人気取引所Coinbaseから仮想通貨界に入りました。

12月中、Coinbaseは3種類の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、およびライトコイン)しか扱っていませんでした。

最初、投資の大部分はビットコインとイーサリアムに流れていきましたが、今月初め、ライトコインに投資し始めるユーザーが増えました。

それにより大きな価格上昇(最大で$390(約4万4千円)まで上がり、現在$320(約3万6千円)付近で落ち着きました)が起きました。

現在、ライトコインが課題に直面しているため、ユーザーは投資の新たな道を捜し始めました。

これにより、新しい価格高騰通貨が次々に生まれ(TRON(TRX)、Cardano(ADA)、Stellar(XLM)、Bitcoin Cash(BCH)、QTUM、Verge(XVG)、Reddcoin(RDD)など)、仮想通貨界全体の時価総額が過去最高の$611,000,000,000(約69兆2千億円)まで上がりました

しかし、ビットコイン価格下降により一時$508,000,000,000(約57兆5千億円)まで落ちました。

最も古く、確立および信頼が証明された仮想通貨であるため、投資者がそれに頼ることはごく自然なことです。

2.パートナーシップとメディア

財政、技術、そしてフィンテックのベテランチームであるリップルは、新しい技術会社の成功にはパートナーシップとユーザー獲得が非常に重要であることをはっきりと証明しました。

リップルは現在75以上の商業的配置ユーザーをもち、そして名簿にはまだ100以上も残っています。

しかし、リップルは顧客基盤を設立したことよりも、戦略的パートナーシップにより広まりました。

例えば最近、American Expressとのパートナーシップが発表され、(素性のわからない新技術では難しい)信頼できる金融サービスとしてのブランドを獲得しました。

RippleとAmerican Express、Santanderが提携
American Express社とSantander社はフィンテック企業のRipple社と協力し、ブロックチェーン技術を使った米英間のクロスボーダー決済の迅速化を狙います。Ripple社は『間もなく決済迅速化の手段として自社仮想通貨のXRPが活用される』とも言及しました。

また、リップルはメディアに関してさらに力を入れるつもりのようです。

この1ヶ月取材が一段と増え、さらに先週、リップルは元Facebook広報マネージャーTom Channickを広告およびビジネスインテグリティユニット広報長として雇いました。

3.アジア

アジアはこの作戦において重要な役割を果たしています

Ken Rapozaが言うように、アジア人はリップルに対して「乱心」になっています

これは決して証拠に欠ける主張ではありません。

昨年、リップルはSBI Holdingsと組み、SBI Ripple Asiaを始動しました。

SBI Ripple Asiaは中国、日本、韓国、台湾、そして東南アジア諸国連合(ASEAN)国市場のための国境越え銀行決済ソリューション販売および設置という任務を課せられた販売・技術グループです。

RapozaとのインタビューでPolymath社長Trevor Koverkoは、以下のように述べました。

「皆、リップルの名前とその技術の後ろ盾に安心しています。多くの人がビジネスとブロックチェーンを合体させたときの可能性の大きさに気付き始めており、その結果リップルが早期勝者になっています」

4.コインベースの噂

現在のメディアブームにより、Coinbaseが近いうちにXRP売買および取引を始めるという噂が広がっています。

それが実現したとき、XRPに投資し始めるユーザーも増えるでしょう。

Coinbaseは毎日10万人ほどのユーザーを増やし、最近AppleアプリストアではYouTubeを越えて#1アプリになりました。

そしてビットコインキャッシュ追加により12月19日、メディアに火がつき、Coinbaseの世界的影響が明らかになりました。

5.XRP機能性とユーザー獲得

現在、多くのコインは純粋投資を元に購入・取引されています。

しかし、それ自体が問題ではなく、偉大なアイデアをもつ若いアルトコインが本格稼働の前にネットワークの中身を増やせるかが問題です。

つまり、それらの通貨は、アイデアやアイデアの信頼のみによって後援されていることになります。

メジャーな金融機関の多方向ソリューションとして位置付けられているリップルは、「今では」ユーザーにとって有用な商品になりました(未来においてどうなるかは別として)。

そしてユーザーには、世界でも最大の金融機関もいくつか含まれています。

更に、取引の速度(4秒取引)および低手数料より、一般ユーザーにとっても魅力的です。

リップルの有用性はリップル自身の仕組みにも基づいています。

XRPはすでにマインされたコインであり、非中央集権性の気風に反していること、またマイニングの機会を提供しないことを理由に批判を受けています。

そのうえ、リップルはXRPの総供給の20%を保持しています。

これも仮想通貨コミュニティーの一部から批判されましたが、他のコインに見るボラティリティーをある程度抑えていることは確かです。

先月、Oracle Timesの記事でTechno Rajjiがこのように説明しました。

「XRPコインの数が限定されているため、今後仮想通貨価格が落ちても繁盛とまではいかなくても現在の立ち位置を維持するでしょう」

いずれにせよ、高い需要は低いボラティリティーにつながり、そして中央集権化は市場節制につながります

では、現在の成長率は持続するのでしょうか。

現在の市場動向からは$1(約113円)直後、$1.25(約142円)で最初の障害に直面したことがわかります。

Hacked著者Sam Bourgiによると、次のメジャーな抵抗バリアは$1.50(約170円)です

過去数週間を元に、$1.50(約170円)への価格上昇までは$1.25-$1.35(約142円〜153円)間での取引が期待できます。

もちろん、Coinbaseによる新しい発表や仮想通貨市場調整などという急な出来事は考慮していません。

それに反して「The Bear Case For XRP: Bitcoin Futures Edition」という記事でKyle Samaniがもう少し消極的な意見を論証し、ビットコインと比べたXRPユースケースの長期的有用性に疑いをかけました。

「我々は立場を変えておらず、長期的にはXRPに期待はしていません。

金融機関が世界的基軸通貨を差し置いてまで自発的にXRPを採用するなど想像できません。

そうは言っても、現在の仮想通貨市場の状態から、XRPの成長はまだ期待できます。

しかし、XRPの「ベロシティ問題」により、適切な客観価値モデルが存在しないため、我々の命題が価格変動に反映される前に価格が5倍になる可能性もあります」

結果がどうであれ、リップルは自身が最も魅惑的な仮想通貨の一つであることを証明しました。

5 Reasons Why The Ripple (XRP) Price Continues To Surge In The Face Of Crypto Market Corrections

Dec. 22, 2017 by Jesse Damiani

参考記事はこちらから
リップルニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/06 木曜日
05:30
リップル、6.1兆円の評価額で新たに770億円調達
リップルはフォートレス・インベストメント・グループとシタデル・セキュリティーズ主導で5億ドルの戦略的投資を実施した。評価額は400億ドルで、決済サービスの総取引量は950億ドルを超えている。
11/05 水曜日
17:08
Progmat、日本版トークン化株式の検討開始
Progmatが日本版トークン化株式の検討を開始。1円から投資可能で24時間取引も視野。配当・議決権も保護される設計。大手金融26組織が参加し、2026年春から商品開発へ。
15:45
メタプラネット、ビットコイン担保に1億ドル調達 
メタプラネットが保有ビットコインを担保に1億ドル(約153億円)を借入。資金はビットコインの追加取得やインカム事業に充当。同社は30,823BTCを保有しており、2027年末までに21万BTC取得を目指す。
15:23
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」 流通額10億ドル突破 
リップル社の米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」が時価総額10億ドルを突破。非営利団体や米Bitnomial取引所で採用が進み、実需型ステーブルコインとして存在感を高めている。
13:55
アーサー・ヘイズ、FRBの実質QEでビットコイン強気相場再開と予測
ビットメックス共同創業者アーサー・ヘイズ氏は、FRBが常設レポファシリティを通じた実質的な量的緩和(QE)により、ビットコイン強気相場が再開すると分析した。米国債発行増加でSRF残高が拡大しドル供給が増加すると予測。
13:30
米政府閉鎖を乗り切る仮想通貨市場、価格下落でも基盤強化に進展=グレースケール報告
グレースケールの10月レポートによると、米政府閉鎖やマクロリスク、史上最大の3兆円ロスカットなどにより仮想通貨価格は低迷したものの、規制明確化や機関投資家参入の進展、ステーブルコイン普及などで市場基盤は着実に強化されている。
13:15
ビットコイン採掘大手マラソンがAI事業強化へ、データセンターへの天然ガス供給で合意書 
仮想通貨マイニング大手マラソンがMPLXと天然ガス供給で合意書を締結した。テキサス州に新たなデータセンターを建設しビットコインからAI事業への多角化が加速する見込みだ。
11:15
仮想通貨取引所ジェミニが予測市場参入へ、カルシやポリマーケットと競合=報道
ウィンクルボス兄弟設立の仮想通貨取引所ジェミニが予測市場契約の提供準備を進めている。CFTCにデリバティブ取引所設立を申請中で、ポリマーケットやカルシとの競争が激化する見込みだ。
10:50
「プライバシー銘柄ジーキャッシュは暗号化されたビットコイン」、高騰背景をギャラクシーが分析
プライバシー仮想通貨Zcash(ZEC)が過去1年で10倍以上上昇している。ギャラクシーデジタルが背景を分析し、ビットコインの精神的後継者として注目されていると理由を指摘した。
10:35
FTXのサム前CEO巡る裁判、控訴審理に向けた聴聞会を開催 「公正な判決ではなかった」と主張
仮想通貨取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOを巡る裁判で、控訴裁判所で聴聞会が行われた。トランプ米大統領がCZ氏に恩赦を与えたこともあり、サム氏の裁判の注目度が高まっている。
10:25
NIPグループがビットコインマイニング拡大、月産160BTC見通し
Ninjasイン・パジャマス親会社のNIPグループがビットコインマイニング事業を拡大し、計算能力11.3EH/sを達成する。月間生産量は160ビットコインに増加し、世界約12位の上場マイナーとなる見込みだ。
09:30
ビットコイン10万ドル割れ、MEXC不安とBalancerハッキングが相場を圧迫|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは一時10万ドルを下回り、円ベースでは24時間で約140万円下落した。MEXCやBalancerにおける信認性不安や米IT銘柄が失速したことが下落を後押しした。
08:45
米財務省、北朝鮮サイバー犯罪と仮想通貨洗浄で8人と2団体を制裁指定
米財務省が北朝鮮によるサイバー犯罪とIT労働者詐欺から得た資金の洗浄に関与した8人と2団体を制裁指定した。過去3年間で北朝鮮関連サイバー犯罪者は主に仮想通貨で30億ドル以上を盗んでいる。
08:02
ビットコイン価格、10万ドル維持できなければ72000ドルまで下落の可能性=クリプトクアント分析
クリプトクアントの責任者はビットコインが10万ドルの水準を維持できなければ今後1~2カ月で72000ドルまで下落する可能性があると警告。10月の清算イベント後、現物需要が縮小していると分析している。
07:15
ビットマイン、1週間で400億円相当のETHを買い増し
トム・リー氏が率いるビットマインは、過去1週間で400億円相当の仮想通貨イーサリアムを買い増ししたことを発表。現金についても1週間で約598億円に増加したと説明した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧