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カルダノ財団、量子耐性を持つオープンソースデジタルID「Veridian」を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

量子耐性がポイント

カルダノ財団が3日に、オープンソースのデジタルアイデンティティプラットフォーム「Veridian(ベリディアン)」を発表した。個人と組織の両方を対象としたこのプラットフォームは、KERI(安全で分散型の鍵管理のための手段)、分散型識別子、およびACDC(本物のチェーンデータコンテナ)認証情報を活用して、アイデンティティの検証とオンラインコミュニケーションの認証を行う。

同時に発表された『Veridian Wallet』は、ユーザーが認証情報、秘密鍵、識別子を管理できるツールとなっている。

カルダノ財団の分散型信頼・アイデンティティソリューション責任者であるトーマス・A・メイフィールド氏はThe Blockに対して「私たちはアイデンティティが安全で真正、そして自分自身のコントロール下にあるべきだと考えています」と述べた。Veridianにより、量子耐性があり、グローバルな相互運用性を持つエンタープライズグレードのソリューションを個人や組織向けに構築することが可能になるという。

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Veridianの詳細

Veridianは、World(ワールドコイン)やHumanity Protocol(ヒューマニティ・プロトコル)などの他のブロックチェーンベースのデジタルアイデンティティプロジェクトと競合関係にある。これらのプラットフォームは、個人の生体認証データを収集して人間性を証明する点で共通している。一方、カルダノ財団はレイヤー1ブロックチェーンであるカルダノ(ADA)の開発をサポートしており、Veridianはこのブロックチェーンのオプショナルな信頼レイヤーとして機能するという。

従来の中央集権型プラットフォームでは、個人も企業も認証情報や機密情報の管理権を手放さなければならないという問題がある。IoTやAIの能力が拡大するにつれ、既存のソリューションの欠点がより顕著になっている。昨年だけでも米国で17億件の記録が侵害されており、より高度なアイデンティティソリューションの必要性が高まっている。

Veridianプラットフォームは、ユーザーに安全で分散型されたアイデンティティ管理を提供することでこの課題に対応。他のアイデンティティソリューションとは異なり、VeridianはKERI分散型識別子やACDC資格情報などのオープンプロトコルを活用して、信頼性の高いコミュニケーションと検証可能なアイデンティティプロトコルを誰でも簡単に利用できるようにしている。

また、声明によると、Veridian Walletはモバイルでユーザーフレンドリーなアプリであり、個人や独自ブランドのパートナーが業界やビジネスニーズに合わせたエンドツーエンドのソリューションを求める場合に利用できる。初期リリースでは、分散型識別子によるデジタルアイデンティティの主権確立、量子(コンピューター普及)後の暗号化による新興脅威からの保護、検証可能な真正性、グローバルな相互運用性、オープンソースプロトコルによる検証可能な信頼性、コスパの優れたスケーラビリティなどの機能をサポートしているという。

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