はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットマインのイーサリアム保有量7000億円突破 「5%の錬金術」戦略進める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

保有ETHは115万枚に到達

米上場企業のビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(以下、ビットマイン)は11日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の保有量が49.6億ドル(約7,350億円)を超えたと発表した。

イーサリアム保有保有額は約115万枚に達している。保有イーサリアムが100万ETHを超えた初の仮想通貨トレジャリー企業となった格好だ。

ビットマインのトーマス・トム・リー取締役会会長は、同社がわずか1週間で保有ETHを20億ドル増やしたことを指摘し、次のようにコメントしている。

これは、イーサリアムの「5%の錬金術」を追求するビットマインにとって、驚異的なスピードだ。

当社は、1株当たりの仮想通貨NAV(Net Asset Value:純資産価値)の上昇速度と、高い取引流動性の両面で、仮想通貨トレジャリーの同業他社をリードしている。

「5%の錬金術」とは、イーサリアム総供給量の5%取得を目指す投資戦略のことだ。米ストラテジーのビットコイン蓄積戦略をモデルにしているが、これをイーサリアムで実施している。

リー氏は、イーサリアムを選択した理由については、急速に採用が拡大しているステーブルコインなどを背景に、イーサリアムが今後10年間で最も重要なマクロトレードになることを確信していると語った。

関連:18日間で純資産が6倍、米ビットマイン会長が語るイーサリアム「5%の錬金術」戦略とは

同社によると、ビットマイン株は8日時点で、米国で最も取引量の多い銘柄の一つだ。Fundstratのデータによると、1日平均取引高は22億ドル(約3,260億円)で、米国上場銘柄5,704銘柄中25位、JPモルガン(27位)とマイクロン・テクノロジー(26位)を上回っている。

シャープリンクも30億ドルの保有を予想

シャープリンク・ゲーミング(以下、シャープリンク)も11日、新たにイーサリアム買い増しのための資金調達を発表した。

世界最大級の機関投資家を含む5つのグローバルな機関投資家と、総額4億ドル(約600億円)の証券購入契約を締結。すでに7日に発表していた2億ドル(約300億円)の資金調達とあわせて活用すると、今後のイーサリアム保有額は30億ドル(約4,450億円)を超えると予想している。

シャープリンクのジョセフ・チャロムCEOは次のように説明した。

過去1週間で約9億ドルの資金調達を達成したことは、シャープリンクのイーサリアムトレジャリー戦略に対する市場の信頼を裏付けるものだ。

こうした出資のスピードと規模は、シャープリンクへの投資家の信頼だけでなく、イーサリアムの変革をもたらす可能性に対する認識の高まりを反映している。

今回の買収契約は、1株あたり21.76ドルで登録直接募集され、2025年8月12日頃にクローズされる見込みだ。

イーサリアム相場が最近好調なことの背景としては、ビットマインやシャープリンクのようにバランスシート上でイーサリアムを蓄積する戦略を採用する企業が増えていることも指摘される。

関連:アーサー・ヘイズ、先週売却のイーサリアム買い戻し 予想外の相場上昇で方針転換か

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:02
メタプラネット、約90億円でビットコインを追加購入
株式会社メタプラネットは2025年8月12日、仮想通貨ビットコインのトレジャリー事業の一環として518BTCを追加購入。保有量は18,113BTCに達し、戦略的な財務運用が続いています。
11:00
ビットマインのイーサリアム保有量7000億円突破 「5%の錬金術」戦略進める
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が7,350億円相当を突破。100万ETH超を保有する初のトレジャリー企業になった。シャープリンクも新たに資金調達しETH蓄積を進める。
09:51
ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジン、仮想通貨決済を導入
Shift4は、ジェフ・ベゾス氏の米宇宙開発会社ブルーオリジンのニューシェパードへの搭乗に仮想通貨決済を導入したことを発表。ビットコインやイーサリアムなど対応銘柄の例も挙げた。
08:57
トランプ一族関連のWLFIトークンの財務戦略、仮想通貨企業ALT5が開始へ
トランプ一族関連のWLFIトークンの財務戦略を開始することを仮想通貨フィンテック企業ALT5が発表。資金調達を行い、総供給量の約7.5%を保有する計画だと述べている。
08:52
ビットコイン最高値圏から反落、米CPI発表を前に警戒感強まる|仮想NISHI
アナリスト仮想NISHIのビットコイン最新相場分析。過去最高値から反落の背景と今後の展望。米CPI発表前の市場心理、イーサリアムとの連動性、オプション市場動向を専門アナリストが解説した。
08/11 月曜日
19:45
エルサルバドル、新法可決でビットコイン投資銀行実現へ
エルサルバドルが投資銀行法を可決し、機関投資家向けビットコイン投資サービスが解禁となる。投資銀行の設立条件は、最低資本金5000万ドルで、25万ドル以上の資産保有者がサービスの対象となる。
18:45
トランプ政権、仮想通貨評議会高官が退任 民間復帰へ
米ホワイトハウス仮想通貨評議会のボー・ハインズ事務局長が退任し民間復帰する予定だ。同氏はトランプ政権の仮想通貨政策報告書作成をデビッド・サックス氏と共に主導していた。
09:30
アーサー・ヘイズ、先週売却のイーサリアム買い戻し 予想外の相場上昇で方針転換か
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は先週売却したイーサリアムなどの銘柄を買い戻した。短期下落予想が外れ、ETHは4,200ドルを突破して7日間で約20%上昇している。
08/10 日曜日
12:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップル裁判終結やイーサリアム関連の投資根拠分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1730万円台回復、利下げ期待で反発も来週CPI警戒|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場はFRB人事のハト派傾斜や利下げ期待で1730万円まで回復。雇用統計下振れによる景気後退懸念から一時1660万円まで下落したが、トランプ政権の仮想通貨政策やETF資金流入回復で持ち直し。来週のCPI発表がカギ。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米401k仮想通貨投資解禁の大統領令に高い関心
今週は、アーサー・ヘイズ氏と金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン下落可能性の指摘、トランプ大統領による米401k仮想通貨投資解禁の大統領令への署名に関するニュースが最も関心を集めた。
09:00
CoinPost代表と創業メンバーに聞く 事業拡大の軌跡と求める人材像とは?
創業8年を迎えたCoinPostCEOの各務貴仁氏と中辻諒氏が、仮想通貨バブルから規制強化、世界3位メディアへの成長を赤裸々に振り返る。「情報格差を埋めたい」想いから始まった小さなメディアの成長要因、ベンチャーの魅力、WebX創設秘話、そして暗号資産(仮想通貨)業界の未来ビジョンまで語る。
08/09 土曜日
20:15
ミームコイン「ドッグウィズハット(WIF)」のニット帽、1.2億円で落札
ミームコインWIFのアイコンで有名なピンクのニット帽が80万ドルで落札された。ソラナ系ローンチパッド創設者が購入し、コミュニティへの還元を示唆している。
19:50
トランプ政権、輸入金(ゴールド)へ関税課さないことを明確化の意向か=報道
米トランプ政権が輸入金への関税を課さない方針を明確化する計画だと伝えられる。米税関・国境警備局(CBP)の発表でゴールド市場が混乱していたことが背景だ。
09:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
分散型金融の知名度が高まるにつれ、ステーブルコインの取引高も増えている。本記事では「ステーブルコイン」の特徴や分類などをわかりやすく解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧