- フィンテック企業「Revolut」の時価総額が急上昇
- 2018年4月、ロンドンに本社を構えるフィンテック企業「Revolut」の時価総額が17億ドル(約1,800億円)に到達、欧州最大のフィンテック企業とされていた「TransferWise」の時価総額を上回りました。Revolutは、2017年末に仮想通貨取引に対応、ビットコインなどの仮想通貨の売買を行えるようになったほか、仮想通貨対応のデビットカードも発表しています。
- 仮想通貨市場の急成長
- 仮想通貨市場の規模は4000億ドル(約43兆円)と金融マーケット全体の規模と比較するとまだまだ発展途上ですが、ナスダックのCEOを務めるAdena Friedman氏も仮想通貨の可能性を認め、大手仮想通貨取引所のBinanceが、ドイツ最大の金融機関であるドイツ銀行の利益を上回った事からも、この市場は世界的に見ても、最も成長率の高い市場の一つだと言えるでしょう。
数年間に渡り、安価かつ迅速な銀行送金を提供していた「TransferWise」は、ヨーロッパで最も影響力のあるフィンテック企業であるとされていました。
しかし今月4月、仮想通貨に対応した「Revolt」の時価総額が17億ドル(約1800億円)に達したことで、TransferWiseの時価総額を上回ることになりました。
ナスダックCEOは仮想通貨に肯定的
今週初め、米国2位の証券取引所で世界有数の規模を誇るナスダックのCEO”Adena Friedman氏”は、仮想通貨取引所の参入を好意的に見ていることを明かしました。
CNBCのSquare Boxにおいて、彼女は以下のように語っています。
時間とともに規制の整備が進み、我々からも市場参加者から見ても、”投資家に公正な取引を提供できる規制環境が整った”と感じたら、ナスダックは仮想通貨業界に参入する準備を始めるだろう。
私は、デジタル通貨が今後も存続していくと考えており、問題は仮想通貨市場が成熟するまでにどの程度の時間を要するのかという点だ。
将来的に規制が行き届いた市場に需要があるようであれば、ナスダックは前向きに検討することになる。
仮想通貨市場は、4000億ドル(約43兆円)と金融マーケット全体と比較するとまだまだ発展途上ですが、世界的に見ても最も成長率の高い市場の一つと言えるでしょう。
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紹介したいURL&from=in_articleまた先日、世界最大手の仮想通貨取引所「Binance」の利益が、ドイツ最大の金融機関であるドイツ銀行の利益を上回ったことをCCNが報じました。
仮想通貨業界のスタートアップは、銀行や、金融サービス業と直接競い合っている現状があります。
ロンドンに本拠地を置くフィンテック企業「Revolut」は、2017年時点での時価総額は10億ドル(約1090億円)の評価に留まっており、利用ユーザー数でもTransferWiseの足元にも及びませんでした。
しかし2017年末、Revolutは仮想通貨取引への対応を決め、ビットコインなどの仮想通貨の売買が行えるようになったほか、Visa加盟店で使用できる仮想通対応のデビットカードを発表しています。
このことが市場から評価され、わずか1年の間にRevolutの企業評価はみるみる上昇していき、ついには17億ドル(約1800億円)に到達。TransferWiseの時価総額を追い越すことになったのです。
Quartzによると、TransferWiseの時価総額は現時点で16億ドル(約1700億円)となっており、Revolutを1億ドル(約109億円)ほど下回っています。
Revolutの17億ドル(約1800億円)という評価は、仮想通貨取引の対応以降に、利用ユーザー数が70%以上も急増した事実も反映されています。
Revolutは、Coinbaseを除くと、ヨーロッパで唯一、銀行口座の資金と仮想通貨の両方で、消費、貯蓄、送金、送金受け取り、決済受け取りを行える銀行同様のネットワークを保持しています。
韓国財務省の見解は
韓国、アメリカ、日本は、仮想通貨業界と関連ビジネスに適応するためのアプローチを取っています。
今月4月、韓国の財務省次官は、中央銀行が、仮想通貨のような急激に台頭してきた決済方法が、既存の法定通貨システムに与える脅威を懸念すべきだと主張。以下のように述べています。
2018年初頭にかけて投機的バブルを引き起こしたビットコインや、イーサリアムのような仮想通貨の価格変動は次第に安定化しているが、その一方で規制当局と金融機関は、法定通貨の既存システムに対する疑念を強めている。
中央銀行は、仮想通貨のような代替決済方法の台頭を、既存法定通貨システムへの脅威として捉えるべきではないか。
Fintech Firm Revolut Reaches $1.7 Billion Valuation After Integrating Cryptocurrency
Apr 28, 2018 by Joseph Young
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