- Lisk CEO Max氏にCoinPostが独占インタビュー実施
- Lisk価格や予定されているリブランディング、今後の世界に対してのマーケティング等について質問しました。
内容公開の許可をして頂いたLisk社と、Lisk社CEO Max氏にこの場を借りて御礼申し上げます。
Lisk社は日本での情報発信を重視する方針とお聞きしました。
CoinPostではその力添えが出来るように、今後も日本の皆様にLisk社の正しい情報を発信出来るようなサイトを運営して参ります。
Lisk CEO Max氏インタビュー内容まとめ
- ―9月のアジアツアーから11月まで何か変わったことがありましたか?アジアツアーを終えてなにかいいビジネスアイデアなど得られることがありましたか?
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中国、日本、韓国、インドを含むアジアツアーをしました。
このツアーを通して、どれだけ多くの人がブロックチェーン技術を知っているのかを知ることができました。
インドでは10億、中国では10億以上の人が現地で暮らしています。
しかし、もちろん彼らはブロックチェーン技術の全てを知っているというわけではありません。よって、可能性は偉大です。
ただし、私たちは全世界を対象としなければならないため、対象ユーザーが多すぎることから、全ての国にフォーカスすることができないと学びました。
よって特定のターゲットを絞り、その国のローカルコミュニティに根付き、そこから拡大しようとしています。
そしてアジア市場に参入したいと望みました。個人的にも、共同創業者のオリバー・ベッドウズ氏も日本のファンなので、自然と日本のコミュニティを市場参入のターゲットに選択しました。なので私は日本に戻ってきたのです。
- ―日本の他にフォーカスしている国と理由をお聞かせ下さい。
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Lisk自体世界的なムーブメントであり、世界中で見ることができます。
現時点で日本以外には2つの国にターゲットを絞っています。
一つはドイツです。私は生まれた地であり、在住しているのがドイツだからです。
二つ目はオランダです。オランダの人は技術に対してとても洗練されていて、彼らは技術に対して他の国の方とは違ったアプローチをしています。
このようにまずは少数のマーケットにターゲットを絞り、後に拡大していくつもりです。
Liskはスイスに拠点を置くので、スイスもターゲットには入っていますが、市場の大きさは主要ターゲットに劣ります。
- ―アジアでは日本。しかし、韓国、中国、またはアメリカやアメリカ大陸のプロモーションはどうでしょう?
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今回のツアーを通して、韓国や中国のたくさんの方にお会いすることができました。
韓国では、Liskが国営テレビで放映されました。他のブロックチェーントレーダーと素晴らしい対談をすることもできました。
韓国は他の国より早くまた違ったアプローチするためターゲットに入っていますが、初段階では他のアジアの国(日本)に焦点を当てたいと考えています。
中国も同じで、厳重な規制もあり、今は昔ほど活発に活動はしていません。
オフィスに30人もいないので、我々にとってこれらの国に拡大するのは早すぎる段階にあります。
アメリカに関して正直に言えば、あまり大きな動きはありません。
ニューヨークにあるPR会社と協力していますし可能性はもちろんありますが、日本ほど訪れるわけではありません。ヨーロッパやアジアのような大きな動きがないからです。
- ― アジアツアーでLiskのリブランディングをお話しされていましたが、9月~11月で変わったこと、また今月から変わることがあれば教えてください。
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リブランディングプロセスは同じです。リブランディングは複数の段階に分けられます。
まずどのようなフィーリングを伝えたいのかを考えます。つまりブランドそのものです。
次にコンセプトです。商品を通してどのようなユーザーエクスペリエンスを与えたいのか?どのようにユーザーと結びつけるか?その後にデザインをします。
デザインの後は、開発、試験、書き換え、改善の順です。現時点でコードを書き終えましたが、まだ時間が必要です。
ウォレットに一つでもバグがあってはいけないので、慎重にブラッシングをしています。このウォレットは普通よりすこし特別なウォレットになるでしょう。
それに加え、今まで行ったことないことに挑戦もしています。
なので当初予定していた12月より時間が必要になります。
欠点のない本当に価値がある商品を提供するためです。今月22日にベルリンで行われるミートアップで日程が決まると思います。
- ― みなさんが一番気にしているのは2018年以降のLiskの価格だと思います。Maxさんはこれに対してどのように感じているのか、教えてください。
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まず価格以外の話をすると全てが上昇傾向にあると思います。
プラットフォームの機能性、ユーティリティ、特にユーザーです。
考えてみてください、固定数のコインに対して、ユーザーが増えると価額はどのように変動するでしょう。需要増加により、上がります。
正直どの程度のものかわかりません。半年後下落し、回復するかもしれません。
しかし長期的な視点でみると、ビットコインやLiskのような有望なプラットフォームの価額は上昇する一方でしょう。
これから2,3年後、ビットコインは5万ドルに値するでしょう。
もしそうでなければなにか問題がありますが。恐らくハックなど大きな問題がなければ、5万ドルに到達するでしょう。
この話題に対してはかなり話し合うのが好きなので、この私の予想に関してはかなりポジティブな見方をしています。
- ― 日本の投資家の皆様に最後に一言お願い致します。
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日本のほとんどの仮想通貨熱狂者の皆さんはトレーダーでしょう。
私が伝えたいのは、そのプロジェクト自体を見る必要があるということです。
そのプロジェクトはいいチームなのか?いい開発チームがあるか?可能性や未来性はあるか?現段階では価額やお金に集中しすぎずに、技術やプロジェクトにフォーカスしたほうが良いと思います。
なぜなら、技術が良ければ将来たくさんのユーザーを招き、今の価額の千倍になる可能性もあるからです。
もしあなたが学生なら、あなた自身でなにか作り上げる事も可能でしょうし、そうでなければ仮想通貨市場に貢献することも可能でしょう。
私からのアドバイスですが、ビットコインでなければ絶対に投資を一つの通貨に絞らないでください。
投資を複数のコインに分配すれば、倒産のリスクを回避できるはずです。
理由もなく、ある通貨の価額が急落することは、不安定な市場では十分に起こりうることです。
投資を配分し、Liskに注目しててください。また日本に来た時にお会いしましょう。
CoinPostの考察
Liskアジアツアーを終えてからも多くの場所に足を運ぶMax氏と2度に渡り直接お会いすることができました。今回はお忙しい中お時間をいただき、プライベートで13分ほどインタビューをさせていただきました。
直接Max氏そしてLiskチームのみなさんの情熱を感じるインタビューとなりCoinPostとしても日本でより多くの情報が認知されるように情報を共有させていただきます。
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