
売り圧力の吸収が進む
仮想通貨XRPに関して、取引所バイナンスの先物データが注目を集めている。仮想通貨オンチェーン分析プラットフォームCryptoquantの登録アナリスト、BorisVest氏によると、売り圧力が吸収されつつあり、強気の動きが再び始まっている可能性があるという。

出典:CoinGecko
XRPは年初にOI(建玉)が15億ドルに達した後、急激な下落を経験し、レバレッジをかけたポジションが一掃された。しかし最近、OIは再び上昇し、トレーダーの関心が戻りつつあることが示唆されている。

また、BorisVest氏によると、現在の資金調達率は中立的であり、ロングとショートのポジションはバランスが取れている。しかし、ショートポジションが増加し、無期限先物の資金調達率が低下しつつあるため、XRP価格を押し上げる要因となる可能性が高いという。

無期限先物の資金調達率(ファンディングレート)は市場のバイアスを示す指標であり、価格調整中にレートがマイナスに転じると、過剰なショートポジションが浮き彫りになり、ショートスクイーズが発生する兆しとなる可能性がある。
さらに、バイナンスのTaker Buy/Sell比率は0.91であり、強い売り圧力が示されているが、価格が安定していることから、売り圧力が吸収されつつある可能性が高い。この動きは、今後の強気なブレイクアウトの兆しとも捉えられるとBorisVest氏は分析している。