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ビットコイン100万円超急落、トランプ大統領の関税発表が引き金に|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート

ビットコインは前日比で100万円超の下落となった。

日本時間3日午前5時、トランプ大統領が世界各国からの輸入品に対して「相互関税の詳細」を発表したことを受け、ダウ工業株30種平均の先物は一時1,000ドル超の下落を記録するなど、世界的な株安が進行した。仮想通貨市場もこの世界同時株安の影響を受け、急落を余儀なくされた。

4月2~3日相場状況(4/3 AM8時執筆)

日本時間3日AM5時以降の下落は、成行注文の動向をみると現物の売りが中心となっていることが見受けられる(下画像赤枠)

CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコインの未決済建玉(OI)を見ると、一段と減少しており、機関投資家のビットコインからの撤退が進んでいる可能性が示唆される(下画像黄矢印)。

加えて、オプション市場を見ると、最大建玉が現在価格より低い8万ドル付近となっており、市場参加者の目線は下になっていることが考えられる。

現状分析(4/3日AM8時)

トランプ大統領の相互関税の詳細発表により、米景気減速懸念および輸入インフレ率上昇による金融緩和観測の後退が起きており、ビットコインに対しては強い向かい風となっている。

4月15日期限の米個人の納税期限が迫り納税資金確保の現物売りが出やすい地合いのなかで、ビットコインは厳しい状況に立たされている。

今後の重要な日程

  • 4/3日 米ISM非製造業景気指数
  • 4/4日 米雇用統計
  • 4/10日 米FOMC議事録公開

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寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
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