はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高値圏推移もアルトコインは上昇一服

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は、前日比+1.21%の1BTC=104,100ドルに。

BTC/USD日足

ネガティブな材料としては、米大手取引所コインベースが内部関係者を巻き込んだ標的型サイバー攻撃を受け、1億8000万ドルから4億ドル(約270億円から600億円)の損失に直面していることが明らかになった。

関連:コインベース株価7%超下落、SECの利用者数調査や顧客情報流出問題を受け

ハッカーは請負業者や従業員に賄賂を渡して内部アクセス権を取得。その後、コインベースのスタッフになりすまし、ユーザーを欺いて仮想通貨を詐取した可能性がある。

業界関係者に評価されたのはコインベースは毅然とした対応で、ハッカーからの2000万ドル(約30億円)の身代金要求を拒否。代わりに、ハッカーの背景を特定するために同額の2000万ドルの報奨金基金を設立した。

その上で、被害を受けたユーザーへの全額返金を約束するとともに、詐欺に関与した内部関係者を解雇したとされる。

その他の銘柄

米中貿易摩擦の改善に伴うビットコインの上昇の影響を受け、直近大幅上昇していたアルトコインの反落が確認された。

時価総額上位のアルトコインの中では、XRP価格の下落が目立った。

15日には、クジラ(大口投資家)によるXRP7,300万ドル相当の資金移動を伴う売りシグナルが確認されていた。

背景としては、リップル社と米SEC(証券取引委員会)による和解申立てを、連邦民事の訴訟規則に基づく適切な手続きを経ていないとしてトレス判事が却下したことが挙げられる。

ただし、この決定は和解合意自体を否定するものではなく、申立て方法の技術的な問題を指摘したものだ。

リップル社の最高法務責任者アルデロティ氏は「両社は全面的に解決に向けた合意をしており、裁判所と共に再検討することになる」と述べている。法律専門家リスポリ氏もこれに同調し、「正しいルールに基づいて再提出するだろう」と分析し、申立て準備には2〜3週間、裁判所の決定にはさらに1〜2週間かかると予測した。

訴訟問題は2020年12月に始まり、SECは当初、リップル社のXRP販売が未登録証券の発行に当たると主張した。しかし、2023年7月の判決では機関投資家向け販売は違法だが一般市場での販売は違法ではないと判断され、2024年8月には1億2,500万ドルの罰金が科され、今年4月に和解の原則合意を発表している。

NXPCにトレーダーの高い関心

最大手暗号資産取引所バイナンスが、韓国発の人気MMORPG「MapleStory」と提携した新たなブロックチェーンゲームエコシステム「Nexpace(NXPC)」のサポートを複数のサービスに追加したこともあり、NXPCの価格は5月14日の2.01ドルから翌日には3.77ドルまで急騰した。その後やや調整し、現在は2.53ドルで取引されているが、それでも過去24時間で26%の上昇を記録している。

Nexpaceの公式ホワイトペーパーによると、NXPCトークンはMapleStory Universeレイヤー1ネットワークでのガス料金(ネットワーク手数料)支払いに使用されるネイティブトークンである。また、MapleStoryフランチャイズのNFT(非代替性トークン)と交換可能な設計となっており、プレイヤーはNXPCをNFTコレクションと交換したり、逆にコレクションをNXPCに再交換したりすることが可能だ。このメカニズムにより、NFTの流通量を有機的に制御する機能も備えている。

バイナンスによる一連のサポート拡大は、ゲームとブロックチェーン技術の融合を促進する動きの一環と見られる。

関連:NXPCとは|MapleStory N対応の仮想通貨を解説|買い方・将来性

関連:ネクソンがWeb3版「メイプルストーリーN」で主力IP投入を決断した理由|CoinPostインタビュー

関連:仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選の実績と評判で徹底比較

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/16 日曜日
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米史上最長の政府閉鎖終了に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏によるビットコイン・金・銀の価格予想、堀田丸正のBitcoin Japanへの社名変更、米政府の閉鎖終了に関する記事が関心を集めた。
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧