- Bithumbが調査報告書を公開
- Bithumbが保管している顧客資産額が、取り扱っている12種の仮想通貨の合計でおよそ60億ドル(約6,441億円)にものぼるといった内容をはじめ、同社の業績が報告されました。Bithumbは韓国で2番目に大きい仮想通貨取引所で、今回の調査報告書によると従業員は220名、株主は15名という経営規模となります。
- 保管通貨の内訳
- Bithumb運営のBTC Korea社の報告によると、同社が保管している仮想通貨の総額が2017年末の段階で約60億(約6,441億円)ドル相当であり、うち3億9000万ドル(約418億円)相当はBithumb自身が保有しています。これは前年と比較すると220倍近い数値となっており、調査報告書では各通貨ごとの内訳も発表されています。
Bithumbが調査報告書を公開
韓国最大級の仮想通貨取引所の一つであるBithumbが初めての監査報告書を公開しました。
Bithumbが保管している顧客資産額が、取り扱っている12種の仮想通貨の合計でおよそ60億ドル(約6,441億円)にものぼるといった内容をはじめ、同社の業績が報告されました。
Bithumbは韓国で2番目に大きい仮想通貨取引所で、今回の調査報告書によると従業員は220名、株主は15名という経営規模となります。
報告によると、同社の2017年の営業収益は米ドルに換算して約3億1200万ドル(約334億円)にものぼり、前年の410万ドル(約4.4億円)から目覚ましい成長を見せています。
2017年の純利益は4億ドル(約429億円)で、こちらも前年から大きく伸長させました。(bitcoin.comでは純利益が5億100万ドルと表記されていますが、実際の調査報告書の内容を確認の上CoinPostにて数値を訂正しています。)
営業収益よりも純利益が多くなっており、一見内容に齟齬があるようにも思えますが、これらは実際に公式に発表された数値であり、これに関してHuffPostでは以下のように報道されています。
Bithumbの実績の中で特に目につくのが、当期純利益が4271億ウォン(約432億円)で、営業収益の3334億ウォン(約337億円)より多いという点です。
これは、営業活動ではない所で発生した収益の営業外収益が900億ウォン(約91.1億円)以上あるということからこのような数値となっています。
これに対してBithumb関係者はコインデスクコリアとの通話で、 “3月30日に開催される株主総会で確定される前の財務諸表にまだ具体的な説明を上げるのは難しい、4月中旬に財務諸表を公示した後の詳細な説明を差し上げる”と語りました。
保管通貨の内訳
Bithumbの保管する通貨に関して、The Korea Timesは以下のように報道しています。
Bithumb運営のBTC Korea社の報告によると、同社が保管している仮想通貨の総額が2017年末の段階で約60億ドル(約6,441億円)相当であり、うち3億9000万ドル(約418億円)相当はBithumb自身が保有しています。
これは前年と比較すると220倍近い数値となっています。
今回の調査報告書では、Bithumbの保管する60億ドル(約6,441億円)相当の仮想通貨のうち、ユーザーによって預けられている56億ドル(約6,012億円)相当の仮想通貨の内訳が記載されています。
それによると、12種の通貨に対しその保管量は以下のようになっています。
49,559 BTC、583,004 ETH、54,383 DASH、492,897 LTC、5,560,189 ETC、597,627,574 XRP、156,956 BCH、195,728 XMR、94,261 ZEC、9,761,686 QTUM、993,839 BTG、63,087,428 EOS
これに加えて、Bithumb自身の保有している通貨があり、これに関してThe Korea Timesは以下のように説明しています。
保管している全仮想通貨のうち、7%がBithumbによって所有されており、残り93%は顧客が所有しています。
調査報告書によると、Bithumb自身が所有している仮想通貨の内訳は以下の通りで、前述の通りこれは総額約3億9000万ドル(約418億円)にあたります。
3,228 BTC、24,514 BCH、65,421 ETH、7,847 DASH、100,437 LTC、387,993 ETC、40,834,963 XRP、10,083 XMR、2,473 ZEC、324,029 QTUM、10,590 BTG、553,181 EOS