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ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(3/29 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は前日比で一時80万円の下落となった。これは、四半期末における主要取引所の先物決済(SQ)およびオプション取引所の権利行使(EQ)が重なったこと(ビットコインメジャーSQ)に起因するものであり、年初の上昇を見越して構築されていたポジションがクローズされた結果と考えられる。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。

出典:Tradingview

関連:Bybitハッカー、40億円相当のイーサリアムを売却 ETH価格は前日比6%安

3月28〜29日相場状況

ビットコインのオプション市場においては、EQ通過後にポジションが再び積み上がる動きが見られる。最大建玉水準は8万ドルへと移行しており(下画像赤枠)、市場参加者の多くが下落方向への警戒感を強めている様子がうかがえる。

また、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の先物市場における建玉動向を見ると、未決済建玉(OI)は引き続き減少傾向(下画像黄矢印)にある。これにより、機関投資家による資金流出が継続していることが確認される。

現状分析(3/29日 AM8時)

現在、ビットコインは非常に厳しい局面に直面している。SQやEQといった「ビットコインメジャーSQ」イベントを通過したものの、ポジション動向は悪化しており、依然として不安定な状況にある。加えて、仮想通貨市場固有の材料よりも、株式市場やマクロ経済に関連するニュースに過敏に反応しており、独自の強さを見出すことが困難な展開となっている。

関連:迫るトランプ大統領の4月2日関税発表、ビットコインやインフレ影響についてアナリストが分析

今後の重要な日程

4/1日 米ISM製造業景気指数

4/2日 トランプ大統領関税発表

4/3日 米ISM非製造業景気指数

4/4日 米雇用統計

速報プラットフォーム:CoinPost Terminal

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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