はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

短期的に過熱状態か

仮想通貨オンチェーン分析プラットフォームCryptoquantの登録アナリストShayanMarketsは20日、イーサリアム(ETH)が重要な2,500ドルのレジスタンスレベル付近で「過熱状態」にあると分析した。

同氏は出来高のバブルチャートを用いて、この水準への接近により取引量が大幅に増加しており、主に利益確定の動きと心理的に重要なこの価格帯での売り圧力の存在が原因と指摘している。現在の過熱状態は短期的な調整局面を招く可能性が高く、その後の新たな蓄積段階への道を開く条件であると予測している。

出典:Cryptoquant

同氏によれば、イーサリアムは中期的にこのレジスタンス範囲を上回るブレイクアウトを引き起こすための新たな需要が生じるまで、当面は調整局面が継続する見込みだという。イーサリアムの価格動向が短期的な調整の後、新たな上昇トレンドに移行する可能性が示唆されている。

一方、別のアナリストであるjoaowedson氏は4日前の時点で、バイナンスからのアルトコインの大規模な流出に注目し、これが明確な「蓄積のサイン」だと指摘した。バイナンスネットフロー・ヒートマップによると、ENJ、SLP、FET、AMP、ETH、CRV、BNT、1INCH、GHST、GTC、YGG、LINK、ANKR、ALICE、MKR、SNX、ZRX、DODO、OGNなどが最も活発に蓄積されているアルトコインだったという。

出典:Cryptoquant

特にイーサリアム(ETH)については、最近の価格急上昇にもかかわらず、ユーザーが積極的に蓄積を続けており、バイナンスの保有量が減少していることから将来の価格上昇ポテンシャルが強化されていると分析している。この傾向は、ペクトラアップグレード後にイーサリアムに対する市場参加者の期待が高まっていたことを示唆した。

関連:イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?

アーサー・ヘイズの見解

また、経済誌Fortuneの18日のインタビューに応じた元BitMEX CEO、アーサー・ヘイズ氏はイーサリアムについて「嫌われているからこそパフォーマンス見通しが良い」と語り、逆張り投資の好機を強調した。同氏は「イーサリアムは依然として最大のTVL、最多の開発者数、最も安全なPoS型ブロックチェーンを併せ持つ」と指摘し、今後18〜24ヶ月の強気相場ではイーサリアムがソラナを上回るパフォーマンスを発揮する可能性が高いと分析している。

関連:アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も

関連:イーサリアム将来価格2025展望 | ETF・機関投資家・開発動向の注目点

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/06 日曜日
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧