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Kウェーブ・メディア、ビットコイン保有ゼロに 1万BTC目標から転換 AIインフラに転換

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 4月に88BTC清算、5月に残り全量を6422万ドルで売却
  • 子会社プレイ社の売却も承認、データセンター事業へ

全保有ビットコインを売却

ナスダック上場の韓国メディア・エンターテインメント企業Kウェーブ・メディア(K Wave Media)は米証券取引委員会(SEC)に6月30日付で提出した登録届出書(フォームF3)の中で、ビットコイン財務戦略を放棄したわけではないとしながらも、当面は同戦略を停止し、AIインフラ事業への投資に注力する方針を示した。

届出書によると、2026年5月6日保有する全ビットコインを合計6422万1193ドル(約104億円、1ドル=162.6円で換算)で売却したことを明らかにした。

この売却に先立ち、同社は2026年4月29日にも88BTCを清算していた。これはAnson Fundsとの証券購入契約(SPA)の修正に伴う措置で、清算資金600万ドル(約9億8000万円)は同社が発行していたシニア担保付転換社債の一部返済に充てられた。

関連記事:米上場のK-POPメディア企業、「韓国のメタプラネット」目指し710億円規模のビットコイン戦略発表

ナスダック上場のK-POPメディア企業K Wave Mediaが最大5億ドルの株式売却でビットコイン企業準備金戦略を開始。日本のメタプラネットをモデルとした戦略で株価は2倍以上上昇。

1万BTC目標からの転換

同社は2025年7月、資産運用会社Anson Fundsとの間で最大5億ドル規模の転換社債契約を締結し、既存のBitcoin Strategic Reserveとの株式購入契約(5億ドル規模)と合わせ、総額10億ドルの資金調達枠を確保したと発表していた。

国内外に先行するビットコイン財務戦略の成功事例を踏まえ、保有量を可能な限り早く1万BTCまで拡大する目標を掲げ、当時は88BTCを取得済みとしていた。

しかし2026年5月4日、同社の取締役会はコンテンツマーチャンダイジング事業を手がける子会社プレイ社(Play Company)を、旧所有者に売却する方針を承認したと発表した。

この売却は2026年7月10日に予定される年次株主総会での承認を条件としており、承認・実行されれば同社の音楽・映像関連事業への依存度は大きく下がる。同社はデータセンターやGPUコンピューティング基盤などAIインフラ関連資産への投資に軸足を移すとしている。

背景には、ナスダックの上場維持基準に関する複数の適合状況通知も影響しているとみられる。

同社は2026年1月7日付で株価の最低水準(1株1ドル)に関する基準未達の通知を、6月16日付では流通株式時価総額基準(1500万ドル)の未達通知をそれぞれ受け取っており、いずれも是正期間内での対応を進めているとしている。

関連記事:【2026年最新】仮想通貨関連の株式投資ガイド|ビットコイン保有企業・関連銘柄・ETFを解説

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