ビットコインをまもなく月に打ち上げ
暗号資産(仮想通貨)取引所BitMEXは5日、宇宙関連事業を行う米企業Astroboticらと協力して月面にビットコイン(BTC)を送る計画で、1BTCがロケットに搭載完了したと発表した。
This is the mission carrying our physical #Bitcoin with 1 BTC on board.
— BitMEX (@BitMEX) December 29, 2023
On 8 Jan 2024 we are going to the moon – making Bitcoin the first financial asset to live in space!
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これは、ビットコインを表わす物理的な43kgの重さがあるレプリカに1BTCのアドレスと秘密鍵を記録し、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のバルカンロケットに搭載して月に送るプロジェクトだ。
ビットコインは、ロケットで運ばれる商用月着陸船ペレグリン1号の中に積まれる。ロケットはフロリダ州の宇宙基地から8日に発射され、月面への到着は2月23日になる見込みである。
BitMEXのStephan Lutz CEOは、次のようにコメントした。
将来の世代のために保存された月面のビットコインは、人類の最も重要な革新と技術の進歩の1つを記録したタイムカプセルとなる。
この決定的な飛躍は、新たな時代の始まりにすぎない。
BitMEXは今回のミッションについて、様々な境域を超える金融システムが宇宙にまで広がる時代を作っていく上での、ビットコインとブロックチェーンの可能性を示すことが目的だとしている。
ロケットを提供するULA社は、世界最新鋭のステルス戦闘機F-22などの開発を行うロッキード・マーティン社と最大手航空機開発会社ボーイング社の合弁事業であり、高い技術力を誇る。
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ドージコイン関連の月探査ミッションも
月面探査と仮想通貨については、ドージコイン(DOGE)で資金を集めた月探査ミッション「DOGE-1」も進められているところだ。
DOGE-1ミッションは、40kgのキューブサット(小型の人工衛星)を月に送るもので、この衛星は、イーロン・マスク氏率いるSpaceX社のファルコン9ロケットに搭載される予定である。
このロケットは現在のところ1月12日に打ち上げられる見込みだ。
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ドージコインは柴犬をモチーフにした仮想通貨で当初はジョークとして作られたミームコインであるが、近年ではイーロン・マスク氏の支持などを背景にして、投機的な需要が高まった。
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ミームコインとは
インターネット上のジョークから誕生した仮想通貨、代表例はドージコイン(DOGE)。一般的な仮想通貨はそのユースケースや開発状況が重視されて価格変動する傾向がある。一方、ミームコインはその話題性が中心となり、ユースケースがなかったり、後から構築されるケースがある。
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