はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により安全資産化|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(5/20 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。これを受け、無国籍資産であるビットコインは相対的な優位性を増し価格上昇につながっている。

関連:過去最高値目前のビットコイン、迫るゴールデンクロスが中・長期の買いシグナルを示唆

5月19〜5月20日相場状況

直近のビットコインの価格推移は、他のアセットクラスと相関関係において変化を強めている。計測期間2か月における相関係数を見ると、かつては0.8以上と高い相関を示していた米国株価指数(S&P500)との相関が現在では0.44まで低下している。一方で、安全資産である金(ゴールド)との相関係数は+0.55に上昇しており、かつて逆相関であった関係が逆転した(下画像赤矢印)。

これらの動きは、ビットコインがリスク資産から安全資産へと市場の認識が移行しつつあることを示唆するものである。加えて、ボラティリティも低下傾向にあり、市場の安定感が増している点も注目に値する。

オプション市場においては、プットコール・レシオ(PCR)が低下傾向を示しており、市場参加者の強気姿勢が強まっている(下画像黄矢印)。特に、10万5千ドルから12万ドルの価格帯において建玉が急増しており、ビットコイン価格の更なる上昇を織り込む動きが顕著となっている(下画像赤枠)。

現状分析(5/20日 AM8時)

5月に入って以降、ビットコインは上昇局面を迎えている。米国の複数の州において仮想通貨に好意的な法案が相次いで成立していることから、仮想通貨への認識の変化を通じて市場心理の好転につながっている。加えて、ムーディーズ・レーティングスによる米国債の格下げが、米財政の不安定性に対する懸念を増幅させたことで、ビットコインは金と並ぶ「無国籍かつ安全な資産」としての認識に変化しつつある。

さらに、5月27日から開催される「Bitcoin2025」カンファレンスにおいて、バンス米国副大統領による基調講演が予定されている。仮想通貨に対する政府の積極的な政策発表への期待感も、現在の市場を支える重要な材料となっている。

関連:ビットコイン上昇で10万ドル復帰圏内に、アリゾナ州の仮想通貨準備金設立など追い風

今後の重要な日程

  • 5/22日 米PMI公表
  • 5/27日 米消費者信頼指数
  • 5/27日 Bitcoin 2025、バンス米副大統領演説(~29日)
  • 過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    08:15
    投資プラットフォーム『ムームー』、仮想通貨取引を米テキサス州に拡大
    米ナスダックに上場するフートゥー・ホールディングス傘下の投資プラットフォーム『ムームー』は、仮想通貨取引サービスをテキサス州に拡大し、外部Web3ウォレットとの直接入出金機能を米国ユーザー向けに導入した。
    07:10
    米ビットコイン現物ETFが6日連続流出、アルトコインへのローテーションが鮮明に
    米ビットコイン現物ETFは5月14日以降6営業日で計15.5億ドルが流出した。2026年の累計純流入はファーサイド集計で5.36億ドル、SoSoValue集計で4.74億ドルまで縮小。アナリストは「機関投資家の需要は消えておらず、アルトコインETFへのローテーションが起きている」と指摘。
    06:25
    ETH保有企業ビットマイン、米大型指数『Russell 1000』予備リストに掲載 パッシブ資金流入の可能性
    米上場のイーサリアム・トレジャリー企業ビットマイン(BMNR)がFTSE Russellの大型株指数「Russell 1000」予備リストに掲載された。時価総額は最低基準の57億ドルを上回っており、パッシブ指数連動ファンドによる数十億ドル規模の強制買いが発生する可能性がある。
    05:45
    インドネシアがポリマーケットを遮断、予測市場を「オンライン賭博」とみなす
    インドネシア通信デジタル省は5月22日、予測市場プラットフォームのPolymarketへのアクセスを正式に遮断した。仮想通貨やブロックチェーンを用いた予測市場も賭博と判断し、関連SNSアカウントの追跡も進めている。
    05:00
    サトシ時代のビットコインマイナー、325億円相当BTCをブローカーへ入金
    オンチェーン分析のOnchain Lensは25日、サトシ・ナカモト時代から活動するビットコインOGマイナーが2650 BTCをFalconXとCumberlandに入金したと報告した。クジラはなお6000BTCを保有。
    05/25 月曜日
    20:56
    海外からのステーブルコイン決済を日本円で受領、「トレーダム ペイメント」開始
    トレーダムが22日、海外からのステーブルコイン支払いを日本企業が日本円で受け取れる決済サービスを開始。改正資金決済法の経過措置を踏まえた収納代行スキームを採用し、SWIFTより低コストな越境決済を狙う。
    15:13
    ムーンペイ、ChatGPTに仮想通貨購入機能として統合 会話の中でビットコインなどを購入
    ムーンペイがChatGPTアプリストアに統合され、チャット内でビットコインやSOLなど100銘柄超の仮想通貨をApple Pay等で購入可能になった。
    14:29
    ヴィタリック、イーサリアム財団の役割再定義を表明 ETH売却を抑制し長期存続へ
    イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、イーサリアム財団(EF)の方向性についてXで自身の見解を発表した。EFを「エコシステムの中心」から「1つのノード」と位置づけし、CROPS領域への集中とAI活用の形式検証などを優先課題として提示した。
    12:36
    テスタ×千野剛司対談レポート 資産防衛でビットコイン購入、税制改革で市場構造が変わる|Binance Japan Pizza Day 2026
    個人投資家テスタ氏とバイナンスジャパン代表・千野剛司氏がBinance Japan Pizza Dayで対談。税制見直し、ステーブルコイン、RWAなど業界の転換点を株式投資家の視点で語り合った。
    12:04
    ハイパーリキッド最高値更新 アナリストが指摘する3つの買い支えメカニズム
    仮想通貨HYPEの上昇についてアナリストが分析。ETF上場よりも、取引手数料による買い戻しなど3つの要因が価格の後押しになっているとの見解を示した。
    11:30
    ビットコインの見かけの需要、年初来最低水準に=アナリスト
    CryptoQuantのデータによると、ビットコインの見かけの需要が2025年12月以来の最低水準に低下。現物需要の回復なき先物主導の上昇には限界があるとの分析が示された。
    10:30
    韓国で仮想通貨への課税撤廃求める署名5万人超 常任委員会での審査要件満たす
    韓国で2027年1月に予定される仮想通貨への22%課税撤廃を求める署名が5万人を超え、国会常任委員会への付託要件を満たした。株式との格差に反発する投資家の声が高まっている。
    09:47
    エルサルバドル、7日間で8BTCのビットコイン追加購入 保有量7662BTC超
    エルサルバドルのビットコイン局データによると、同国のビットコイン保有量が7,662.37BTCに到達。直近7日間で8BTCを追加取得し、総評価額は約5億9,054万ドルに上る。
    08:30
    セイラー氏、「今週はビットコインでなく債券を購入」 「充電期間」と示唆
    ストラテジーのセイラー氏がX投稿で今週のビットコイン購入見送りを告白。「BitVac充電中」と次の大口買いを示唆し、市場関係者が注目している。
    08:00
    ビットコイン現物ETF「10日で9日流出」は買いシグナルか、Santimentが逆張りの論理を分析
    Santimentが5月第3週レポートを公開。ビットコイン現物ETFの10日で9日流出を個人投資家の投げ売りと分析し、MVRV・ホルダー数など複数のオンチェーン指標が積み増しの好機を示すと解説。
    今から始める仮想通貨特集
    通貨データ
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧