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イーサリアムに新たな独立組織が誕生、機関向けの採用を促進へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ETH財団出身者創設、ビットマインらが資金支援
  • 機関向け取り組みを引き継ぐ独立非営利組織

機関向けの採用を促進へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)で、イーサリアム財団の出身者が創設した「イーサリアム・インスティテューショナル(Ethereum Institutional)」という組織が新たに誕生した。

イーサリアム・インスティテューショナルは、L2を含めたイーサリアムのエコシステム全体の機関・企業への普及を加速させることを目的とする独立した非営利組織。イーサリアム財務企業のビットマインとシャープリンク、イーサリアムの共同創設者ジョセフ・ルービン氏などからサポートを受けて本格的に活動を開始した。

今回の内容は、イーサリアム・インスティテューショナルやシャープリンクなどが1日に発表。イーサリアムにおける大きな独立組織の創設は、研究開発組織「エスラボ(Ethlabs)」に続き、二例目であると述べている。イーサリアムでは最近、関連組織の再編や創設が進んでいる。

関連記事:イーサリアム財団が組織再編、人員を20%削減しプロトコル強化に集中

イーサリアム財団は23日、数ヶ月に及ぶ組織再編の結果として54名(全体の約20%)を削減し、プロトコル層をはじめとする5つのクラスターを軸とした新体制に移行したと発表した。投資家にとっては財団の戦略的優先順位が明確化される局面となる。

イーサリアム・インスティテューショナルが目指すのは、機関や企業がイーサリアムのエコシステムに参入したり、イーサリアムを採用したりする際の入口となること。イーサリアム財団の市場開拓チームが1年にわたって主導してきた機関向けの取り組みを引き継ぐ。

関連記事:イーサリアム財団元研究者5名が『エスラボ』設立、ビットマインらが出資し機関対応研究を推進

元イーサリアム財団の上級研究者5名が非営利研究開発組織「エスラボ」を設立した。ビットマインやシャープリンクなどETH大口保有企業の支援を受け、機関投資家のオンチェーン移行に向けたプロトコル研究を推進する方針だ。

具体的な取り組み

現在の業界の状況については、世界の大手金融機関がトークン化やステーブルコイン、オンチェーン市場をどこに展開するかの決断を下しつつあるとの認識を示した。

そして、今後数年間で下されるプラットフォームの選択は、長期的なネットワーク効果を伴う基礎的な決定となるだろうと述べている。

その上で、イーサリアム・インスティテューショナルが担うのは、機関や企業がイーサリアムを選択する際の支援をすること、機関や企業がプロダクトを構築するために必要なサポートをエコシステムから受けられるようにすることであるとしている。

具体的には、リサーチを行ってイーサリアムに関する情報を機関や企業に提供したり、通貨の「ETH」を中核インフラとして位置付けてマーケティングをしたり、機関のニーズを発見して製品の研究開発にフィードバックしたり、イベントを開催したりすることなどを最初は優先していくとした。

そして、より明確なミッション、広範な地理的展開機能、長期的な資金調達体制を備えた組織を目指すと説明。資金については、ビットマインとシャープリンク、ルービン氏、他の個人や機関の支援を受けていると述べている。

組織の立場については、エスラボと補完し合いながら、イーサリアムの次章を支えていくと説明。今回の発表を受けて、イーサリアム財団も協業することを楽しみにしているとコメントしている。

発表でビットマインのトム・リー会長は以下のように述べた。

金融機関は今、今後数十年の資本市場を形成するようなインフラに関する決断をしようとしており、イーサリアムは、この話題の中心的な立場を強固にしてきている。

イーサリアム・インスティテューショナルは、まさにこのタイミングで創設された。これから、機関や企業がエコシステムに参加したり、標準化を行ったり、採用を加速させたりできるように、信頼性が高い独立した拠点を作ろうとしている。

これは、イーサリアムが世界における次世代の金融インフラを支えるようになるための重要な一歩だ。

なお、リー氏やシャープリンクのジョセフ・シャロムCEOは、イーサリアム・インスティテューショナルの取締役会に加わる予定だと説明している。

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